シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

遠征準備 完了!

2010年08月30日 00時01分20秒 | 海外遠征
     
     【情報源は、この24年前の釣行記。むせ返る様な男の遊び心が詰ってます。】 


モンゴル遠征を5日後に控え、今日一日掛けてタックルや荷物を取りまとめました。

タイメンは日本のイトウとほぼ同種。北海道ではすでに幻となりつつあります。
ユーラシア大陸のど真ん中、ゴビ砂漠の北方山岳地帯。手付かずの河の流れの中に巨大なタイメンが潜んでいるという。
体長は1.8mにもなるそうだ。巨大なイワナと考えれば良いのだろうか・・・???

どんなルアーを喰うのか? どれ程のファイトをする魚なのか?
河の大きさは? 渓相は? 足場は?  分からない事だらけです。
いったいどんなタックルや足回りで挑めばよいのだろう・・・?

     
     【ジョインテッドクロウ、メガバスXS。 リールはセルテート3000番を選択。】 

開高さんは、フェンウィックのサーモンロッドと、ABUアンバサダーの7000番にストレーンの30ポンドを巻き込んでいたそうだ。
僕は、カーペンターの8ftと、セルテートの3000番で挑もうと思う。

タイメンの他にも、ノーザンパイク、レノック、グレイリンク等が居るらしいが、僕はいずれとも御対面したことは無い。

気候だって、現地から聞こえてくる僅かな情報によると、今頃の季節は昼は短パンでもOK。夜は氷点下10度だという。
レイヤー(重ね着)で対抗するしかないが、短パンとダウンジャケットが荷物の中に同居する奇妙なものとなった。
ユニクロのヒートテックの実力や如何に?

     
    【軽量化のためゴアテックスのウェイダーを新調。全体的には少数精鋭多機能の装備仕立だ。】

ウランバートルからは、四輪駆動車で草原の中を片道700km。
寝る所はあるらしいが、快適なベッドの訳は無い。
当然レストランなんか無いからコックも連れてゆく。羊以外に食材はあるのだろうか?

虫が多いので防虫対策を充分にと聞いたが、オオカミだって居ると言う。
はたして、日本の虫除けスプレーはオオカミにも効くのだろうか?

とにかく、未知の世界が幾重にも重なり、正直なところ悩みようが無いというのが本当の所です。(笑)

ということで、地球上の何所へ行っても対応できそうな装備となりました。
後はすべて出たとこ勝負。現地対応で乗り切りましょう。

こういうハードな環境、嫌いじゃないです!

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カジキ公式戦 終了

2010年08月28日 22時25分13秒 | カジキ
     
     【今期もいろいろと面白かった。】

8月28日(土)

今年のカジキシーズンが始まるとき、今期のカジキ釣りは8月末で終了と考えていました。
確かこのブログにも書いたかな。

今後のスケジュールの関係で、実は先週の釣行が一応ラストとしてましたが、バラシで納得がいかず、泣きのもう一回ということで今週末もカジキ狙いを企てていた。
幸いな事(?)に、ボート内の荷物を取りに行く用事もあり、行ったついでにカジキも釣ってこようと思った次第。

しかし、結局のところ諸々のタイミングが噛み合わず、本日マリーナまでは行ったけど出港ナシ。荷物だけ持ってとんぼ返りとなりました。
忙しいのも考えものです・・・

7月、8月の2ヶ月間、他のターゲットにはわき目も振らず、みっちり真面目にカジキだけを追ってみました。
与えられた自然条件の中で、自船で出来る事、自分で考えられる事を精一杯やったつもりです。
自分スタイルのスピニングマーリンや、上の写真の高速トローリングなどなど。
だからでしょうか、釣果以上に面白いシーズンを過ごす事が出来たように思います。
何がどう面白かったのかは、後日じっくりと総括してみましょう。



さーて、9月以降何をするかというと、ガラリと変わります。

モンゴルの奥地に行って、幻の魚「タイメン」を狙ってきます。

20年以上前かな、開高健の「オーパ!」を読み、モンゴルにタイメンという魚が居ることを知りました。その時は憧れることさえ叶わない夢の世界の物語。
半年前にこの計画を立ち上げ、それがいよいよ間近になり、そして現実のモノへとなりつつあります。
現在でも開高さんの本ぐらいしか情報の無い、開拓的釣行です。
明日一日掛けて、モンゴル釣行の荷物の最終仕上げを行うつもりです。

帰国は9月中旬。
帰国後、モンゴルの大草原から相模湾に気持ちの切り替えが出来たら(笑)、カジキなりキハダなり楽しもうと思います。

そういう事で、シーブレインの今シーズンのカジキ公式戦は終了です。

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心地のよい夜です

2010年08月25日 22時44分36秒 | 釣り以外のエトセトラ
ここのところ、週代わりで島を訪れています。
今週は新島。
白を基調にした美しい島です。

写真は携帯で撮った羽伏浦。
夕日が山陰に隠れてしまい綺麗に写らなかったけど、真っ白なビーチが延々と続きます。

さっき、島の夜道をぶらりとしてきました。
今宵は満月。
島特有の柔らかな夜気がとても心地よい。

そこここから聞こえる虫の声が、夏が過ぎてゆくことを伝えているようです。

五感のすべてが満たされ、言い表せぬ幸せを感じました。
いつまでも歩いていたくなる宵でした。
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今週は 1-1-0  ・・・残念

