シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

JIBTに行ってきました!

2018年07月24日 18時37分43秒 | カジキ
7月19日~22日

JIBT(ジャパン・インターナショナル・ビルフィッシュ・トーナメント)に参加してきました。
全国各地の強豪チームが下田に集結して開催される、国内最高峰のカジキ釣り大会です。
僕自身、ちょっと前までカジキ釣りをしてた者として、JIBTに参加するというのはある意味到達点でもあります。

今回は、バス界のレジェンドにしてJGFAアンバサダーの徳永謙三さんから、40回記念大会のJIBTにスピニングスタイルで参戦したいので手伝って欲しいとのお誘いを受けました。
スピニングマーリンの言葉に、僕は見事釣り上げられちゃいました。(笑)

”チームバスメイト”結成!
メンバーは必要最小限の3名。小人数もスピニングマーリンの特徴と考えてます。
これは面白くなりそうだ!


19日は受付と前夜祭です。
ここで問題が、、、
メンバーの一人が、前日に熱中症で緊急入院というアクシデント発生。
つまり徳永さんと僕の2名でJIBTを戦うことになってしまったのだ。 マジか!?

我がチームはチャーターボートでの参戦です。早めに現地入りして船を見せてもらう。
地元須崎港の遊漁船の「第十八天光丸」


ムムム、舷側が高い、、、ビル掴めるかな???

下田の会場に向かう。
広い下田港のあちこちに、完全武装のフィッシングクルーザーが100艇以上集結している。
こんな光景、日本中探してもJIBT以外ありえません。



前夜祭は下田漁港の荷捌き場の特設会場。生バンドが入って、かつての三崎の大会と同じ感じ。いいねぇ~
参加140チーム、参加選手650名。いやはや凄い凄い。
隣接の臨時駐車場にはヘリも数機停まってる。なんちゅう世界や・・・

会場では去年までお世話になってた伊東サンライズマリーナ組や、海外遠征仲間などと、久々に顔を合わせることが出来た。
海の仲間はイイよね!





初日のスタートフィッシング。
全てのボートが下田港の港外に出て、スタートフィッシングの時を待つ。

無線でカウントダウン。。。

”スタートフィッシング”のコールと共に、全艇が一斉にスタートを切り、思い思いのポイント目指して全速力で走りだす。
映像で何度も見た光景だけど、本物は凄い!



チャーターボートの場合、ポイント選定や操船は船長任せとなる。
今回は自分のボートじゃなので、気が楽と言えば楽だな・・・

計器類が見えないので、現在位置や水温とか流速がぜんぜんわからないまま、スローダウン。
船長、ここはどこですか? と聞くと、”トンガリだよ”って。
水色は最高です!

2名でのスピニングなので3本流しとする。
久々のカジキ釣りだなぁー
僕は自船のロゴの入ったTシャツ着込んで、気合入れて臨みました。



開始30分でカジキヒット!

カジキが横っ飛びでルアーを咥え、リールがジャーッと出て、エンジンが唸りをあげる。そして華麗なるテールウォークへと続きます。
堪らんねー!
100kgぐらいかな、このサイズなら大丈夫でしょう。

徳永さんがアングラーで、それ以外は全部僕の仕事。 船長は操船以外は手を出さないルール。

漁船なので船首でファイトする。
良く走るカジキだが、さすがの徳永さん、安定したファイトで魚を寄せてくる。



ファイトタイム20分ぐらいでリーダー取って、なんとかビルも掴めました。
予め手近に置いてたタグ棒取ってタグ打ち完了!
船長の目測で推定90kgとする。

舷側高さの関係でフックまでは手が届かないので、リーダーカットしてリリース。

JIBT初参戦にて一発でカジキキャッチできました!

大会ファーストポイントは逃したが、かなり早い時間でのキャッチでした。
ヒットからT&Rまで、特にドタバタにもならず上手く行ったと思います。
写真撮る余裕がちょっと無いのが残念かな。タグの写真は徳永さんが撮ってました。

その後すぐに2本目がストライク。
ちょっとデカくて120kgサイズ。やたらテールウォークしまくる元気いっぱい君。
ファイト初めて3分ぐらいでフックオフ。

んーーー、残念!

そのまま1日目終了。
初日の我がチーム、0-1-1
ヤッタネ!

なんとまあ、この日はカジキラッシュとなり、40本がランディングまたはT&Rされました。
とんでもない大会になりそうです。


2日目、船長は昨日と同じトンガリでタコ粘り。
周りではヒットコールが出るも、我がチームは沈黙・・・
0-0-0






3日目、船長はこの日も一日中トンガリでタコ粘り。。。
デッキに居る我々には無線は聞こえないし、プロッターや水温計も見えないため、情報不足で戦略を立てることが極めて困難です。
水色と流れは最高なんですがね・・・

この日も我がチームは0-0-0
そして14:00のストップフィッシングの時を迎えました。
結局、3日間我がチームはずっとトンガリに居た訳で、これが漁師の攻め方なんでしょう。実に興味深いです。


初日の我がチームのお立ち台での一コマ。
真ん中でしゃがんでるのが天光丸の船長です。
この僕がJIBTのお立ち台に立つ日が来るとは思わなんだよ。




The 40th JIBT 3日間で80本のカジキがキャッチされました。
JIBT史上で過去最多記録だそうです。

そんな時に参加できたとは、僕はなんという幸運でしょう。
ましてや、一本獲れたし。
この機会を与えてくれた大会に感謝です。

下図は大会通してのヒットプロット。
傾向が良く分かりますね。




この夜は東急ホテルで表彰パーティー。





優勝はブルファイター。
おめでとうございます。



JIBTの場でスピニングマーリンの結果が出せたことも、個人的には感慨深いものがあります。

今回のタックルとヒットルアー。






カジキゲームはやっぱ面白い!


