シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

台風のはざまで

2017年10月28日 00時13分21秒 | 釣り以外のエトセトラ
台風21号は結構な被害をもたらしました。
江の島を襲う波浪の映像はTVでも盛んに流されましたね。
以前僕も、伊東のマリーナで同じような状況になったことがあった。僕の船はギリで大丈夫だったけど、あの時は大波でコンクリートの防波堤が破壊されたんだものな。(怖)
台風のパワーは凄いです。

台風明けの今週、いろんな所へ行って来た。


水曜日

東京湾で屋形船~~
品川の船清より出ました。ここは二度目ですが、34トンの大型船が実に快適。
雨の予報だったけど、うまいこと降られずに楽しめた。





木曜日

谷川岳一の倉沢で紅葉狩り。
仕事繋がりのKDさんが、以前から山の壮大な風景が見たいと言ってた。
前週に予定してたが台風の影響で延期となり、急きょ前日に決まってスクランブル発進。
今年は紅葉が不安定。車を走らせながら紅葉前線を探し、KDさんの体力で行ける場所に案内しました。
谷川岳の大岩壁と紅葉ピークの絶景に、今まで見たどの紅葉よりも凄いと言ってくれました。



KDさんの最終希望地は北アルプスの涸沢カール。
少し歩き込めば、来年は行けるでしょう!



金曜日

歌舞伎座へ河東節300年記念の会に行って来た。
河東節と言えば成田家。
290年記念の時は、團十郎さんと海老蔵さんが揃い踏みでした。圧巻だったなぁ。
今回は、市川海老蔵さんと、麗禾ちゃん勧玄ちゃんの親子三人で登場。
尾上菊五郎、菊之助が花を添えた。
歌舞伎って、DNAが引き継がれてゆくのを、役者もファンも一生を掛けて楽しむものなんですね。
しかし可愛かったなぁ。




この3日間、僕は会社に出てないが、スマホとタブレットで業務に必要なコミュニケーションは取れました。
同時並行で、仕事以外のコミュニケーションや、様々な体験が出来ちゃうって、やっぱり凄いことですよね。
これは、はたして忙しいのか、忙しくないのか?
便利なのか、ややこしいだけなのか?


さて、週末は釣りの予定なんだけど、また台風。
無理かなぁ・・・


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台風一過

2017年10月24日 00時47分22秒 | 釣り以外のエトセトラ
10月23日(月)

台風21号が昨日から今日に掛けて列島を突き抜けた。
相模湾にも巨大なウネリが入った模様。(僕は見てないが・・・)



平塚沖観測塔の波高データに、とんでもない数値が並んでる。
波高894cm、、、つまり9m!
その先の***表示は10m超え!?

21時に流向が北に変わると同時に、波高も一気に下がってるのでデータエラーではなさそうだ。
凄いね。。。


三浦の各地では高潮の被害が発生したようです。
東京湾側の野比、三浦海岸あたりでも、海岸道路が水没した模様。
城ケ島が酷いという話もチラッと聞いた。
鎌倉の海岸に住む妹宅も、家の前まで海水が上がったとのこと。


僕も夕方マリーナへ行ってみた。
深浦は特に被害はなかったが、その深浦湾に久里浜の釣り船が10艘ほど避難して来てた。



海沿い、川沿いの暮らしって、静穏時は実に心地よいが、自然が荒らぶったときはなす術はない。
唯一の手立ては、自然の驚異を確と認識し、早めに避難するしか無いのだろう。

もっとも、恐竜の居た頃からみれば、海水面は200mぐらい上がってるので、いずれ関東平野は海の底になるのだよね。。。

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1ヶ月点検

2017年10月22日 21時58分19秒 | 車・自転車・バイク
昨日、車の1ヶ月点検を受けてきた。
もちろん不具合か所は無く、どちらかというと、いまだに使い方の分からない部分を聞きに行った感じです。

スマホとの連携が上手く行かない件。➡本国のサーバーに問題発生中とわかり一応解決。(?)

