シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

テンコ盛り山梨ツーリング(2)

2022年09月18日 22時27分58秒 | 車・自転車・バイク
2日目

今日は、前から気になってた国師ヵ岳登山をやってみようかと。
この山は山梨と長野の県境にあり奥秩父山塊の西の端に位置してる。
以前はいずれの登山口からも遠く、奥秩父の中でも到達する事がかなり困難な山だったが、大弛峠の林道が繋がり、アクセスしやすくなった山だ。ただしこの林道は冬季通行止めとなり夏期限定の登山ルートです。

6時に宿を出発。釣りや登山やツーリングの時は、宿で朝食を摂ることは先ずない。アウトドアは早出が鉄則。だから素泊まりが〇

石和温泉から直ぐにフルーツラインと言うアップダウンのある丘陵の道を快走します。ほったらかし温泉とか有る辺りだね。景色が大きく開けた道で、山並みや甲府盆地の景色が素晴らしい。
早朝にこんな気持ち良い道をバイクで走るのはまさに至福!(気持ち良すぎて止まって写真撮らなかったよ)
1時間ぐらいそんな道を走って乙女湖で一服。



そこから川上牧丘線という林道で大弛峠まで駆け上る。この林道は峠から先は信州川上村に下ってゆく。
5月に行った千曲川源流イワナ釣り場がまさにそこ。その時はまだ林道は冬季閉鎖中だった。
峠の北側は千曲川信濃川水系、南側は笛吹川富士川水系。太平洋と日本海を分ける分水嶺だ。

国師ケ岳への登山ルートはこの大弛峠から尾根上を東へ進みます。逆に尾根を西へ進むと金峰山、瑞牆山へと続く。こちらは増富温泉側から何度か登頂済みだ。

たっぷりI時間半ぐらい林道走りを楽しみ大弛峠に到着。



車やバイクが20台ぐらい止まってます。登山者のかな。



僕もバイクを停めて、小さなザックに雨具、フリース、食料、ヘッデン、ツエルトだけ詰め込み登山したく完了。
この時期の登山なら渓流釣りの支度とほぼ一緒です。靴はゴアのアプローチシューズなので全然OK。

ひっさしぶりの山歩きだなぁ。
軽く汗をかきながらテンポよく登ってゆく。
なんか樹々の間から絶景が見えるんですけど!



30分も歩くと、いきなり山頂の看板が。
エッ、もう着いたの!?

よく見ると前国師ヶ岳でした。前座の山とはいえ初登頂は嬉しいものです。



一旦下り、もう一度登る。花崗岩特有の風化が進んだ岩々の登山道です。



気持ちよく汗をかいた頃合いで、本命の国師ヵ岳到着!



標高2,592m 国師ヶ岳 初登頂!

何気に2,500mを超えてる高峰です。



自撮り(笑)



いやー、素晴らしい景色です。
快晴、無風、眼下に雲海、雲海の上には高い山々が見えてる。

富士山





南アルプス



日本一の富士山と、日本二位の南ア北岳が一緒に見えてる!



手前の真ん中に見える丸い山は北奥千丈岳だね。あとで行ってみよう。
しかし素晴らしい日だ!

国師ケ岳を後にし、30分ぐらい歩いて北奥千丈岳に到着



標高2,601m 北奥千丈岳 初登頂!



実は国師ヶ岳より高く、奥秩父の最高峰はこちらでした。



左奥が南アルプス、右奥が八が岳連峰。真ん中近くが金峰山ですね、頂上の五丈岩が見えてます。

快晴無風、この景色はなかなか見られません。山頂は大感動大会。
この日を引き当てたのは大勝利だね。
周りの登山者とも自然とそんな会話をしてました。

午前中だけで2,500m超えの高峰を3座も登頂出来ました。
しかも大絶景付き!
大満足のうちに僕は山頂を後にし、ピストンで大弛峠まで無事降りてきました。



登山装備をほどきホムセン箱にパッキングします。
おっ、バイクが増えてる。



ガチオフ車のお兄さん方が居たので話してみると、これから信州側のダート区間を降りて、再びここへ戻って来るとのこと。このダートはかなり手ごわく、特に岩が角張ってたり崩壊後で浮石が多かったりとかなり神経使うらしい。山梨側は一般車でも大丈夫だが、信州側は四駆がやっととのこと。

はたしてクロスカブで荒れ荒れダートを走破することは出来るのか!?
興味あるよね~(いや、普通に登山終わったんだから帰れば良いのだよ。。。)
特にブロックタイヤに替えたばかりだし!

興味が勝るなら、即やってみるべし!