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オフショア

2017年07月23日 22時06分55秒 | カジキ

この週末はJIBT(下田のカジキ釣り大会)だったんだね。

そこそこカジキが上がったようです。

いつの間にかカジキのシーズンになってたんだね。


東京湾に越してから、黒潮の流路などオフショアの状況をまったく見てません。

ベタ凪の日に、燃料満載してカジキの海域にでも出てみっかな。

今のボートはシングルハンドやりやすそうだし(笑)


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続・相模湾のカジキ

2016年08月22日 23時48分01秒 | カジキ


昨日(21日)、真鶴の定置網でカジキが獲れました。


今回の潮で、相模湾にも結構な数のカジキが入ったのでしょう。

まさか、相模湾には先日チェイスしてきたカジキ1匹だけってことは無いよねぇ。


遠出できるボートは、勇んで三宅へ走りましょう!
いかにも釣れそうです!


近場で遊びたいボートは、相模湾でも充分狙えそうっすよー!!


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相模湾で本気モード

2016年08月20日 21時26分24秒 | カジキ
8月19日(金)

今日は、mm17さん、SKNさんの2名がご来船。
リクエストはカジキ! 途中鳥山とかあればキャスティングでも遊びたーい、というマイボならではの夏スタイル出船です。

潮はかなり良いのですが、、、
二日前に通過した台風7号の置き土産の雨雲と、沖でうろつく2匹の熱帯低気圧、さらにその先の台風の卵。
こんなややこしい天候状態のなかで、安全にオフショアゲームを組み立てるのはかなり難易度高いです。

でも、なにげにmm17さんのカジキ遭遇率は高いので、今回はそこに期待しちゃいましょう!


前日下架して船中泊。
朝起きると、、、 雨降ってるし・・・



微妙な天気のなか出航。

すると直ぐに鳥が騒いでる。
キャストしてもらうと、mmさんペンペンシイラ即ヒット。
SKNさんはラインブレーク。



やればいくらでも釣れそうだったが、この後北東が強まるのは確実なので、早いうちに東へ出て探索フィールドをひろげておきたかった。

東へGO!



東とは、、、そうそこは相模湾です。
カジキ狙いなら島周りが手堅いが、今日は天候リスクを考え南方展開はナシにした。
相模湾内でカジキを狙う人はまず居ないが、実際に他の釣りしてて何度かカジキを目撃したことはある。
居るには居るのだ。

現在、相模湾に南東からフレッシュな潮が流れ込んでいる筈なので、僕は今日、相模湾カジキを真剣に狙ってみようと考えた。
相模湾でカジキを狙って釣れたら、快挙だよねー!

潮の状態を観察しつつ、だいぶ東まで走りました。
そこには、キハダ狙いの船団が終結してた。
相模湾、なかなか熱いっすね!



この時点で北東6~7m/sってところ。これ以上吹くと厳しくなる。
船団のやや南に反転流の流路がある。水温は27度台後半で、水色は完全に外洋のもの。

ここからは風を背にして、反転流の縁と思しきラインを曳きつつ伊東へ戻るコースを取る。
風や波の状態が悪化すればその時点でストップフィッシング。道具を上げて即帰港という段取りです。

50ポンド2タックルを曳く。



湾内の海水とは水色がまったく違うので、その流路は良く分かる。
概ね西向きに2~3ノットで流れてた。
下の図は当日の夕方に発表された流路図。
現場での判断も、ほぼこれに近い感じでした。




ジーっとラインが出て、SKNさんスタンディングファイト!




ペンペンシイラでした。(笑)



再び、ジーーーッ!
今度は少し強いです、ってことで、せっかくあるんだからとチェアーファイト!
男の釣り! って感じですね。



mm17さんの華麗なリーダーワークで、ペン助捕獲。



その後も、ペンペンペンペン。
あのー、一応カジキ用のルアーなんだけど・・・




もう、ルアーの後ろを無数のペンペンシイラが、仲間とでも思っているのかずっと付いて来ます。
引き波の中に透けて見えるペン助の群れ。
もう、相模湾バンザーイってな感じです(笑)


そんなことしてると、ボートの左方10mぐらいに黒い魚体が見えた。
エッ!? っと思う間もなく、真横をすれ違う。

横顔がハッキリ見えました。完璧カジキです!

僕らの見つめる中、カジキはロングのルアーにスーッと近づいた!!

ルアーに一瞬反応したが、一瞥しただけで後ろを横切り、そのまま戻ってはこなかった。

FB上で一緒に目撃したSKNさんも、その巨大さにビックリ。
相模湾カジキ、惜しくもストライクならずでした。

いやー 残念!


初島にだいぶ近づいたあたりで、潮は南へ下っていった。
我々はそのまま伊東湾へ向う。
少し浅場で遊ぼうと考えたが、北東の風がかなり強まり、ボートがぐでんぐでん揺れます。
この後さらに悪くなるのは必至なので、粘る局面ではない。
今日は早目の終了としました。

この日使ったルアーです。
カジキがチェイスしたのは左のフェニックス。
右のタイタンはシイラに大人気でした。(笑)
往年の最強ラインナップですね。




翌日はキハダ狙いのキャスティング予定だったが中止とし、早々に上架することに。
で、上架のためにクレーン桟橋に移動するタイミングで、マリーナ内に大きなウネリが入り込んだ。
熱帯低気圧からのウネリの第一波が、伊東に到達してしまったようだ。
マリーナ内のボート、ヨットが大きくうごめき、クレーンでの上架作業が一時中断。
しばし待機し、ウネリとウネリの合間を見計らい、スタッフ総出で上架する事が出来た。危なかったよ。

陸置き場の定位置についてホッと一安心。
港外を見ると、巨大なウネリがテトラに打ちつけ、波は道路まで這い上がろうとしてる。
小一時間前まで沖で釣りしてたのかと思うと、その豹変ぶりにゾッとします。



