シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

今年も終わりですね

2013年12月30日 22時58分04秒 | シーバス
12月30日

まったくもって、一年は早いですね。
”釣り収め”ってほど気持ちを込める訳じゃないけど、〆はシーバスかなって感じでやってきました。

まづは昨日の夕方、三浦へ出掛けた。
場所は何所でも良かった。ただただ、シーバスの居る場所でルアーをキャスト出来ればよい。

伊豆半島に沈む夕日が奇麗だったので、夕日の絶景ポイントの磯へ入る。
12fのシーバスロッドを久々に振り回しました。波もないのでマル狙いかな。



三浦から眺める夕焼けは、ほんとうに奇麗。
とっぷり日が暮れたところで終了。ノーヒットでした。


そのままマリーナへ行く。
シーブレインへ行くのは何ヶ月振りだろう。
秋口にオイルクーラーに不具合が発生して出航不能になってしまった。
その後、台風連発でグズグズしているうちに冬になっちゃいました。年内には直そうと角屋メカと話してたんだけど、年越しとなってしまいました。



夜更けにマリーナに到着。星が奇麗です。
ボートヤードを進んだ先にシーブレインが見えたときは、ちょっと懐かしかったな。
周りを一回りして異常なし。片手で船体を軽くポンポンっと叩いてご挨拶。

船内にはまだカジキタックルが並んでた。
今年はあまり乗らなかったな。来年はこの船にもっと乗ろう。
ほっといてゴメンネって思いを込めて、一晩シーブレインで過ごしてきました。

一晩明けて、再び磯に入る。
ここは多少波っ気がありサラシも出てる。
今年の仕上げはヒラスズキだな。



約2時間、サラシの中をキャストしたが、ノーヒット。
僕には、大昔の12fロッドをこれ以上振り続ける腕力がありませんでした。
ヤワになったもんだなぁ・・・

まあ、こんなものでしょう。今年はここまで。
気持ちの良い場所でルアーを投げているだけで、なんとも心地よくて仕方のないキョウコノゴロです。

今年もいろんな釣りをやってみました。
雷魚のビッグバイトには痺れたし、イトウの新規ポイント探しは味わい深かった。
すべての釣りが面白くて仕方ありません。

今年も大変お世話になりました。
来年も心に残る釣りをたくさんしたいと思います!

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イシダイ五目

2013年12月26日 22時10分17秒 | オフショアの釣り
12月26日(木)
恒例となった剣崎の「育丸」釣行に行ってきました。
今回のお題は「イシダイ五目」。近年、東京湾の風物詩となった感がありますね。
同行はmm17さん、Kさん、Shikanoさん、そして始めてご一緒したNakamuraさん、Watabeさん、&僕の6人での仕立て。
僕にとっては、年に数度しかやらない貴重なエサ釣りでもあります。

6時半、剣崎間口港を出航。ポイントは目の前の松輪瀬。
釣り方はコマセ釣り。80号のビシに2本針。コマセも付け餌もオキアミです。これなら誰でも楽しめる釣り方ですね。
もっとも磯釣り師から見たら、磯の王者イシダイをアジ・サバと一緒にすんな!ってなもんでしょう。(笑)

この松輪瀬には、他にカラス貝を使った超繊細なイシダイの掛かり釣りがある。僕もやった事があるが、カワハギ以上に繊細な釣りで、これはマニア向けの釣りだ。


【今にも雨が降りそうだが、沖釣りは風が無いのが何より。】

開始早々、僕の一投目は何故かクロムツ。その後は30~40cmの中アジ連発。
船中こんな感じでスタート。
そのうち、中小のイシダイも上がり出す。
他には、カワハギ、イサキ、マダイ、いきなりギュイーンと竿を絞り込むのはイナダ。これぞまさに五目釣り。



まぁ、こんな感じで結構釣れます。
ただ、エサ取りがもの凄く多く、仕掛けを静止させたらものの10秒ともちません。常にしゃくり上げる様にしてエサ取りを交わしつつ、本命を狙うというわけです。