車載ジャッキが見当たらない件。➡そんな所に有ったのか!?ってな場所に格納されてました。サービススタッフも出て来て数人掛で探して発見。(笑)

パーキングアシストが信用ならず一度も使ってない件。➡試乗車を使って営業君にやってもらう。いやはや見事な自動車庫入れ。(驚)


今日は選挙行ってきた。
自民圧勝でしたね。
先日は地元藤沢にも安倍さん来てました。街頭演説を初めて最初から最後まで見たけど、いろんな意味で面白かったよ。


さて、もうすぐ暴風圏に入ります。
船は大丈夫かな?
自然の脅威には敵いません。
万全の備えをしたうえで、無事に嵐が過ぎ去るのをただただ祈るのみ。

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もはやSF

2017年10月15日 15時18分02秒 | 車・自転車・バイク
新しい車が来て3週間が経過した。
運転自体はほぼ慣れたけど、様々な機能に関しては、今だその全貌が見えてこない。
突然出現する表示に、その都度戸惑うばかり。まあ、安全を確保する方向で車が手助けしてくれてる事だけは確かなはず。

今まで幾多の車を乗り継いできたが、マニュアルを読まなきゃ使えない車なんて無かったが、この車に関してはマニュアルしっかり読み込まないと、搭載されている機能の大半は知らずに終わっちゃう感じです。
Audiというメーカーは先進技術をいち早く取り込むのが特色。それに接したくてA4を選んだんだから、ここでひるむ訳にはいかない!

ということで、この雨の週末は、自宅でじっくりマニュアルを読み込んでます。
まだ1/3ぐらいしか読み進んでないが、まあ凄いですなぁ。



リヤゲート開けるだけでも、自力で分かったのは2通り。マニュアル読んだら6通りもの手段があったよ。確かに便利だわ。

ナビにしたって、直感的に操作はできるが、奥にある便利機能は半端ない。
こんな風に、メーター内にナビ画面が出せるのなんて、買うまで知らなかったよ。



昨日は、スマホと車とサーバーのセットアップを行った。
スマホで車の位置や状況が分かり、ドア開閉など遠隔操作もできる。
もはや未知との遭遇状態。

しかしこのマニュアル、ドイツ語の原本を機械的に翻訳したような感じで、微妙に分かりにくい。
体験型SF小説を読むつもりで、残り2/3を読破しましょう。


それから、後付けでドライブレコーダーを取り付けました。
人気商品らしく注文して2週間掛ったよ。



特徴は前後2台のカメラを搭載してること。



ニュースにもなってるが、変な輩も多いので僕はドライブレコーダーは必須品と思ってます。
2~3万円で付くのだから、自動車保険に加入するのと同じレベルで考えるべきと思う。
てか、元々車自体に前方3個、後方1個、サイド2個の計6個のカメラが付いてんだから、録画機能つければ済むことだよな。なんでメーカーはやらないんだろうね。
結果的に僕の車はカメラ8台で監視中~
駐車中も録画を続けるので、自宅の防犯カメラにもなります。


ついでにもう一つ書いておこう。
A3で使ってたスタットレスタイヤ、中古部品買取屋に持ってったら3000円の値が付いた。
国産車とは規格が違うので貰ってくれる人も居ない代物。お金貰って処分できるのだから有難いこってす。



さて、気分転換も終わったので、SF小説の続きを読みますか。


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東京湾で懐かしの面々と

2017年10月09日 23時47分39秒 | オフショアの釣り
10月9日(祝)

シーブリーズで秋の東京湾を堪能してきました!
この日集まったのは、常連のH/Hさん、Teiさんに加え、MATSUさんとBBSさんと僕の5人。
このメンバーは、以前僕が東京湾の住人だった頃、毎週のように釣行を共にしていた懐かしの面々です。
集まるの10年振りぐらいかなぁ。
今回はタイラバなど縦の釣りがテーマです。

先ずは前日、僕はシーブリーズの掃除を兼ねてマリーナへ。
Teiさんも遊びに来たので、せっかくだからチョイと出ようかと、午後から翌日の試し釣りへ。
サクッとホウボウ&カンパチゲット。