この熱帯低気圧も夜には台風に昇格。
翌日には日本の南岸に3個の台風がそろい踏み。週明けにはこのうちの一個が関東直撃の予報です。

今シーズン、またカジキで出るチャンスあるかな?
超近場でカジキをヒットさせたら、きっと痛快だろうな。

オフショアの釣りの面白さ、難しさが凝縮されたような一日でした。

コメント (2)
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一年振りのカジキ釣り

2016年08月15日 22時45分22秒 | カジキ
8月13日(土)・14日(日)

夏本番ですね。
カジキ熱はすっかり落ち着いたシーブレインですが、リクエストがあればやりまっせと、今年初のカジキ釣りに行ってきた。

今回は、カジキに強い憧れを抱いている「カツさん&テイさん」チームのリクエストです。
両名は従兄弟チームで、5年前から年一度の乗船ペースでカジキに挑戦してます。
過去に2度ヒットさせているが、残念ながらいまだキャッチに至らず。
(因みにテイさんは、単独でシーブレ乗船時に何本かカジキはキャッチ済み)

今年こそ釣って下さいね!


初 日

快晴ベタ凪です。
黒潮の反転流が一週間程前に入り、状況的には充分期待できます。
特に黒潮が接近している三宅周辺は好調で、殆どのボートは三宅まで行っている様子。
我々はもう少し近場で勝負しますが・・・

このチームの場合、僕は基本FB上で操船に専念し、デッキワークはお二人でやってもらいます。
先ずは、マリーナ前でリーダーワークのおさらい。これがちゃんとできないと、ファイトは出来てもキャッチはできない。
昨年はキハダがヒットしたが、リーダーファイトで寄せ切れず船べりでバラシちゃいました。あれがカジキだったら悔やみきれなかったでしょう。

バケツファイトで練習、練習。。。





さぁて、行きましょうか!

ペタペタで快~適~~



先週、南東側から反転流が入ったので、島の東側を狙います。
今日はここら辺からスタート。


流し始めると、水温が26℃台から29℃台に跳ね上がり水色も抜群です。

するとどうでしょう、ボートのすぐ前で大人サイズのカジキがクネクネっと垂直ジャンプ!
いやー、ビックリ。 向うから挨拶に来ましたわ。。。

ルアーの選定や流す位置なども、お二人で好きにやってもらい、僕はカジキ探しのパイロット役に徹する。



大島~大室出しの東淵をくまなく探るが、潮に勢いがまったくない。
先週入った潮が途切れて、ただただ滞留している状態かな。

ただ、ベイトが固まってるところも結構あり、雰囲気は決して悪くないんです。
カジキも居ないことは無いだろう。。。



後半は、イルカらしきジャンプを何度か目撃したのみ。
遅くまで粘ったが、初日リールはチリとも言わずノーヒット。

夕刻にマリーナに帰着し、この日は3人で船中泊。


二 日 目

朝、キャビンから出ると外は雨・・・!?
何じゃこれ、聞いてないよ~、、、ってな感じだが、沖の空は明るいので、カッパ着て出航。
昨日と若干違うエリアを目指します。
台風の大きなうねりが入ってるが、まだ問題ない。



今日こそ!

僕も目を皿のようにして潮の動きを読み解くが、西向きに1ノットあるかないかの流れしかない。

昼ごろ、魚影がルアーに向かって突進!
来たー!!!

直後にコーナーロングのリールがジャー
昼寝してたテイさんもデッキに出てきて、お二人でタックル回収開始。
やや手間取っていたが、回収も無事終わりカツさんファイト開始。



ムムッ? 引きませんなぁ・・・

やがて緑色のお魚が見えちゃいまして、シイラ確定。。。
船上のテンションが一気に下がると同時に、アッ、バレタ・・・

まあシイラですけど、こういうのもシッカリ獲るという集中力というか執念が、カジキに繋がるような気がします。

その後は平和に・・・



ストップフィッシングの時間が迫るころ、南から潮がやや差して来て潮目を形成してきた。
僕はその辺を重点的に曳き回る。

祈るように海面を見つめるアングラー。



15時
「終わりましょ―」
この言葉を出すのは実に辛いが、あらかじめ決めたストップフィッシングの時間です。
これ以降にヒットしても、ファイトしてたら帰港時間を過ぎちゃいます。

終日ベタ凪でした。
凱旋帰港はまたの機会に・・・



三宅は相変わらず釣れたようだ。
終了間際の潮の動きを見れば、翌日あたりは大室も釣れそうに思うが、こればかりは仕方ない。
全てはタイミング次第だな。。。

これをロマンと思い、来る日を夢見るのもカジキ釣りの醍醐味というものでしょう。

今回、お二人がチョイスしたルアーたち。
選択としては悪くないと思います。



どんな魚でも、最初の一匹を釣るまでが最高に楽しいように思います。
最高のタイミングに巡り会えたとき、最高のパフォーマンスで挑めるよう、可能な限りの準備をする。
真剣な遊びは面白いのだ。


さて、いよいよ台風シーズンに突入ですね。
陸で台風がニュースになる数日前には、海上は風、波共に影響下に入る。

夏の盛りはもう直ぐ終わるね。

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BigGame Lure's

2016年03月02日 00時21分21秒 | カジキ
カジキルアー&タックルのネットショップ、”BigGame Lure’s”が、2月29日をもってオーナーチェンジされました。
ショップは新オーナーの下で、引き続き運営されるそうです。




このネットショップは、生粋のカジキバカオーナーが10年余り前に立ち上げました。

2006年9月・・・ 僕は突然カジキ釣りに目覚め、何にも分からぬままに野島沖へ走り、いきなりでっかいカジキがヒット、、、何をどうしたら良いか分からぬままに1時間カジキに翻弄され、、、そしてバレた。
まさにそのタイミングでオープンしたお店でした。




オーナーのマオさんは、暗中模索の僕に、カジキの釣りのイロハやヒントを数多く与えてくれました。
マオさんの柔軟な考え方や、ラテンのノリが僕は大好きで、僕はますますカジキ釣りに引き込まれていったものです。

