7月19日~22日
JIBT(ジャパン・インターナショナル・ビルフィッシュ・トーナメント)に参加してきました。
全国各地の強豪チームが下田に集結して開催される、国内最高峰のカジキ釣り大会です。
僕自身、ちょっと前までカジキ釣りをしてた者として、JIBTに参加するというのはある意味到達点でもあります。
今回は、バス界のレジェンドにしてJGFAアンバサダーの徳永謙三さんから、40回記念大会のJIBTにスピニングスタイルで参戦したいので手伝って欲しいとのお誘いを受けました。
スピニングマーリンの言葉に、僕は見事釣り上げられちゃいました。(笑)
”チームバスメイト”結成!
メンバーは必要最小限の3名。小人数もスピニングマーリンの特徴と考えてます。
これは面白くなりそうだ!
19日は受付と前夜祭です。
ここで問題が、、、
メンバーの一人が、前日に熱中症で緊急入院というアクシデント発生。
つまり徳永さんと僕の2名でJIBTを戦うことになってしまったのだ。 マジか!?
我がチームはチャーターボートでの参戦です。早めに現地入りして船を見せてもらう。
地元須崎港の遊漁船の「第十八天光丸」
ムムム、舷側が高い、、、ビル掴めるかな???
下田の会場に向かう。
広い下田港のあちこちに、完全武装のフィッシングクルーザーが100艇以上集結している。
こんな光景、日本中探してもJIBT以外ありえません。
前夜祭は下田漁港の荷捌き場の特設会場。生バンドが入って、かつての三崎の大会と同じ感じ。いいねぇ~
参加140チーム、参加選手650名。いやはや凄い凄い。
隣接の臨時駐車場にはヘリも数機停まってる。なんちゅう世界や・・・
会場では去年までお世話になってた伊東サンライズマリーナ組や、海外遠征仲間などと、久々に顔を合わせることが出来た。
海の仲間はイイよね!
初日のスタートフィッシング。
全てのボートが下田港の港外に出て、スタートフィッシングの時を待つ。
無線でカウントダウン。。。
”スタートフィッシング”のコールと共に、全艇が一斉にスタートを切り、思い思いのポイント目指して全速力で走りだす。
映像で何度も見た光景だけど、本物は凄い!
チャーターボートの場合、ポイント選定や操船は船長任せとなる。
今回は自分のボートじゃなので、気が楽と言えば楽だな・・・
計器類が見えないので、現在位置や水温とか流速がぜんぜんわからないまま、スローダウン。
船長、ここはどこですか? と聞くと、”トンガリだよ”って。
水色は最高です!
2名でのスピニングなので3本流しとする。
久々のカジキ釣りだなぁー
僕は自船のロゴの入ったTシャツ着込んで、気合入れて臨みました。
開始30分でカジキヒット!
カジキが横っ飛びでルアーを咥え、リールがジャーッと出て、エンジンが唸りをあげる。そして華麗なるテールウォークへと続きます。
堪らんねー!
100kgぐらいかな、このサイズなら大丈夫でしょう。
徳永さんがアングラーで、それ以外は全部僕の仕事。 船長は操船以外は手を出さないルール。
漁船なので船首でファイトする。
良く走るカジキだが、さすがの徳永さん、安定したファイトで魚を寄せてくる。
ファイトタイム20分ぐらいでリーダー取って、なんとかビルも掴めました。
予め手近に置いてたタグ棒取ってタグ打ち完了!
船長の目測で推定90kgとする。
舷側高さの関係でフックまでは手が届かないので、リーダーカットしてリリース。
JIBT初参戦にて一発でカジキキャッチできました!
大会ファーストポイントは逃したが、かなり早い時間でのキャッチでした。
ヒットからT&Rまで、特にドタバタにもならず上手く行ったと思います。
写真撮る余裕がちょっと無いのが残念かな。タグの写真は徳永さんが撮ってました。
その後すぐに2本目がストライク。
ちょっとデカくて120kgサイズ。やたらテールウォークしまくる元気いっぱい君。
ファイト初めて3分ぐらいでフックオフ。
んーーー、残念!
そのまま1日目終了。
初日の我がチーム、0-1-1
ヤッタネ!
なんとまあ、この日はカジキラッシュとなり、40本がランディングまたはT&Rされました。
とんでもない大会になりそうです。
2日目、船長は昨日と同じトンガリでタコ粘り。
周りではヒットコールが出るも、我がチームは沈黙・・・
0-0-0
3日目、船長はこの日も一日中トンガリでタコ粘り。。。
デッキに居る我々には無線は聞こえないし、プロッターや水温計も見えないため、情報不足で戦略を立てることが極めて困難です。
水色と流れは最高なんですがね・・・
この日も我がチームは0-0-0
そして14:00のストップフィッシングの時を迎えました。
結局、3日間我がチームはずっとトンガリに居た訳で、これが漁師の攻め方なんでしょう。実に興味深いです。
初日の我がチームのお立ち台での一コマ。
真ん中でしゃがんでるのが天光丸の船長です。
この僕がJIBTのお立ち台に立つ日が来るとは思わなんだよ。
The 40th JIBT 3日間で80本のカジキがキャッチされました。
JIBT史上で過去最多記録だそうです。
そんな時に参加できたとは、僕はなんという幸運でしょう。
ましてや、一本獲れたし。
この機会を与えてくれた大会に感謝です。
下図は大会通してのヒットプロット。
傾向が良く分かりますね。
この夜は東急ホテルで表彰パーティー。
優勝はブルファイター。
おめでとうございます。
JIBTの場でスピニングマーリンの結果が出せたことも、個人的には感慨深いものがあります。
今回のタックルとヒットルアー。
カジキゲームはやっぱ面白い!