本番当日。
マリーナで久々に顔を合わせた面々。みなさんそれなりに齢を重ねましたなぁ・・・(笑)
凪の良い天気。こういう陽気を引き当てただけでも、ボート釣りは半ば成功したと言える。


ターゲットはマダイ。あわよくば青物もってな狙いです。
TeiさんとMATSUさんがタイラバ、H/HさんとBBSさんがひとつテンヤで挑む。

最初から本命ポイントへ入るも反応はあるものの食わない。潮がいまいちなので、一旦時間調整のため場所替え。
これが良かったか、BBSさん本命のマダイゲット。


続いてMATSUさん、タチウオゲット。


再び本命場所に戻すと、
MATSUさんヒット~


本命マダイです。


再びMATSUさんキター!
これは中々の引き。ちゃんとした人が掬ってよ~という名言も。(笑)


抜群の走りを見せてワラサ登場。


次はH/Hさんヒット~


おおっ、本命マダイ。
押され気味のテンヤでも釣れました。


ここで潮止まり。
この場所で潮の動くの待っても飽きるので、目先を変えて観音崎の青物ポイントへ。
こちらは澄み潮で気配なし。

上げ潮が効き始めたタイミングで、再び本命ポイントへ戻す。
とにかく今日はここで勝負と決めてます。

Teiさんヒット!


綺麗なマダイ!!


お次はBBSさん、余裕のファイトで、、


カンパチ~


H/Hさん、余裕のないファイトで、、


エイじゃないのぉ?からの、、、ワラサ~


そしてそして、本日の大一番!
Teiさんにビッグヒッートーーー!


一進一退のやり取り。
ぜんぜん上がってこないので、サメじゃないのぉ?からの、、、
来たー、、、ドドーンと上がって来たのは

Bigマダイ!!!!
船中、ヤンヤヤンヤの大喝采。

ご本人、死闘のあげくでクッタクタ。腰が伸びませ~ん
BBSさんが計測。


改めまして、、、

ジャーン!!!
マダイ 5.6kg〜
Teiさん、おめでとう御座いま~す!


その後も、トラフグや


キジハタ



とまぁ、程よい間隔で誰かがヒットする展開。
しかも高級魚だらけ。
写真に撮らなかった魚も居まして、いったい何匹、何目釣ったやら。

テンヤよりもタイラバの方が若干ヒット率は高かったかな。
それでも全員、いい感じでヒットしてました。

今日のメンバーはいずれ劣らぬ腕の持ち主。
そんな釣り師が4人乗って、最高の季節に最適の場所で1日タコ粘りするとこういう釣果が出るんですね。

気心しれた仲間が集まって、軽口叩きながらもしっかり釣っちゃうあたり、みんな根っからの釣り師だなぁと改めて思った次第。

なかなか良い釣行となりました。
みなさん、またどーぞ。
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シーバスの季節ですなぁ

2017年10月07日 18時28分02秒 | シーバス
10月5日(木)

頬をなでる風が少し冷たくなると、シーバスの季節が到来したことを感じます。
そんなタイミングで、始めて荒川のシーバスをやってきました。



息子君の操船での初めてのボートシーバス。
僕にとって荒川での釣りは初めてなので、興味津々。
ここは彼のフィールドゆえ、今日は全面的にお任せです。



暗くなってから出航。
川はどんなに吹いても揺れないから良いなぁ。



川の釣りとなると、橋脚回りや照明の明暗が鉄板だ。
橋はいくらでもあるので、ポイントには事欠きませんね。

で、最初のポイントに入って1投目から3連続ヒット!
2本ばれちゃったけど1キャッチ。
サイズそこそこ良いじゃないですか。
65ぐらいかな。


大潮の下げなので、流れはガンガン。
こういう流れの中での釣りは面白いね。

橋脚回りの流れのヨレは、セイゴ、フッコサイズが無限に釣れます。



時間の経過(潮位の変化・流速の変化)に伴って、ヒットパターンがどんどん変わります。

同じルアーでカラー変えるだけで、ワンキャスト5バイトからノーバイトになったりと。
実に面白いなぁ。

ヒットルアー使い続けてたら、無限に釣れちゃいそうです。
レンジ変えたり、ルアーサイズ変えたりと、いろいろ遊んでました。



潮位が下がってくると、ボイルの様子がバチパターンみたいなチョボンって出方になった。
何喰ってるのか特定は出来なかったが、ごく小さな何かを食ってる感じ。
そうなると、バイトは出るもルアーが口に入らずスレばっかり。
こういう変化も実に面白いね。

オフショアの釣りももちろん面白いが、
目の前にいる魚に対して、細かな工夫を凝らして楽しむのは管釣りに近い感じを受けました。

揺れないボートの上で静か~に釣る川の釣りも、案外風流でいいものですな。




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剱岳!