その結果、僕は30本以上のカジキと渡り合うことが出来、そして歓喜の雄叫び、多くの感動を得ました。




僕のカジキ釣りは、ビッグゲームルアーズと共に歩んできたと(勝手に)思ってます。
新オーナーの下でルアーズは継続されるとのことで、嬉しい限りです。

初代オーナーマオさんの、立ち上げのご苦労と、ここまで成長させてこられた熱意は本当に凄いと思います。
スタッフ一丸となって、良い雰囲気でした。ほんとうにお疲れ様です。
大人が本気で遊ぶってこういうことなんだなぁと、人生の師としても憧れます。
そして、これから何をやらかすか興味しんしんです。(笑)




新オーナーさんには、ますます頑張って頂きたいと思います。
他では扱ってないような釣り道具もたくさんあるので、興味のある方は是非覗いて見てください。
この記事の写真は、すべてルアーズさんのブログから拝借しました。

http://www.biggame-lures.com/index.html


さてマオさん、これから何して遊びましょう?
宝探しでもやりますか!?


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カジキ終了かなぁ~

2015年09月13日 20時01分39秒 | カジキ
9月13日(日)

今シーズン、カジキ狙いの出撃は1回しかしてません。
週末ごとに天候が悪かったし、何より黒潮の流路が遠くてカジキを狙うには分が悪い。
そんなこんなで、もう9月も半ばとなってしまった。

今の潮なら狙えるかもしれない。
何とかカジキの顔を見たいよねぇということで、急遽前○さんと出撃を計画。
しかし、天気予報はどんどん悪くなり、前夜にあえなく中止。

うーん、、、今年はこれで、カジキ終わりかなぁ~
ってことで、僕は臨戦態勢になっていたカジキのタックルやルアーを片付けにマリーナまで行きました。

ずいぶん涼しくなりましたね。
天気が悪いので、日曜だというのにマリーナも閑散としてた。

リールを外したり、ルアーをひとつひとつチェックしながらプラケースに収めたり。
出船できずとも、キャビンの中で一人ゴソゴソやっているのは、これはこれで楽しいものです。


僕の中でのカジキ釣りは、UF33で全てやりつくした感ありかな。
当時は、万難を排してカジキ釣りに全力投入してみた。
船を替えてからは、僕がたしなむ数々の釣りのうちの一つって位置付けで楽しんでます。

今シーズン開幕の頃、僕は今年の関東は短そうだなって書いた記憶があるが、どうやらその通りだったみたいです。(どうしてそう思ったかは良く覚えてないけど)

来年はどんな展開になるんでしょうね?



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カジキ行ってきました

2015年08月16日 22時26分30秒 | カジキ
8月15日(土)

今年初のカジキ狙いで出船です。
カジキ釣りてー! って熱望してる、カツ&テイさんの従兄弟コンビが今年も挑戦です。
年1回ペースでかれこれ5年越しになるけど、3回ファイトしてまだノーキャッチ。そろそろ釣って頂きましょう!

僕は、ボート替えてからカジキ熱は落ち着いちゃって、カジキ釣り希望者が居る時に出るって感じになってます。なんか、カジキチャーター船みたいです。

前日夕方に下架。
夜はカジキタックルのチェックや、リールのラインを巻き替え。 地味~に疲れる作業です。
さらに一軍ルアーのリーダーやフックをチェックし、何個かリギングし直し。


早朝5時半出船。
今日は、すでにカジキを仕留めてるmmさんが、カジキのテールウォークをもう一度見たいということで見学乗船です。

1時間ほど走り、大きな潮目の手前からスタート。
50ポンドタックル2セットと、スピニングタックル2セットの四本流し。ルアーのセレクトは僕がやったけど、それ以外は基本的にカツさん・テイさんに好きなようにやってもらう。

開始10分ぐらいで左舷アウトリガーが吹っ飛び、スピニングタックルにヒット!
ルアーはDeeper。

魚はジャンプせずどんどん潜る。けっこうスピードはあります。
デッキ上の二人はややパニクリながらも、残る3タックルを回収し、カツさんのファイト開始です。

スピニングタックルなのでスタンダップの方が楽だし面白いと思うんだけど、チェアーファイトで応戦してます。


GTロッドがかなり曲がってるし、それなりに強い魚ですね。
ジャンプしないカジキも居るので、これは気を抜かないでしっかりファイトしましょう。
さて、今度こそカジキキャッチなるか!?

僕はFB上でフォロー操船しつつ、安全管理だけアドバイスし、あとはお二人のやりたいようにファイトしてもらう。

腰に力が入らない姿勢なので、けっこう辛そうに見えます。
なんやかんやで20分ぐらい掛けてリーダーが入る。


ワォ、かなりでかめのキハダです!

テイさんがリーダー掴んで寄せる、、、寄せる、、、寄せてぇ~、、、もっと寄せてぇー、、、、、
カツさんはロッドを置いてギャフを構えるが、ちょっと届かない。

気合でもう一手寄せてー!!!

うーん、あとひと手繰りがなかなか出せず、船べりでの主導権が魚に行ったまま暴られ放題。
最後は目の前でフックオフ。。。

アァー、残念でした。
テイさんにとっても、初めての大型魚とのリーダーファイトなので、最後が詰め切れなかったです。
リーダーマンってアングラーより難しいし、魚とのガチンコ勝負になるので、瞬間のパワーや判断力、殺るか殺られるか的な気合が必要です。

カツさん的にはカジキじゃないので、、、ってことで悔しさも半分みたいでした。
ただ相模湾標準サイズよりかは間違いなくデカかった。
mmさんが録った動画をじっくり見たけど、30kg以上50kg未満ってところでしょう。
こういうのをサクッと獲ると、よい流れを引き寄せられそうに思います。


その後、気を取り直してカジキ探しを続けるも、どうにも魚っ気が無い。
水温は何所もかしこも28度台。3ノット程度で北東に流れてる。潮流れとしては悪くない。

ウドネで初めてベイト反応があったが、それ以外まったくベイトが居ない。トビウオも殆ど見かけません。


攻めるエリアを見極めたくて、結構広範囲に見て回ったが、何処も同じ感じでした。
こうなると、偶然のヒットを求めてただただ曳き回る感じになっちゃいます。
ゲームとしてあまり面白い展開じゃないパターンだね。

ただ、この景色を見ながらのカジキ探しは、やっぱり良いねー!


