11月10日(土)
そうだ、どこかへ山登りに行こう! と、前夜に思い立ってしまった。 変なの・・・
僕は10~20代にかけて結構山登りしてました。 源流釣りとは別に、低山ハイクから厳冬期の雪山縦走まで、いろいろやりましたなぁ。今でも当時使っていたサレワの12本爪アイゼンとか持ってます。
とはいえ、いきなり本格的な登山復帰は無理。今回は軽く山歩きが出来れば十分です。
半日シロギス乗合船に乗るような感覚で気軽に行ける山をあれこれ考えた結果、基本中の基本、丹沢の大山登山をチョイス。
大山といえば、神奈川県在住者なら必ず目に入る山ですね。丹沢山塊の一番手前にデーンと構えているでっかい山です。
古くから信仰の山としても有名で、山の中腹にある阿夫利神社下社まではケーブルカーで上がれ、一般の参拝客でも容易に行けます。
【ネットで拾った写真ですがこれが大山。都内からも富士山の手前に見えてます。】
山頂の標高は1251mと、何気に千メートル越え。軽登山の装備は必携で、登りもそれなりにきついものがある。
僕自身何度か大山の頂上には立っているが、いずれも裏ルートとか深夜登頂などヘンテコな登り方ばかりで、一般ルートは今回初めて。(笑)
【山は秋色に色付いてます。】
ザックに雨具と水とおにぎりと地図とカメラを放り込み、お手軽登山開始。僕はケーブルカーには乗らずに下から歩きます。
秋色に色付いた樹々の中を歩くのは本当に気持ちが良い。
最初は少々息が上がったが、しばらく歩いているうちに体が慣れたのか快調快調。
小一時間で下社に到着。ここはケーブルカーで登ってきた登山客や参拝客でごった返してる。
【阿夫利神社下社。参拝客と登山客と七五三で賑わってました。】
ここから頂上までは登山客だけになりますが、夏の富士山並みの混雑度で、たびたび渋滞が起きちゃいます。
ベテランからビギナー、お年寄りから若い連中、家族連れまで、実に様々な人種が頂上目指して歩いてる。
登山ブーム再来と言われているけど、若い人が多いと言うのは結構なことですね。
うわさに違わず、山ガールがいっぱい居ました。女の子だけのグループも結構来てます。
ちょっと驚きでした。
ワイワイガヤガヤと賑やかな登山道を2時間弱で登りきり、頂上に到着。
運動不足の体にはちょうど良い登りでした。
【頂上制覇はやはり嬉しいもの。山登りは爽快な達成感が味わえます。】
お天気も最高。 山頂からの眺めはまさに抜群。
都内のビル群、房総半島、三浦半島、江ノ島、大島、伊豆半島、箱根、富士山と関東平野の南部を完全網羅してます。
それにしても山頂の人口密度は凄かった・・・(笑)
【山頂からの眺望は抜群。江ノ島が見えますね。】
下りは少し静かなところを歩きたくて、皆が引き返す下社へは降りず、僕はヤビツ峠にエスケープ。
こちらのルートを歩く人は殆どおらず、後半は落ち着いた山歩きを満喫できました。
【イタツミ尾根を経てヤビツ峠へ。秋の木漏れ日のなか静かな山歩きが楽しめた。】
10代の頃に歩いた丹沢表尾根縦走路が目の前に広がる。思えば僕もいろんなことやってきたなぁ。
その先には、富士の秀麗な姿が見えます。
【右奥の塔が岳を核心部とした丹沢表尾根縦走路。懐かしいな。】
【富士山も綺麗に見えました。こちらは20代の頃に登頂。】
14:20 ヤビツ峠のバス停に無事到着。
秋の丹沢らしさを味わえた山行となりました。
明日は筋肉痛だな・・・