【釣れて来るイシダイのサイズは15cmから30cmぐらいだ。】

僕はというと、スタート1時間ぐらいでもう数釣りはいいかなって感じで、それ以降はコマセを使わず、付けエサのみでアタリを楽しむ。
さらに、エサ取り対策をあれこれ考えた。仕掛けを詰めたり、エサの付け方を工夫してみたりと、現場の限られた条件の中での試行錯誤が結構面白い。これもまた釣りの楽しみ方の一つですね。



心配した雨も最後まで持ったし、皆さん釣果も充分。
昨年不発だったイシダイですが、今回はいっぱい釣れてリベンジ成功。

これにて本年の釣り収めとするかはまだ分からんけど、年末釣行大成功でございました。

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プチ雪山歩き

2013年12月23日 23時24分10秒 | 山遊び
12月23日(月)
三連休の最終日、日頃なまった体に活を入れようと山へ行くことにした。
普通に登っても面白くないので、今回は雪の上を歩いてみようかと。

厳冬期の2000m級は洒落にならないので、お手軽雪上ハイクという感じで箱根の金時山へ行ってみることにした。
金太郎伝説で有名な山です。
初心者にも人気の山だが、僕は登ったことが無かった山だ。


【金太郎があちこちに居ます。】

雪で足柄峠までは車で上がれなだろうから地蔵堂から沢伝いに登るつもりだったが、なんか峠まで行けちゃいました。
もう一度車で下ってから、また歩いて登るのも何かアホらしいしので、ありがたく足柄峠から山に入ることにする。


【足柄峠から見た金時山】

8:30 足柄峠を出発。気温0℃。時おり小雪が舞う天気だ。
広い登山道は日陰に雪が残っている程度だったが、20~30分歩くと完全な雪道になった。
ここで僕は6本爪の軽アイゼンを装着する。



俄然歩きやすい。ザクザクと雪を踏みしめ軽快に飛ばす。大人になっても雪道って楽しいんだよね。



展望の開けたところで小休止。するとどうでしょう、それまでまったく視界が利かなかったのに、サッと雲が切れ、その雲の切れ間に富士山の頂が見えた。ほんの2、3分の出来事でした。


【お~ 富士山 こいつが見えるとなんか嬉しくなりますね。】

本格的な登りが始まる。東京近郊のメジャー登山道の常で、ここも石の階段が造られている。これって、自分の歩幅で歩けないので嫌いです。
さらに急な所は手摺付きの鉄の階段が設置されてました。アパートの外階段登ってるみたいです・・・



しかしこの登り、結構きついです。普段の運動不足から呼吸が乱れる乱れる。
登山道はずっと雪が付いているのでアイゼンはよく効きました。これ、雪が無い方がキツイかも。


10:27 金時山 1213m  初登頂!(笑)

山頂には10人程度居たかな。ガスってて自慢の眺望はまったくありません・・・
昼飯食べるのも早いので、山頂で一服してそのまま来たルートを下山しました。


【登頂! 富士の絶景は見えません。】

この時間帯になると、下から登ってくる登山者と結構すれ違うようになる。8割方が60才代かな。ブームとはいえ凄いですねぇ。

驚くことに、約半数の登山者がアイゼン無しで、おっかなびっくり登ってくる。
アイゼンの着け方が分からず仲間に付けて貰う人や、途中で外れちゃってる人も居る。
まあ、この程度の山ならノンアイゼンでも登れるっちゃあ登れるでしょうが、当然雪だから滑りますわな。下りは相当怖いと思いますよ。
皆さんモンベルで一式揃えました的な感じで身を固めていますが、なんちゅうか山の怖さを知らずに来ちゃってる感じです。
やはり中高年登山ブームは、ちょっとヤバイなぁって思いました。

昼前には足柄峠に帰着→14時帰宅。 楽だねぇ~

本日はお手軽な雪山歩きが楽しめました。
次は冬型が決まった日に、富士山眺めに来ようかな。

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川崎沖堤 再び

2013年12月21日 22時43分23秒 | シーバス
12月21日(土)