15時まで曳き続けたが、朝一のキハダ以降何事も起こらず、平和な時が流れてました。
皆さんも溜まらずウトウト・・・


僕は今シーズン始めて出たので、海のコンディションや釣れっぷりが分からないが、カジキは少な目のような気がします。ワンチャンスをモノにできるかなのかもしれませんね。

本日登場のルアー達。


細軸のフックを試してみたかったんだけど、そのルアーにはヒットしませんでした。
スピニングには合いそうに思います。

今シーズン、あと何回カジキやるか分からないけど、もう少し戦略的に攻めてみたいですね。


さて、今夜からは我が家の「富士山登り隊」の出陣予定でしたが、悪天候により順延となりました。
こちらもやっつけねばなりませんな。




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スピニングマーリン【3.実釣編】

2015年04月26日 02時01分27秒 | カジキ
さて、実際の現場でのあれこれを書いてみます。
これも、単に僕なりのやり方に過ぎませんが、試行錯誤の上で辿りついた一つの実績値として参考にして下さい。


【ファイトの練習】
この釣りで一番の見せ場であり、楽しさであり、成否を左右させるのが、”スタンディングファイトを如何に上手くこなすか”でしょう!
絶対に練習した方が良いです。

練習方法は簡単。
沖に出て実際に使うスピニングタックルをセットしたら、ルアーの代わりに布バケツやポリタンなどを接続。
あとはラインを30mほど出して、デッドスローで船を走らせ、バケツ相手にストライクからスタンディングファイト、リーダーワークまで思う存分練習してみてください。

最初はドラグ値5、6kgぐらいが良いでしょう。バネばかりを使ってドラグ調整した方が、きちんとした経験値が積めると思います。

慣れたらやや船速を上げるとドラグが出るので、その分徐々にドラグを上げて練習強度を上げてゆきます。
最終的に10kgぐらいで止まる位の抵抗になるバケツが良い練習になります。

膝を軽く曲げ、腿から胸までが直線のまま上体を後ろに倒し(リンボーダンスのイメージ)、アゴを引く。
肩を前へ絞り込むようにして腕を前へ出し、ロッドを持ちます。
肘は曲げないのが長時間ファイトのコツ。ロッドを保持する場所はリールより先のフォアグリップです。
両手で耐えたり、片手を休める方法などを探ってください。
最適な態勢が取れれば、2、3時間はファイト出来ますよ。(笑)

その他、練習の内容は色々工夫してみてください。
アングラーのファイトだけでなく、ロッドポストに挿した状態から始めて、一連のデッキワーク、最後のリーダーファイトまで。


【ギンバルとハーネスのセット】
ウェストギンバルやハーネスを正しい位置にセット出来るかどうかで、スタンディングファイトの成否が決まるといっても過言ではありません。

ウェストギンバルのバットエンド位置は、腰骨の左右の出っ張りより下が鉄則。ちょうど恥骨で支えるイメージかな。
バッドエンドがお腹の方だと腰が引かれた態勢になってしまい、上体の筋力や体重が使えません。いわゆるノサレタ状態ですね。腰を曲げてファイトすると、どんなマッチョマンでも腰が破壊されます。

ハーネス使用は好みですが、30分を越えるファイトに素手で耐えられる人は相当な筋力の持ち主でしょう。
僕はショルダーハーネスを利用してました。
ハーネスを利用することで、手を空けることが出来るのでファイト以外の作業も可能になります。
僕がファイトしながらも、操船や無線、写真までこなせたのもショルダーハーネスのお陰です。

ハーネスラインの長さも重要なポイントです。
手でロッドを持ったときと手を離したときでも、ロッドの角度が変わらない長さが理想。長すぎるとやはりノサレた状態になってしまいます。


【流し方】
何本流すかはチームの経験値や考え方によります。
ただ重要なポイントは、ベイトに較べスピニングの場合リール内のラインは短いので、緩慢な作業はNGです。
ヒット後、他のタックルの回収に掛ける時間は最短にすべきと僕は考えます。

3人乗船でも3本流しがいいところ。ヒットと同時にキャプテン以外の2名が残りのタックルを回収し、そのままファイトに移れます。
魚の気配が濃い場合は、何名乗船でも僕は2本流しに減らす事も多々あります。
流す本数とヒット率はあまり関係ないような印象を僕は持ってます。

その分、チェーンバードの威力を信じてます。
チェーンバードの位置は、2本流しならロングへ、3本流しなら中心側へ、要はなるべく全ルアーの中心寄りに入れるのが効果的だと感じています。

本数を多く流すメリットは、その日のルアーの傾向が掴めない時、色々な種類を投入し品揃えで集客するぐらいですが、結果的に釣れなさそうな日はいつしか4本5本になってることも・・・

2本流しの場合アウトリガーを使わない手もありますが、僕は2本流しでもアウトリガーを使います。
まず、スピニングリールはクリック音が小さいので、コーナーからダイレクトに流してるとヒットしても気が付かない事もあるかと・・・
アウトリガーならバーンって音で分かります。(航跡とルアーの位置関係にちょっと拘ってます。)

皆さんが一番悩むところで、ドラグの初期設定値ですが、僕は5kgで流し、ヒット後ロッドを抱えたら7~8kgぐらいにドラグを上げてから思いっきり鬼アワセを入れてました。