2017年10月03日 23時06分55秒 | 山遊び
9月30日(土)~10月1日(日)

「剱岳」、やってきました!

北アルプス北部、富山県立山連峰の盟主にして”岩と雪の殿堂”と称され、岳人憧れの山です。

中学生の時、新田次郎の「チンネの裁き」という山岳小説を初めて読んだ。その中で描かれてたクライミングや山道具、山男たちの姿が、凄くカッコよくて憧れたのだ。その舞台となってたのが「劒岳」だった。その後、僕は新田次郎の山岳小説を貪るように読み、高校生になる頃には僕の中に明確な山への渇望が芽生えた。それが今日の山人生へと繋がった。

3年前の冬、唐松岳山頂から始めて剱岳を見たとき、戦慄が走った。


僕の登山人生の中で、やっとその時が来たということです。

濃厚な二日間。
最高の山行になりました!



前日(9/29)

今年の夏山シーズン中には、ビッグネームの槍ヶ岳か劒岳のどちらかはやりたいと思ってた。
8月が雨続きで、9月の初めにやっと槍ヶ岳を落とせた。これで今シーズンの夏山はもう充分だと思った。

この週末、天候が安定するのは分かってた。
今週はまだ雪は降らない。たぶん次の低気圧通過が夏と冬の分岐点になるだろう。

相手は”劒岳”、気軽に行って良い山じゃない事ぐらい知ってる。
やれる方法を慎重に考えた。

今の僕の体力と技術なら、山小屋利用の速攻登山なら行けると判断した。

やるべ!!

夜、中央高速を飛ばし、立山・黒部アルペンルートの長野県側の起点となる扇沢に向う。
扇沢駐車場にて車中泊。(A4だと体を伸ばして寝られます)



1日目(9/30)

扇沢から立山・黒部アルペンルートのトロリーバスやケーブルカーなどを乗り継いで室堂まで移動します。
室堂からは、劒岳アタックのベースとする山小屋「剣山荘」まで3、4時間のアプローチトレッキングとなる。


起点の扇沢駅。
8:30のトロリーバスに乗り込みました。


トロリーバスで黒四ダムまで進む。世紀の大工事だった黒四ダムの工事用トンネルを、今は観光用のバスが走る。このトンネル工事も「灼熱隧道」などの小説になってます。
黒四ダムの堤体を歩いて渡る。
凄い迫力だなぁ。土木設計屋として襟を正したくなります。


ダムから富山側は、ケーブルカー、ロープウェー、トロリーバスと乗り継いでやっと室堂に到着。
始めて来ました。
立山が目の前に広がり、すばらしい天気です!

さあ、ここからは歩きです。剣山荘までコースタイム約4時間。今日は急ぐ必要は無いので、のんびりトレッキングを楽しみましょう。
室堂は観光地ゆえ、道も整備されてます。


立山とミクリガ池。
観光客と写真撮影の人々がたくさんいます。確かに綺麗だ。広角レンズで撮りたいですね。


雷鳥沢キャンプ場が見えてきました。この辺で観光客は戻ってゆきます。
大絶景ですね。氷河が削ったカール地形です。
ここはテント張ってのんびりするには良いなぁ。


テン場まで降り、次に別山乗越しまで雷鳥坂を一気に500mほど登ります。
雷鳥坂の途中で振り向くと、立山から室堂までが一望。


別山乗越し(峠みたいなところ)の御前小屋に到着。
ここで昼食にラーメンを頼みます。しょっぱいスープが疲れた体には最高の御馳走だ。


そしてそして、劒岳がその姿を現しました!