僕はそろりと信州側ダートを下り始める。魔界へ踏み込んだことは明らか。
いや、結構見た目以上に岩々で深いよ。ブロックタイヤは確り岩を捉えているが、明らかに地上高が足りてない。
ちょいちょい下回り打ってるし。アンダーガード無いからエンジン割りそう(汗)
サスのストロークも全然足りないわ。。。

ステップに立って両足でシート挟んで、両手でハンドル押さえ付けてバランス取りながら、ほぼブレーキ操作のみで下る訳だが、登山後にやるアクティビティとしては、ちとハードでないかい。。。?



1kmぐらい下ったところで一休みすると、さっきのお兄さん方が二台で下って行った。やはり安定してる。
僕も後を追って下るが、程なく離されてしまった。
そもそもだ、果たしてクロスカブでここを登り返せるのか?
途中でエンジン割ったり、谷にズリ落ちたら、誰が助けてくれるんだ??

僕は峠から2km程降った地点で引き返すことにした。
登り返します。

ムムム、フラットダートはローで問題なく登るが、ガレ場はかなり厳しいぞい。。。
何しろホムセンボックス積んで釣竿付けてるカブでっせ。頑張りすぎだろ(笑)

ガレ場では一度止まったら再スタートできないような感じだから、ステップに立って暴れる車体を何とかいなし、兎に角グイグイ進む。
ひときわ悪い区間などは、なりふり構わずシートにどっかり座って、コケない様に両足で地面を蹴飛ばしながら強引に進む。プチ四駆じゃー
ブロックタイヤだから何とか進むが、純正タイヤじゃ無理だったな。
登山靴もいい仕事してた(笑)

やっとこさ峠に戻りました。生還というニュアンスしっくり来たよ。
もう全身汗ぐっしょり。
両腕はグッタリ。
チョット前に山頂の絶景で感動してたのが遠い昔のよう。完全に感動記憶が上書きされてしまった。。。

あとから登って来た別のオフ車の方は、よくカブで登るなぁと感心しきり。ですよね〜



興味に駆られて挑戦してみたので、満足度は高いっす(笑)


さあ、もうイイだろう、帰ろう。

再び山梨側へ下り塩山で一服。 帰りは道志みちルート、R20ルート、柳沢峠~奥多摩ルートと3つのルートが考えられる。
R20みたいなThe国道は大嫌いなので、まだ走ってない柳沢峠ルートで帰ることにする。奥多摩から先はまた考えよう。

大菩薩ラインを柳沢峠に向け駆け上る。凄く良い道になってるね。ループ橋とかいつこんなになったのよ。

柳沢峠着。肉そばで有名な峠の茶屋。



この道はバイクがグッと多くなるね。みんな飛ばしてます。
丹波山村、小菅村、鶴峠と、僕もひたすらコーナーを攻める走りが続く。さっきのダート走行とは真逆の世界やわ。
もう場面展開が多すぎて、記憶の上書き上書きの一日だよ。



ちなみに、新タイヤのIRC-GP22だけど、ガチのブロックタイヤの割に、舗装路も案外良い感じ。
後輪に荷重して倒し込むと、標準タイヤに比べて明らかに安定したコーナリングをしてくれる。
GP5はシートにドッカリ座ってスイスイと曲がる感じだけど、GP22は腰をクイッて捻ると車体がスッと中に入って来る。反応がイイね。カブってタイヤが細いから、案外ブロックタイヤとの相性が良いのかもしれない。

そんなこんなしながら走って、上野原でR20に合流。あー車多くて嫌だ嫌だ。
直ぐに藤野でR20離脱し、秋山川沿いに山の中に逃げ込み、青根で道志みちに出る。
あとはいつもの様に宮ケ瀬、伊勢原、平塚と進み海岸に出る。
なんやかんやで通勤ラッシュ前に帰宅出来ました。



走行ログが大菩薩ラインの途中で切れてたよ。。。
信頼できるロギングアプリに中々出会えないっす。

メーター読みで、2日間の走行距離は405.4km
距離の割に、内容テンコ盛りの二日間だったなあ。
自分でも感動が追い付かない。。。

使ったお金は全部で5千円ぐらい。
県民割とカブの燃費のお陰です。内容に対してコスパ良すぎだわ!
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テンコ盛り山梨ツーリング(1)

2022年09月17日 15時37分02秒 | 車・自転車・バイク
9月15~16日

超大型台風14号を筆頭に3個の台風がうろうろしてて、週末以降ずーっと天気悪いらしい。
9月末で渓流も終了なので、台風前に一回行っておこうと考えた。
ついでに関東周辺の県民割が9月末まで延長になったので、せっかくだから何処かに泊まろう。
渓流ならクロスカブが最強だから、ツーリングも楽しみたいね。
なんてあれこれ考えて、渓流道具+軽い山歩きグッズを積み込んで山梨エリアに行ってみることにした。