【ストライク】
最初に大事なことを書いておきます。

『ストライクの瞬間から、ギャフまたはビルを掴むまで、一秒たりともラインテンションを失わないこと!』

これに尽きます。

ヒットと同時に2、3秒スロットル全開でGOを掛けます。
すでにドラグが出ている状態なので、これにはアワセ効果はありません。他のルアーとの距離を取り絡まりを防止するためです。

ヒットと同時にキャプテン以外は全員で他のタックル回収を全力で実施しますが、その作業中もキャプテンは3~4ノットのスピードで船を走ら続けます。
このときカジキは華麗なテールウォークを繰り広げてるかもしれませんが、キャプテンは冷静にカジキの走る方向を見定めラインテンションが掛かるよう操船をして下さい。
どうして良いかよく分からなければ、カジキが左舷側へ走ったら左へ、右舷側に走ってるようなら右へ大きく旋回する感じで操船すれば良いかな。そうする事によりラインはUの字になり効果的にウォータープレッシャーを掛けられラインテンションの喪失を防げます。これは僕が考えた操船方法なのでもっと上手い人は違うことしてるかもしれません。

この間もリールのラインはどんどん失われてゆくので、一秒でも早くファイトに移るためには、やはり事前のイメトレと練習が重要。
回収したルアーのフックなどがデッキ上で危険な状態になりやすいので、どう一次処理したら安全かも全力で考えておいて下さい。
ファイトが始まったらデッキハンドは少し余裕が出来ますので、完全な格納はファイト中で良いと思います。

ちなみにですが、初めてのカジキのヒットであれば、多かれ少なかれビビルと思います。
”マジかよ!ヒットしちゃったよー”ってなもんでしょう。僕もそうでした。
でも、自分でやりたくて始めたことなのだから、腹を据えて冷静に対処することだけを考えましょう。


【スタンディングファイト】

アングラーはギンバルを着け、次にグローブを着けます。ハーネスは後でOK。秒単位で作業を短縮しましょう。
準備が整ったら、自分でロッドポストからロッドを抜きます。
チェアーファイトじゃないんだから、上げ膳据え膳の必要なんてありません。

もの凄い勢いでラインが出てて少々ビビルかもしれませんが、そこは落ち着いていきましょう。しょせん4~5kgの力で引っ張られてるだけですから。
ロッド先端を魚の方に向かせたまま横抱きに抱えつつ、落ち着いてドラグを7~8kgに上げます。
自分のリールで、ドラグ5kgを8kgに上げるのに、ドラグノブを何回転廻せばよいかは、練習の時にちゃんとデータを取っておいて下さいね。もしぶっつけ本番になっちゃったら、ドラグノブ半回転ぐらいまわして手応えを見てください。

ドラグ値を8kgぐらいに上げたと同時に、ロッドを横抱きのまま、力いっぱい2、3発鬼アワセしちゃいましょう!
この感覚は、アングラー人生の中でも輝ける瞬間です!

アワセが決まったら、ギンバルにロッドエンドを収めます。焦る必要はありません。
腕を伸ばしてロッドを両手でしっかり持ち、ラインの出る方向に体を正対させます。足はややがに股にして腰を落として体を安定させます。
このあたりで、もう一度カジキのテールウォークが始まるかもしれません。イイネー!
とにかくロッドを立ててひん曲げておいて下さい。

さあ、始まっちゃいました!
キャプテンは「ヨーシ、これは絶対に獲るぞー」って、チーム全員に宣言し、落ち着かせると共に、緊張感も持たせましょう。

アングラーが落ち着いたら、ハーネスを付けてあげて下さい。

スピニングリールは巻き上げトルクが乏しいので、リールのハンドルを巻いて寄せることは不可能です。
ロッドを立てながら大きく撓らせ、その反発力を最大限利用して魚を寄せ、ロッドのしなりが戻り切る前にロッドを徐々に前方に倒しつつ、その分素早くリールで巻き取り、再びロッドを立てて大きく撓らせる。これの繰り返しです。
一気に書いたけど分かりました?

ロッドが撓っていない状態はラインテンションは限りなくゼロと思ってください。これがナイロンラインとPEラインの大きな違いです。
休む時も含め、人間の動作を止めるときは、必ずロッドは撓らせておくことが重要。
間違ってもロッドを前方に倒した状態で休まないで下さい。それは非常にバレ易い状態です。

ラインの感度が良いので、数百メートル先に居るカジキの動きがけっこうリアルに伝わってきます。
カジキの泳ぐ向きが少し変るだけでも、ラインテンションの変化として現われます。テンションが少しでも落ちたらと感じたら積極的にポンピングを繰り返してラインを巻き取ります。
短いロッドだとストロークも短くなるので、結果的にたいへんです。7ft以上の反発力の強いロッドが、スピニングのスピード感溢れるファイトには合っていると思います。

スタンディングファイトは水平方向に引かれる分には余裕でファイト出来ますが、垂直方向へのファイトは一気にしんどくなります。
なので、キャプテンの操船の主眼はカジキとの距離を詰める事ではなく、水平ファイトになるよう誘導することです。
カジキが潜る場合は、あえてカジキから遠ざかり斜め上へ引けるような位置に操船します。

スプールを手で押さえるハンドドラグはスピニングファイトの重要なテクニックです。
アングラーが自由にドラグ値を上げられるので、ここ一番の勝負時などでハンドドラグを多用すると、主導権をキープできファイトを有利に運べるようになります。

スタンディングファイトの細かなテクニックを書き出すとキリが無いので、それぞれ練習して楽な方法を見つけてください。

一番やってはいけないのが、船べりに立ってのスタンディングファイトかな。
船べりに足を預けると一見楽なようにも思えますが、やってみれば分かります。下半身にまったく力が入らず腰が持ちません。
なによりおっかないです。チョイと前のめりになった瞬間海に転落する危険性大です。