オカッパリシーバスを求めて、川崎沖堤に行ってきた。
同行はmm17さんです。

朝5時、渡船は横浜山下橋の桟橋を出発。
早朝というより完璧な夜です。空気はキーンと冷え込んでいて、エンジンを始動したばかりの渡船のデッキは、夜露が凍り付いてキラキラ光ってた。真冬の釣りの1コマですね。

6番っていうのかな、我々は長大な堤防の一番北の端に上がる。
先ずは誰も叩いていない堤防の際にミノーを通す。あちこちやってみたがヒットなし。

だんだん夜が明けてきた。
刻々と変化する早暁の色合いは感動的だ。今日一眼レフを持って来なかったのが悔やまれる。



夜明けと共にバイブレーションに切り替え様々なレンジを探るが、ノーバイトの時間が続く。

一方、mm17さんはロックフィッシュ狙いに徹し、良型のカサゴを順調にゲットしてる。
流石です。



堤防沿いにトウゴロウの群れが回遊を繰り返しているが、フィッシュイーターに追われている様子はまったく無い。
ここにシーバスが居ないわけは無いが、さりとてベイトに付いてシーバスの群れが大量に入っているという感じでもない。

後半はボトム付近を主体にリフト&フォールを織り交ぜ丁寧に探ったけど、残念ながら最後までノーバイトでした。

この川崎沖堤に乗るのは二度目だけど、とにかくガラ隙です。
釣れても釣れなくても、自分で好き勝手に動き回る釣りが好きな僕にとって、ここはかなり好きな釣り場です。混みあう釣り場ってストレス溜まりますものね。



今日は風も無く、お日様に照らされてポカポカと気持ちが良い。
11時、迎えの船が来て終了。
堤防全体ではシーバスは何本か上がったようです。

僕は今回もノーヒット。どうも昨年辺りからオカッパリシーバスの打率が低迷しちゃってます。ざっくりした記憶では、7、8回出撃して1~2本程度だと思います。
原因はおおよそ察しがついてる。最新情報とは無関係に、気の向くまま、気持ち良く釣りの出来る釣り場に出掛けているからだろう。

でもね、ノーヒットの日々が続こうとも、シーバス釣りが嫌いにならないから不思議なものだ。
あれこれ推理しながらルアーをキャストしていることが、昔も今も楽しくて仕方ない。

年内、もう一回ぐらいシーバスを求めて何処かへ出掛けたいと思ってます。

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雪だし・・・

2013年12月17日 00時24分53秒 | 山遊び
一夜明けて片品村へGO!

って、関越道、思いっきりチェーン規制だし。。。

下道走って沼田まで来たら、すでに街中も雪積もってるし。。。

片品村はもう立派な雪国。。。



道路の除雪、間に合ってないし。。。



山、雪だらけだし。。。

久々に 雪、沢山見ました。
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上越国境

2013年12月15日 19時15分30秒 | 山遊び
週明けは仕事で群馬の奥く~の方に行くので、折角だから前日の日曜日つまり今日現地入りして、積雪期の谷川岳を間近から眺めてみようと出掛けてきた。
勿論こんな時期に上には登りませんよ。沢沿いのルートを軽くスノートレッキングするつもりでした。

しかーし、本日大雪で水上から奥は無理っぽい。
冬山での無理無茶は禁物です。
今日は山に入るのは止めて手前の渋川泊まりにしました。この辺は温泉いっぱいあるから良いよね。
写真は夕方の榛名山。稜線は風が強そうです。

明日は片品村まで行きたいんだけど、道路の除雪済んでますよーに(願)
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師走だねえ

2013年12月14日 01時09分01秒 | 釣り以外のエトセトラ
 

この一週間、会食続きで、ブログ追いつきません。

もう先週のことだけど、学生時代の友人たちと中伊豆の嵯峨沢温泉に一泊してきた。

テメンゴールから帰国して三日後だったので、紅葉と温泉がことのほか心に沁みたなぁ。

帰りがけに三島の鰻も食べました。久々です。


それにしても、連日連夜よう食べてます。

明日は少し運動しよ。

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マレーシア テメンゴール遠征(後編)