ここまで岩々ギザギザの山は無いですよね。
槍・穂高の岩とも違う、なんと言うかホント”殿堂”って感じです。

来ちゃいましたなぁー!
見てるだけでも感動します。
そして、ほんとにあんな所登れるのかよって思ったよ。いやマジで。

ここから先は、歩くほどに剱岳が徐々に近づいてくる最高の展開。
右下は剣沢カール。


左上は劒御前。


そして目の前にはズ~ッと劒岳。
この辺から登山道は不安定な岩でザレてきます。
しかし最高の天気だ!


池塘もある。周辺には万年雪があるので水が枯れることは無い。


14:20 剣山荘到着。


今日はほぼ満室だそうだ。
やはり今年最後の剱岳を狙ってやって来た登山者が集結してるようだ。


剱岳を狙う登山者ばかりなので、初心者っぽい登山者はあまり見当たらない。
やはりこの山は、それなりのレベルが必要なようです。

夕方になると急激に気温が下がり、小屋の中でもフリースでチト寒い。
外は一気にガスが出て、風も20m/s近く吹いてる。予報通りとはいえ厳しい光景ですね。
この時間に小屋に到着する人もいて、けっこう難儀したようです。


僕は山小屋泊は苦手だが(一人だと時間を持て余すし、寝床が狭い)、今日は布団一枚に一人ずづ寝れたし、食事も美味しくてGood。
何人かに翌朝の出発時間を聞いてみたら、4時から5時ぐらいが多いですね。
山小屋の朝食は5:30とのこと。
僕は5時出発予定なので、朝食は弁当にしてもらい夜のうちに受け取る。

いよいよ明日が本番!
クーッ 緊張するなぁ!

21:00消灯。



2日目(10/1)

4時起床。
睡眠導入剤を飲んで寝たので、ぐっすり眠れた。ふらつきも残ってないのでOK。(これ大事!)

食堂で朝食用の弁当を食べる。暖かいスープのサービスが嬉しいね。
荷物の軽量化をしたかったので、お茶を多めに飲んどいて、携行する水は500mlに抑える。

5:00 準備を整え小屋を出る。
キーンと寒い。0℃近いんじゃないかな。
満点の星空だよ!


いよいよ劒岳アタックの開始だ。
小屋から頂上まではすべて岩稜ルートで、頂上まで順調にいけば2.5時間から3時間程度。
特に中間部の前劒あたりから先は、手も使う四足歩行の岩登りとなる。
全行程気の抜けないルートです。

最初からヘルメット着用。ヘッデンを付けて出発する。
他の登山者も黙々と準備を整え、山頂目指して出立してゆく。


東の空。
地球の色です。


先行者のランプが見える。
あんな所をこれから行くのか・・・


ヘッデンの明りを頼りに岩屑の登山道を踏み外さないように慎重に進む。
槍・穂高方面に比べ、登山ルートの目印がやや少なく、ルートファインディング力が多少なりとも必要だと思う。
刻々と変化する神秘の色あい。


だいぶ明るくなってきました。
前半戦はこんなザレ場も多い。


高所で迎える神々の瞬間。


稜線に出た。
富山の街が遠くに見える。


振り向くと昨日歩いた剣沢カールが朝日に輝いてる。


前を仰ぎ見る。
登頂ルートの核心部が始まった。


前剣の小ピークに到達。
日本海が見えてる。影劒。
ちょっと小休止。天候は安定してます。


ピーク部がこんなに近くなってきた。
ついに来ちまったな。


けっこう厳しい岩場が多いが、鎖が設置されているし、ホールドも豊富なので、三点支持がしっかり出来れば通過できると思います。
クライミング経験があれば、特に苦労することは無いかな。


カニノタテバイかな。
高所恐怖症だと辛いかも。
ここまで来れば頂上はもうすぐだ!


7:20 登頂!



ついに来ました”劒岳”
憧れて憧れての劒岳!!!


ソロの人が多くて、みんなで写真撮りあいっこします。
僕も撮ってもらいました。
嬉しいー!