ややボートの奥に陣取り、アングラーと船べりとの間を少なくとも1m以上取ると、全身を使った余裕のファイト出来ます。そういう意味でも短いロッドは不利かな。

きつくなって、ちょっとスタンディングファイトが難しくなってきた時の対応策を一応書いておきます。
その時は、キャビンの壁とかキャプテンシートとか何でも良いから固定物にお尻や腰の後ろあたりを付けて寄り掛かり、自分の体重を後ろに預けるとかなり楽です。
それでもきつければ最終措置としてクーラーボックスとかに座っちゃえば解決。もはやスタンディングファイトではないですが。。。(笑)

ちなみにですが、バトルステーションも下半身の力を使う事が出来ずやけにシンドイ代物でした。僕には理解不能な道具の一つです。



【リーダーファイト】
カジキとのやり取りの詰めの部分をリーダーマンに任せないで、余力があればロッドを使ったリーダーファイトもやっちゃいましょう。
チェアーファイトだと最後はリーダーマンに任せるしかなく、一番凄い格闘シーンをアングラーは見ることも参加することも出来ません。最後までアングラー主導でやれるのもスタンディングファイトの特権です。

ロッドを横がかえでカジキをねじ伏せるようにコントロールします。
僅か数メートルの距離でカジキと釣り人が真っ向勝負する状態になります。ほんとうにもの凄い迫力です。
釣りの概念が変りますよ。

クランキングリーダーがスプールに巻き込まれたら、ギンバルやハーネスからロッドを外し、ドラグを上げてロック状態近くにします。僕は15~20kgぐらいまでしか上げず、ハンドドラグで止めてました。
これは、カジキが暴れてリーダーファイトを一旦諦めてリーダーを放出した際、ラインブレイクを回避するためのドラグ値です。
PE5号なら20kgでもラインブレイクはしませんが、ロッドを立てる事はたぶん困難です。ロッドを寝かせたままドラグ値を10kgぐらいまで落とし、再び態勢を建て直して、厳しいファイトでリーダーを取り戻すよう頑張るところです。

リーダーファイト時は、アングラーはボートの後ろ角に陣取ると270度のエリアを使って魚をコントロールできます。キャプテンはチョンチョンとクラッチを繋げ、僅かに船を前進させてやると、ラインテンションが維持されカジキをコントロールしやすいです。
ベイトタックル時よりも取り込み時の船速を遅くしてやると、上手くいきます。
例えばアングラーが右舷後ろに陣取ったなら、軽く右に回り込むように操船するとアングラーはやりやすいです。カジキがボートの下に入るのを絶対避けたいので、最終段階では舵を大きく右に切っておき、カジキが暴れたら直ぐに船尾を左に振れるよう準備するなどデリケート且つ俊敏な操船が要求されます。

どんな魚でも共通ですが、魚を鼻先の方向に引いてやればコントロールしやすいし、横や後ろにいくら引いても言うことを聞きません。
横を向きそうになるカジキを、ロッドで強引にねじ伏せるイメージです。

カジキとの距離をさらに詰めつつボートの前方へ2~3m立ち位置を移動し、カジキをボートの横に添わせるように誘導します。リーダーマンが手でやることをロッドでやるわけです。

とにかく、最後の最後まで、一秒たりともラインテンションを失わないよう注意してください。ここまできてもテンションを失うとポロリと外れる事が多々あります。
キャプテンは常にカジキから船を遠ざけるような操船をするべきで、あくまでリーダーでカジキを寄せるのです。ボートを後進で寄せるようなことをすると、カジキが無抵抗でもポロリと取れちゃいます。(経験者多数・・・)

話が前後しますが、ルアーリーダーが長いと最後の詰めがロッドではできません。なので僕はルアーリーダーは2mぐらいしかとっていません。
チェーンバードを入れたタックルの場合は、バードが届くところまで来たらリーダーマンに任せるしかないでしょう。僕は一人でやるときは、このタイミングでロッドを放り出してチェーンバードを手で掴んでました。

リーダーファイト時にロッドを大きく曲げることはほぼ不可能で(下手にやると折れます)、ロッドを魚に対し直線に近い状態で斜め上に引き上げるようにロッドを持ち上げます。ラインテンションを掛け続けることを忘れずに!

頃合を見て、デッキハンドがビルを掴むなり、ギャフを打つなりすればゲーム終了です!
おめでとうございます!!!


【安全対策】
これは全てにおいて最優先することです。
僕が気を付けていたことを思い浮かぶままに書いておきます。

出航前に、ギャフ、ナイフ、プライヤー、グローブ、ビリーグラブ、ハンディー無線、ロープなどを全部確認し直ぐに取り出せる場所にまとめます。

ゲーム海域に着いてルアーを流し始めるときは、まずポケットにナイフを入れて、いついかなる体勢でもラインカットできるように備えます。携帯もカールコードなどで落下防止の上、ポケットに常に入れてます。複数名の乗船時でもやってました。

ルアーを流す前に、アングラーにハーネスとギンバルの調整を行っておきます。
このとき改めて全員で役割を再確認。

ルアーを流す時など、絶対にラインを指や手に巻いてはダメです。PEラインが巻きついて引っ張ったら人間の皮膚は簡単に破れます。
リールからラインをフリーで出す時や、ベールを返すときなど要注意。

ヒットを待つ間も、ポケットには常にナイフとグローブを入れておき、いつでも臨戦態勢に移れるようにしてました。

僕はシングルハンドの時は、腰に8mmのザイルを結んで猿回し状態で船と繋いでました。ロープの長さは船尾から落ちないギリの長さ。落ちても良いようにではなく、落ちない長さです。

初心者のスタンディングファイト時も、腰を持ってやるとか、ロープで確保したりしました。



取り合えず、スピニングマーリンについて、僕が考え実践してきたことを忘れないように記録しておくことも含め書いてみました。
僕にとっての一つの記念碑的な感じです。
一気に書いたので、ちょっと変なところがあるかもしれませんので、追々直してゆくかもしれません。
写真とかも入れたいしね。