2013年12月10日 00時43分15秒 | 海外遠征
12月2日(月)

この朝も雨模様の中でスタート。
僕はKomaさんと乗船、キャプテンは「なで肩」。今回は結構ジャングルの奥深くに切れ込んだ水路に入り込む。



高木の上で小振りの猿がギャーギャー騒いで樹をゆする。リアルジャングルだ。



Komaさんはエサメイン、僕はルアーオンリーで攻める。
エサ釣りは、呼吸ライズに合わせてナマズを放り込みリールをフリーにする。
トーマンが食えばラインが走るので、10秒ぐらい送り込んだ後にオリャーっと合わせる。
上手く行けば立ち木に巻かれずに豪快なファイトが味わえるという流れ。

【エサのナマズ。15cmぐらいです。】





で、見事にトーマンをキャッチして見せてくれました。バラシも含めて3、4発食わしてました。



この回、僕のルアーにはノーバイト。エサの圧勝でした。


午後の部です。
僕はIchinokawaさんと乗船。キャプテンは午前と同じ「なで肩」。
この回は平凡なポイントばかりを探る展開となり、呼吸もベビーボールもまったくと言って良いほど出会えなかった。

その代わり、先ずはキングコブラのベビーが登場。
本体は良く見えないが波紋だけどうぞ。(バチ抜けみたいだけど一応コブラです。。。)↓ ↓ ↓


そして、ついに出ました 野生のゾウ! ↓ ↓ ↓


・・・って、見えてませんよね。
実はこのとき、この密林のほんの10mか20mぐらい奥を、バキバキと枝をへし折りながらゆっくり歩いている音がするんです。で、たまにブフォーってな鼻息音を鳴らしたりしてます。
こっちはボートに乗ってるからそんなに危険は無いんですが、まあ、僕らは野生のゾウが居るような所に来てるという訳です。

ボートで移動中、かなり野趣に富んだ生活をしている集落も見掛けました。陸上に道は無さそうなので、水上移動で生活しているのでしょう。アジアンテイスト満開ですね。





午後の部はアジアの熱帯雨林探検ツアーみたいな感じで良かったですが、釣り的には殆どダメダメっす。
どうやらトーマンの濃い場所と薄い場所が、はっきり分かれているようだ。
あと、朝一と夕方は(居れば)活性が上がるのと、やはり雨はヨロシクないようだ。


12月3日(火)
なんやかんや言って釣り最終日になっちゃいました。僕はまだキャッチしてないし・・・(汗)
午前船はKawanaさんと同船です。キャプテンは「軍曹」。三日間の釣りの結果、実は彼が一番上手いという事が乗船したメンバーの一致した評価だ。


【森の人「軍曹」】

僕は最終日にして、始めて真のエースキャプテンのボートに乗れましたわ。(笑)
でも、今日は雨が本気モードで降ってる。マズイ・・・

朝一のポイントは、今まで一番魚っ気があったドチャ濁り合流点に行く。
おー! 出てます出てます。方々で激しい呼吸ボイルです。

僕はどうしてもこの魚をトップで釣りたくてバズベイトをチョイス。水中視界ゼロなので音でアピールする作戦。

ドバッ!
出たー!!

瞬殺アワセも決まったー!!!
ゴガガガンというトーマン特有の激しい首振りと、信じられないスピードで暴れまわる。
まさにアジアの暴君。

お遊びは無しだ。こちらも強いファイトで応じる。
船べりでの激しい突っ込みもかわし、無事ネットイン!



おっしゃー、トーマン キャーッチ!!!

ついにトップでしてやったっす!
これは納得の一匹。 嬉しいっす!

Kawanaさんもバズで獲った。
いいよねー、こういうの。



僕はバスベイトは終了とし、ペンシルを投げ倒す。
出そうなんだけど、出切らない。 やがてボイルも無くなり、その後は待っても、投げても沈黙してしまった。いよいよ雨も土砂降りになってきた。



ほんとうに、トーマンって奴は地合いとか天候の変化に敏感な魚のようだ。
しかしヤッタネ、納得の一本 いただきました!