初日

先ずは道志みちで神奈川から山梨へ進むが、予報に反して曇り&肌寒い。夏用のメッシュジャケットじゃ寒くて走れず、中にフリース着たよ。万が一の事考えてフリース持って来て良かった~

道志みちの途中で右折し道坂峠を越えて都留へ抜ける。
紅葉前の山は実に落ち着いている。車の殆ど居ない山間のワインディングロードを快適に走る。いいねぇ。
都留から河口湖へ。湖畔のカエデが薄っすら赤くなってた。ここのカエデはいつも早いんだ。

河口湖も曇天で寒い!



大石公園の先で右折し若彦トンネルで御坂山塊を越え芦川の村落へ抜ける。
前夜、ネットでちょっと調べて、この芦川という沢に初めて入ってみようと考えたのだ。ヤマメとイワナの混成域とのこと。渓相も良さそうだ。
農産物直売所が遊漁券取扱所になってるとのことで行ってみると、、、おばちゃん曰く今年の日釣券はもう全部売り切れちゃったとのこと。日釣券って販売上限って有るのか???

いきなり計画狂ったし、、てかそもそも計画はここまでしか無い。。。
まあこの辺には沢は沢山あるから、適当に走って探すかってんで移動。

甲府盆地に出ると、カラッと晴れてて神奈川、富士五湖側とは大違い。気温も高く夏の雰囲気です。
ブドウの収穫時期だね。



クロスカブは、こんな田舎道をヒラリヒラリと走るのにほんと最適。とにかく楽しいのよ。
ふと目に留まった中規模の川。水量もあるのでこの川の上流域は良いかもと川沿いを遡る。
集落内にあった小さな店で入漁券販売所を聞くと、さらに上流の方の民宿で扱ってるとのこと。その民宿は直ぐに見つかり、宿のオヤジに川の状況を聞くと、ヤマメとアマゴとイワナとブラウンが釣れるよと。なんか変だな。。。
ポイントを聞くとさらに上流が良いが、ある橋の上は熊が出てるから入るなと。

うーん、川の選択を間違えたかもだけど、遊漁券買っちゃったので突入します。
オヤジさんに教わった入渓点。
クロスカブはこういう背景が似合うねぇ。



先月チョットやってみたテンカラを今日も試す。シーズン的にハッチ時期じゃないから毛バリは厳しいのは分かるがとにかく振ってみたいのよ。



うーん、瀬ばかりで殆ど落差が無いじゃん。。
しかも、上流からの風がやたら強くて、テンカラ振っても上手くポイントに届かない。
突風が吹くと流した毛バリが吹き上がっちゃう。
こりゃ厳しいな。。。
兎に角あらゆる場所に毛バリを打ち込んで流してみた。練習だ。



こんな感じで2時間ほど釣り登ってみたけどまったく、、、
魚影も一回も見なかったし、、、



一度脱渓し、ウェーダーのままクロスカブで移動。これ以上上に入るなと言われた橋まで行ってみる。
あーん、水が全然ない。。。

少し藪を分け入ってみると、なんか違和感。。 エッエッ、、これイノシシ猟の罠じゃない???



裏側に回ったら標識がぶら下がってたけど、僕が降りて行った側からは見えないし。。。
そのまま気付かず進んでたら、僕がガチャンとワイヤーに括られブヒーンブヒーンっとなったのか!?(恐)
こんな所誰もいないし。。。

この川は居ちゃだめだ。捕縛されないうちに引き揚げよう。
今年の渓流はこれにて終了だな。

夕方いい時間になったので石和温泉へ。



素泊まりで県民割使うと3,500で泊まれます。さらに2千円分のお買い物クーポンくれる。これで晩飯食べればOK。
宿も飯屋も僕もハッピーです。
宿の駐輪場にはバイクも沢山来てました。宿泊ツーリングには最高のシステムだね。



夜、宿で地図と気象情報を眺めながら、明日の行動予定を考える。
結果、明日は上手くすると早朝に雲海が見れるかも、ってんで山に登るか!

今日はここまで。

(二日目に続く)

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サワラのパラダイス発見!