まあ特殊な釣りですので、あまり参考にする人は居ないとは思いますが、何かの役に立てば幸いです。

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スピニングマーリン【2.タックル編】

2015年04月25日 19時19分41秒 | カジキ
スピニングマーリンを実践する上で、僕が試行錯誤の上で辿りついたタックルを紹介します。
選択の理由なども書いておくので、参考にして下さい。

【リール】
この釣りの核心的なギアですね。
僕は初代ソルティガ6000ハイギヤに、6500のスプールを装着しました。控えでステラの16000番。
この釣りに求められる第一の性能は、堅牢さとドラグ性能、そして必要な号数のラインが500mほど巻き込める糸巻量です。

カジキは他の魚種に較べて非常に速く且つ長い距離を一気に走るので、メインドラグの初期値を維持できることが要求されます。
僕が一番気がかりだったのは、ベール周りの限界強度と、高速で負荷の掛かるラインローラーでした。
その点において、ソルティガまたはステラなら充分信頼できます。それ以外のリールは僕的には無しかな。


【ライン】

ナイロンかPEか。これも、この釣りの方向性を左右する重要なポイントです。

従来のカジキ釣り(ベイトタックル)は、ほぼナイロンライン一色です。
何ポンドテストのラインで渡り合うかでゲーム性を持たせてます。僕はベイトタックルには50Lbを使用してました。
ナイロンラインの伸びは30%程度あるので、カジキの俊敏な動きは見事に打ち消されます。分かるのは魚が走ってるのか止まってるのかぐらい。(笑)

スピニングでやるなら、僕は断然PEラインをお勧めします。
特徴は伸びが無く、細くて強度が高いこと。 根擦れには弱いがカジキ釣りでは関係ありませんし。
ライン強度だけで言ったら、PE2号でも獲れちゃうかも。

僕はせっかくの巨大魚を相手に渡り合うのだから、思いっきりパワーファイトしたかったのでPE5号でいきました。ライン強度は80LBぐらいあるので、かなり強引で大胆なファイトを演じても大丈夫です。
カジキの巨大なパワーを満喫できますよ。

例えば、PE2号でドラグ3kgの設定なら、シイラもカジキもファイトそのものの強度は同じ。
ラインを1000mも出されるような釣りは、もはや負けかなぁって気がして・・・ この辺は趣味の問題ですね。

PE5号なら上記のリールに500mちょうど入ります。ちょっと少なく感じるかもしれませんが、これで足りなかったことはありません。
ラインが多く出される最大の原因は、ストライクからファイトに入るまでの時間。ファイトに入れば操船でカバー可能です。
チームで練習しましょう!


【リーダー】
PEラインの先にクランキングリーダーを5mほど入れます。
トップガンの極細オールダクロン300LBがお勧め。太いクランキングリーダーやナイロンリーダーではスプールに収まりません。

PEラインの先端にビミニツイストでダブルラインを作ります。ダブルラインの長さは30~50cm程度で充分。
このダブルラインのループと、クランキングラインのループを、ループtoループで繋ぐだけです。
注意点は、ダブルラインの左右の長さを正確に合わせ、どちらか一本にテンションが片寄らないこと。

ルアーリーダーはお好きな太さでどうぞ。僕は400LBが標準です。
クランキングリーダーとルアーリーダーの接続は、一般的なスナップ止めでOKです。


【ロッド】
これもかなり悩んだアイテムです。
結果として、僕は7.6ftのGTロッドを使ってます。
先入観としては、長いロッドでファイトするのは厳しいんじゃないかってな不安がよぎります。
しかし、GTやマグロのキャスティングゲームでは、ごく普通に使われる長さです。
僕自身、これらの釣りの経験があったので、何の不安もありませんでした。

PEラインは伸びが無い分、カジキの激しい首振りなどでラインテンションが落ち易い場面が多々あります。
その対策として、常にロッドを曲げ続け、ラインテンションをダイレクトに掛け続ける必要があります。
ロッドは曲げてナンボなので、短いロッドは物理的にストロークが取れず、瞬間の対応に遅れが出て結果的にバレ易い印象です。(5.6ftのジギングロッドも試しましたが、カジキの動きに追いつきませんでした。)
高弾性のロッドをグイグイ曲げて、スピード感溢れるファイトを楽しんじゃって下さい!

どうしても長さに負けそうになったら、竿を水平に寝かせちゃえばロッドの長さはゼロです。
この辺もスタンディングファイトの自由度でしょう。ご安心あれ。

ちなみに、バーチカルに潜る魚に長いロッドはキツイです。
もしカジキが潜ったら、ボートを前進させ横へのファイトに持ち込むのもテクニックの一つです。


【ルアー】
スピニングだからといって、特別小さなものにする必要は無いと思います。
僕はごく普通のサイズ(いまだに何号っていうのが良く分かりません・・・)を使ってました。

一番小さいのでタイタンの9.5。
あとはレギュラーサイズのフェニックス、ウォーターストリームあたりが良い感じでした。
あまりガッポンガッポン系じゃなくて、奇麗に泳ぎつつ、泡も適度に引くルアーがスピニングには合っているような気がします。

トローリングタックルに比べロッドがやや軟らかいので、強弱の付きやすいルアーだとロッドの弾性がルアーの動きを殺してしまいます。


【ティーザー】
これは、もう間違いなくチェーンバードを一押し!
カジキへのアピール力が明らかに高いし、捕食モードのスイッチが入りやすいように思います。

スピニングの場合、引き抵抗を考えて3連にしてますが、波気のないフラットな日なら5連でも大丈夫です。

カラーの傾向は分かりませんが、僕はグリーンを愛用してます。(これは僕の直感。)
GTをやってると場所や時間、明度に係わらずグリーンのポッパーが安定的な力を発揮するという僕なりの経験則はあります。
イエローも気になりますが使ったことはありません。


続きは実釣編へ。

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