最終の午後便。
今日はペナンまで引き上げるので、16時にハウスボート帰着なので短時間勝負だ。
僕はRamさんと乗船。キャプテンは「なで肩」・・・よく会うね。(笑)
Ramさんは今回のツアーではまだトーマンを仕留めていない。頑張りまっしょい!

雨は依然土砂降り。
僕はディープクランク(DEEP-X300)で深みを探っていたら何やらヒット。弱くは無いがトーマンのような凶暴なファイトではない。
上がってきたのは初物のスパロー(現地名)、正式名称は知らないがパーチ系ですね。Ramさん曰く、でかい方だそうだ。



暫く沈黙の後、ラムさんついにヒット!
トーマンだ。
船べりの突っ込みを何度か交わし、僕がネットイン。
ヤッタネー! Ramさん、オメデトウ!!!



トーマン全員キャッチ達成で凱旋帰港しました。



これにて釣り終了ー。
ハウスボートに戻りササッと帰国の準備です。衣類の全てがびしょ濡れですが・・・

そういえば、今回テメンゴール滞在中に一回も太陽を拝んでないです。
奇麗な写真を撮ろうと持ち込んだ一眼レフもずっと防水バックの中。
勿論日焼けしてません。 真ん中の軍曹↓とは顔色がぜんぜん違いますね。



18時にハウスボートを降り、我々は来た時と逆のルートでペナンまで車で戻る。この晩はペナンで一泊だ。
ホテルに着いたのは21時。
ホテルで熱いシャワーを浴びるとさすがに生き返る。ついさっきまでジャングルに居たのがウソのようだ。
この手のギャップにいつも戸惑いを感じる。僕はどちらが好きなんだろうか?



Ramさんの友人でペナン在住のアレックス氏のアテンドで、ジョージタウン(世界遺産)周辺を案内してもらう。
この晩は異国情緒に包まれつつ、ホテルのベッドでぐっすり眠る。

翌朝、我々はペナンからクアラルンプール、羽田へと一気に飛ぶ。実にイージーだ。
23時、羽田に帰着、解散。

週末+三日間の休暇でこれだけの事が出来るのだから、素直にあり難い事だと思います。
同行の皆さん、大変お世話になりました。


【使用タックル】
ロッド:ヘビークラスのバスロッドでOK。飛行機の関係で2ピース以下は必須。
ライン:PE4号以上。
スピニングタックルでも可能。オープンスペースなんかは飛距離も出て良いんじゃないかな。僕はカーペンター63にセルテート3000+PE2号。(メーターシイラを余裕で獲れる位のタックル強度が目安かな)
リーダー:40LB(歯がスルドイです)

ルアー:枯れ木などの複雑な場所ではスピナベ、如何にも出そうな時はバズベイトやペンシル(XPOD)、気分転換にディープダイバー(DEEP-X300、MM13)といった感じで使い分けた。

特別難しい釣りではないが、さりとて簡単でもない。走らせたら獲れません。
ジャングルクルーズしながら、バスと雷魚とシイラとシーバスを混ぜ合わせたような感じの釣りです。
ね、面白くない訳が無いでしょ!(笑)


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マレーシア テメンゴール遠征(前編)

2013年12月08日 18時36分20秒 | 海外遠征


雷魚界の頂点に君臨するジャイアントスネークヘッド(マレーシア名:トーマン、タイ名:チャドー)。
昨年3月のマレーシア・レイクケニール遠征を皮切りに、その後タイ・釣堀&野池遠征と修行を続けた。
今回、トーマン釣りの仕上げとして、マレーシアのテメンゴール遠征を敢行した。

メンバーは、日本からはOkumuraさん、Kawanaさん、Komaさん、Ichinokawaさん、僕の5人。現地でシンガポール在住のRamさん、マレーシア在住の”先生”と合流。総勢7名で「テメンゴール作戦」は決行された。