2022年09月05日 16時05分14秒 | オフショアの釣り
9月4日(日)

前日 mm17 さんと出航予定だったが、微妙な風予報で今日にスライド。
ちょうど j弥君がサワラ狙いで乗せて欲しいとスクランブル乗船(笑)

前回のシーブリーズが出航したのは7月10日。真夏のトップシーズンなのに2ヶ月近く動かしてません。
船底に貝がてんこ盛りに付いてるんだろうなぁ…

まずは昨年遊ばせてもらった湾奧側シャローのイナダ、サワラ、タチウオポイントへ向ける。
スピードは4500回転でも18ノットぐらいしか出ない。船底の抵抗が大きすぎてスピードに還元できないのだ。完全にオーバーロード。これで全開にしてもエンジン壊すだけ。
4000回転16ノットぐらいに落としてエンジンをいたわって走ります。

カラッとした天気で風もなく最高!!!
ベタ凪の海をのーんびりしたスピードで走るのもいいよね。
気持ちいい〜!



ベイト反応はチラホラあるも、フィッシュイーターの動きは鈍いようで基本平和です。
たまにワカシやイナダが遊んでくれるが、それ以上の気配がない…

ゴールデンタイムの夕マヅメまでここで粘るか、別エリアに移動するか、、ウー悩む。(2ヶ月のブランクで湾内の様子が全然分からんのよ)
この船底状態なのであまり走りたくないけど、大きく移動することにした。

1時間かけて大移動すると、、、鳥結構います!
潮流れは緩いものの潮目も形成されている。



アッ、跳ねた!
サワラ発見!

潮目沿いに少しづつ移動してゆくと、サワラの跳ねがバンバン出るエリアに到達。
てか、そこらじゅう360°でドッカンドッカン跳ねっぱなし。

いろんなルアーを投げるも何故かヒットしない。
良くみると、水面のシラス食ってます。これは難しいのよ。

鳥山も出来てて急行すると、それはイナダのオンパレード。



今日は船で鳥山追っても、結局サワラを追い払う効果しかないと思ったよ。
ベイトがシラスなので逃げることはなく、潮目に広く広がってます。つまりボートはシラスが集まってるところに一緒に漂ってるのが正解。
そうしてると、もうボートから5mぐらいの所でも派手に跳ねてこっちがビックリしちゃう有様。

何度かヒットするが、途中でバレたり、ラインカットでなかなか船に入らない。

やっとキャッチ。
デカいよ。4〜5kgあるご立派サイズ。



ゴールデンタイムに突入。
相変わらずバラシも多いが、キャッチも進む。



夕日に輝いてるね!



どうだー!



バラクーダじゃないよ、サワラだよ(笑)

18時まで跳ねっぱなしの中、終了。
こんなすごい光景、僕のサワラ釣り経験の中では過去一かな。とにかく凄い日、凄い場所に出食わしたものです。

夕暮れ進む中、ゆっくり帰港しました。



今日は船全体で10発以上バラシました。この釣りはラインカットはある程度仕方ないが、フックオフも結構あったね。
いろんなルアーを投入したけど、結局今日キャッチできたサワラは全てマッキッパでした。
このルアー、やはりサワラには強いね。

あー面白かった!

船底掃除しよ…

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クロスカブのタイヤ交換

2022年09月02日 22時19分40秒 | 車・自転車・バイク
9月1日(木)

クロスカブが僅か2ヶ月の間に2回もパンクした訳だが、バイクのパンクなんて滅多にしないらしい。
2回とも金属片が刺さってたので、たまたまとしか言いようが無いが、改めてタイヤをよく観察した。

前輪は5分山、後輪2分山ってところ。

ウン、履き替えよっと!

今履いてるのは新車から付いてた純正のIRC GP5。セミブロックタイヤでクロスカブの雰囲気によく似合ってました。
走りも特に不満は無く、舗装から砂利道まで普通に良く走ってくれます。

でも、同じタイヤに履き替えてもツマラナイよね。
知り合いのバイク屋さんであれこれ相談した結果、ガチのブロックタイヤにしちゃおうと。

前後輪ともIRC GP22に決定!

取り寄せてもらい、早速交換。





作業は特別難しいことは無いけど、チョットしたコツは有りそう。次回は自分でやってみようかな。

完成!



思いのほかゴツイデス。



ブロックがサイドまで出てて、タイヤ幅が太く見えますね。



クロスカブの雰囲気に合ってるっていうか、黒いホイールと相まって存在感マシマシです(笑)
スポークの17インチはやっぱりこうでなきゃね!



帰りにちょっと走っただけだけど、ブロックタイヤ特有のゴツゴツ感はあまりなく、乗り味は意外とソフト。
コーナーでのグニャっと感もなく、見た目と違って案外扱いやすいかも。

純正タイヤからの交換距離7,957kmでした。バイクのタイヤ交換ってこんなに早かったっけ…?



早くオフロード走ってみたいね!


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