標高2999m
僕の腰のあたりがちょうど3000mってことだね。

日本の測量史に残る偉大なる三角点。


明治時代、未踏峰だった難攻不落の劒岳に、陸地測量部がこの三角点を決死の作業を経て成し遂げた。
同時期に日本山岳会が剱岳の初登を狙っていた。
測量技師の執念の籠った三角点です。
このあたりは、「剱岳点の記」「春を背負って」など、小説や映画になってます。
僕自身、20代の頃は測量士だったので、この三角点に触れてなんか感無量です。

さて、山頂からの絶景を。

南側。
今登って来た別山尾根ルート。
右奥の平らな所が室堂ですかね。


東側。
鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳など後立山連峰の山々。
足元の岩稜は八ッ峰の尾根かな。怖いですね。。。


北側。
北方稜線沿いにチンネ、三の窓などバリエーションの宝庫。


西側。
富山の街から日本海。凄いところまで来たものだ。。。


おっと、南のアップ。奥のひと際尖がったのが、この前登った槍ヶ岳!


富士山も見えちゃうんですね。
その右が北岳。左は八ヶ岳。
さすがに3000mまで登っちゃうと、高い山同志は見通せちゃうんですね。


狭い山頂は大混雑です。
みんな天候を見て同じタイミングで頂上アタックするので、厳しい山はこういう感じになっちゃうんですね。
特に今日は穏やかなので、皆さん山頂をゆっくり満喫してます。
強風なんかだと、頂上タッチで直ぐに下山しちゃうもんな。


さあ、下山を開始します。
下りの方が事故が多いのは周知の事実。集中力を切らさず下降します。
ここを全部下って、昨日の出発点室堂まで一気に歩きます。


これがかの有名な早月尾根かな。


来たルートを戻るが、何か所か狭い場所は登りと下りが別ルートで巻いてます。
安易な一歩が落石を起こしてしまう。慎重に下降するのみ。


登ってるときは周囲をあまり考えることが出来なかったが、ここが平蔵のコルかな?
落ちたら止まらんなぁ・・・


前劒のトラバース。
狭いので慎重に。
難しくはない。落ちなきゃ大丈夫なとこばかりです。当たり前か・・・


手を使う場所はだいぶ無くなって来た。
剣沢の紅葉が昨日よりも進んだ感じがする。


山小屋が見えてきた。
ヴィクトリーロードを下ります。


9:40 剣山荘に無事到着!
ヘルメットを脱ぎ武装解除。緊張から解放された瞬間だ。


小屋で自分への御褒美でコーラを飲み干す。
美味い!
大休止の後、室堂までのんびりトレッキング。4時間ってところかな。
劒沢カールの中を途中まで下り、右上の鞍部を超えてゆきます。気持ちよさそうだなぁ。


紅葉もあと一週間ぐらいかな。
ハイマツの緑とのコントラストが素晴らしいです。


テント組も登頂を終えて撤収してます。
同じ日の登頂組には、連帯感のようなものが芽生えますね。


何度も振り返って眺めちゃいました。
”雪と岩の殿堂 剱岳”
登っちゃったんだなぁ。。。
また来たい山ですね。


ヒタスラ劒沢を詰め、御前乗越しを超え、雷鳥坂を下り、、、
雷鳥平からみくりが池までの、ダメ押しの登り。


ミクリヶ池まで来ると観光地。


13.25 室堂のバスターミナルに帰着しました。
ここで登山は完了です。


あとは立山・黒部アルペンルートを辿り、扇沢まで。


15:10 無事扇沢の車に戻り完了!
ヤレヤレです。


薬師の湯で汗を流し、大団円。


槍ヶ岳登れただけでも満足なのに、劒岳までやれたのはホントにラッキーでした
ソロ登山の機動性を最大限発揮し、好天のチャンスをものに出来たのが勝因かな。

劒岳別山尾根ルートは、一般登山ルートとはいえ、中級者以上の実力は必要と思います。
僕はクライミングを齧っているので、岩登り自体は全く問題なかったが、やはり天候判断、時間配分、ルートファインディングなど、総合力が試される山だなぁと思いました。

大きくて充実した山行が出来ました。

バンザーイ!!





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