テメンゴール湖は1970年代に造られたダム湖で、その湖面(湛水面)は南北80kmに及ぶ巨大湖。
その周囲は熱帯雨林にびっしり囲まれている。
今回我々は、その巨大ダム湖の北端部までハウスボートを進め、そこをを拠点に樹枝状に広がるダム湖の奥地を4艘のボートで攻める計画。
この北部一帯は保護区となっており、厳しく自然が保護されている。我々は事前にこのエリアで釣りをする許可を得てのフィッシングトリップだ。

現地での釣りは四日間。
結果はまずまず。 以下は日記でーす。


11月29日(金)
仕事を終え、21時に羽田集合。
23:55 Air Asia D7 523便は定刻通りマレーシア・クアラルンプールに向かって飛び立った。

今回始めて利用したLCCのエア・アジアは、搭乗料金以外は、機内食から水、ブランケットに至るまで全て有料オプション。きわめて合理的です。
久々の海外脱出のワクワク感を味わいつつ、夜間飛行の眠りについた。
中国の防空識別圏は通らないよね zzz


11月30日(土)
翌朝、クアラルンプールに到着。すぐに国内線に乗り替え、昼前にはペナンに到着した。夜間移動は時間の無駄が無くてgood。
全員の荷物も無事到着した。海外乗り継ぎの場合、荷物が無事に着くかいつも不安がよぎるものだ。
むせ返るような暑さに身構えて来たが、着いてみると現地はどんよりと曇り全然暑くない・・・

空港からは車で約3時間のドライブで、テメンゴール湖畔のジェッティー(桟橋)に到着した。
桟橋には、今回我々が4日間寝泊りするハウスボートが繋がれていた。



ハウスボートの構造は実に単純で、ドラム缶を繋げた様な鋼製のイカダの上に木造2階建てのバラックが乗っかっているだけ。一階部分は台所とサロンスペース。二階には4室の小部屋(ツインベッドルーム)という造り。まあ、充分っちゃあ充分です。
現地人クルーが6、7人乗り込んでいる。
このハウスボートに、釣り用の船外機ボートを4艇括りつけて移動するという感じです。





即乗船し出航。ハウスボートにはディーゼルエンジンが付いていて、2~3ノットのゆっくりした速度で自走する。
2時間ぐらい移動した辺りでハウスボートは泊地に到着。早速初日の釣り開始です。
船外機ボートは7人に対し4艇あるので、二人づつ乗って一艇は一人乗船。じゃんけんで最初の一人乗りは僕となった。海外遠征での一人チャーターとは実に豪勢だ。(笑)

さて、釣り開始です。
空はどんよりと曇り、小雨が降ったり止んだりの状態。少々肌寒いぐらいで、ロンTにレインジャケットでちょうど良いぐらいだ。



僕のボートのキャプテンは一番若い奴で、我々は「なで肩」と呼んだ。



水位がやや低く水面がブッシュラインより下のため、カバー打ちという感じではない。だた、事前情報の通りそこら中に立ち枯れの木が乱立しており、ヒットしても巻かれる率が高そうだ。
トーマンの狙い方は、主にベビーボール打ち、呼吸打ち、ブラインド打ちの3パターン。僕の経験上、釣り易さもこの順のように思う。
逆に、僕が面白いと思うのはブラインド、次が呼吸。ベビーボールはさして面白いとは思えないが、この辺は個人の好みでしょう。


【これがトーマンの呼吸ライズ。ここに間髪入れずルアーを投げ込む。】

僕はブッシュや立ち木の際を狙いたいので、スナッグレス性に優れたスピナベからスタート。
ストラクチャーへキャストしながらも、常に周囲に目をやり、呼吸が出たらそこへ秒速ピンポイントキャストでルアーを撃ち込む。
基本、この繰り返し。

しかし、ケニールに較べ呼吸が極端に少なく、ベビーボールに至っては殆ど無し。
若いキャプテンは「雨が降るとトーマンは水面に出てこないんだ」と、悲しげな顔で僕に言う。
本当かなぁ、、、と思いつつも、確かに水面への反応は出ない。

薄暗くなってきた頃やっと呼吸ライズが出始めた。僕はペンシルベイト(XPOD)にチェンジして水面をドッグウォークさせる。
岸際の倒木とかレイダウンに狙いを絞りペンシルを投げ込んでいると、ドバッと水面が炸裂してトーマンがルアーに襲い掛かった。

残念、フックに触らず。
この日は、このワンバイトのみだったが、やっぱトップはエキサイティングだ。 面白いっす!

暗くなる直前にハウスボートに戻り、その後夕食。これが以外に旨い。



22時には就寝。


12月1日(日)
6時起床。朝食を済ませ7時前には釣り開始。無駄が無くて実に良い。
午前午後で毎回乗船者とキャプテンをシャッフルした。この回、僕はOkumuraさんと組む。キャプテンは「Mr.顎ヒゲ」。
この日もどんより曇り、小雨が降ったり止んだりで相変わらず肌寒い。



全艇、朝一番はドチャ濁りの支流合流点に入る。合流部には流木ゴミが大量に浮いており、その周辺でトーマンの呼吸ボイルが結構見える。いいんじゃないのぉ!
僕は手堅くスピナベを投入。
ややあって、ガツンと強烈なヒット!

キター!!!
フックアップも成功。

トーマン特有の強烈な首振りファイト、、、 が、数秒後・・・ フッと軽くなる。

PE4号のメインラインが途中で切れました・・・
たぶん、大量のゴミの中を引いているうちに、ラインに傷が入っていたのだろう。
ウゥゥ、残念。。。

徐々に呼吸も減少し、その後各所を転戦するもパッとしないまま午前の部終了。
朝一のみが良かった。

ハウスボートに戻ると直ぐに昼食が運ばれてくる。クルーの動きは悪くない。
夜のシャワーは寒いのでこのタイミングで水シャワーを浴び、その後はマッタリと昼寝をむさぼる。 アジアンタイム、快適だ。


15時、午後の部スタート。
この回はKawanaさんと乗船。キャプテンは「Mr.エース」。(ここまでの評価では彼が一番腕が良さそうだった)
今度は立ち木が密生したポイントに全艇集結。ここも呼吸が結構出るが、如何せん立ち木が多くてジャストポイントになかなか投げ込めない。トーマンは呼吸で水面に出た直後に急潜行するため、一瞬の遅れでもヒット率は激減してしまう。



ここら辺りでルアーに見切りを付け、生きエサの泳がせ釣りをするメンバーも出始めた。
泳がせはヒット率は断然高いものの、充分食い込ませるためラインを送り出す。その結果掛けた後の立ち木への巻かれ率も相当高い。
僕はトップの興奮を味わいたくルアー一本やり。同船のKawanaさんもルアーのマシンガンキャストを繰り返してる。
ルアーも泳がせも面白い事には変わりなし。お好み次第でしょう。

結局このポイントでもヒットを取れず、その後各所を転戦。相変わらず呼吸やベビーボールが少ない。
曇りの時間が減り、常に小雨~本降り状態だ。

夕方、ここに居なきゃ何所に居るのって感じのブッシュにペンシルをぶち込む。
一歩間違えれば根掛かり必至の難しいポイントだが、キャスティング好きにはこれもまた楽しい。
で、イイ感じの所にルアーをねじ込んだ瞬間、、、ドバンと出ました!

オゥ! またしても魚はフックに触らず。
フーッ、痺れますね。

でも、かなり満足度の高い一撃でした。

夕食後の反省会では、明日以降の対策を見出すべく、皆かなり熱く語る。
ラムさんや各キャプテンの言うとおり、雨が降るとトーマンは水面に出てこなくなるというのは事実のようだ。



この時点で、メンバーの半数はルアーないしはエサでトーマンをキャッチし始めた。
僕はというと、強烈なバイトなどエキサイティングな釣りを楽しんではいるものの、まだキャッチには至っていない。

夜になっても、相変わらず雨が降り続いている・・・ 後半、大丈夫かオレ?

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