2010年08月23日 00時20分24秒 | カジキ
     
     【カジキの潮探しをしてたらマッコウクジラの群れに遭遇。良く見ると5頭居ます。】

8月21日(土)
土曜の朝に下架。今回は息子がアングラーとして乗船です。
伊豆一帯からヨサゲな潮が無くなってしまいました。三宅までは行けないし・・・
熟考の結果出した答えは、大島南東部。東から射している「かもしれない」潮を探します。

海域に到着しても誰~れも居ません。無線は三宅アイノセ方面からばかり。
程なく東からの流れは見つかりました。水温27度台。水色はやや良し。

何か居る!と近付いてゆくと、マッコウクジラの群れ。
大小5頭のファミリーで、大きいのは10mを優に超えてます。5頭が体を寄り添って殆ど動いていません。
100mぐらいまで近寄れたけど、それ以上は怖くって・・・

     
     【1頭が頭を出して周辺を観察する行動を。じーっとこっちを見ているんでしょうね。】

この日、遅くまで粘りましたが、残念ながらカジキのヒットは無し。
だけど、トビウオが今年で一番多く気配濃厚です。
明日に期待が持てる潮を見つけました。



8月22日(日)
5時半出港。昨日の海域へ一気に走る。
昨日の所に潮が無い。新戦法(?)で広範囲に潮を探します。
あったあった、ありました。それも、昨日よりもグンと水色が良く、水温も28度台。
これは居ますね!

     
     【よい凪です。 昨日に続き潮探しの旅へ出港!】

時間と共に南東からの流速が徐々に増してゆき、潮目が方々に出現してきた。
これらの潮目を、丹念に探ってゆく。

コーナーロングの”フェニックス”の後ろに一瞬背ビレが見えた! 出たーと僕が叫ぶ。
1秒、2秒、3秒・・・沈黙・・・7秒、8秒。  
二人が凝視する中、真後ろからカジキがグァバーっとルアーに襲い掛かった!

GTロッドが一気に絞り込まれ、ソルティガが唸りを上げる!
GO!  フックアップ成功!!
カジキが派手にジャンプする。
映像に残したいような、なかなか見事なヒットシーンでした。

中速に戻し残りのタックル回収。
息子がロッドを取りファイト開始。
ジャンプのお姿から思うに、80kgぐらいかな。

良い感じでファイトしてたら、まさかのフックオフ・・・
まただ、何でだろ・・・?   残念。

しかし、探し当てた潮にカジキが居たのは嬉しい。
まだ居る筈だ。気を取り直して再開。

また来たー!
左舷アウトリガーロング、”タイタン6”にヒット!
バシーンとアウトリガークリップが飛んだがフックアップせず。惜しい。

数秒後、右舷アウトリガーショートのクリップが景気良く飛び、これまた”タイタン9”に再ヒット。同じ奴だ!
一瞬、ロッドが大きく撓るが直ぐに戻る。
チッ! またフックアップせず。

スピードを維持して再アタックを誘いつつ、息子が外れたラインをクリップにセットしようとした矢先、ラインを引っ手繰るように再々ヒット!
まーたフックアップせず。
速度維持。。。 

アウトリガークリップにラインを再セットし、ハリヤードをスライド中に再々々ヒッート!!!
ウンガー、、、またもフックアップせず。

これで終了。。。
このカジキ、4回もアタックしてきました。 ヤル気十分のカジキだったのに・・・

この時流していた4本のルアーのうち2本がタイタンで、ヒット4発ともタイタンでした。
このカジキは、明らかにタイタンを選んでいたようです。カラーもサイズも違うのに。
やっぱり ”タイタン、恐るべし!”

夕方に横浜で釣り仲間のミーティングがあるため、13時半ストップフィッシング。
後ろ髪を引かれつつ帰港しました。

今回もカジキキャッチには至らなかったけど、苦労して探し出した潮でカジキをヒットさせる事ができて、まづまづ満足しています。
ヒットシーンも、なかなかの物でした。

それにしても、今シーズンはフックオフが多いです。
フックアップしないのは仕方ないにしても、ファイト中のフックオフが多いのは何故だろう。今シーズン4、5本はこれで逃している。ドラグ初期値は6kgなので特別低い訳でもナシ・・・

我が船には「バラシ神」が乗船しているようです。
どなたか引き取って下さいませんでしょうか・・・?
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カジキの刺身定食

2010年08月19日 20時41分24秒 | 釣り以外のエトセトラ
神津の昼食は、港にある「よっちゃれ食堂」へ。メニューは焼き魚、煮魚、刺身定食の3種のみ。

ムムム、ホワイトボードに「本日の刺身はカジキと赤イカ」とな。さすが神津島、挑発的なメニューです。
心してカジキの刺身定食 戴きました。
なんか、普通に美味しかったです。

そして、宿の夕食はキンメずくし。カルパッチョがなかなか旨かった。

仕事なんだか夏休みなんだか…
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ヒョウタン

2010年08月19日 08時43分24秒 | 釣りに関するエトセトラ
もうすぐ神津島に着きます。例によってお仕事ですが…
いま、ヒョウタンの島寄りを大型船で走ってます。水色はあまり良くないけど、潮目もあるし鳥もいっぱい居ます。
魚っ気はありそうだけどな…
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辛うじて出ましたが

2010年08月14日 23時38分18秒 | カジキ
     
      【夏休み出撃は不安定な海況に阻まれた・・・】

8月13日(金)
夏休みということで、13日から15日までの3日間をカジキ三昧で過ごす計画・・・  だった。
今回は、帰省中の息子とダブルハンドです。
直前の台風通過で海況が危ぶまれたが、この台風は太平洋には一度も入らずに日本海を短時間で通過したためウネリは酷くない。 すでに風も落ち着いた。
休み後半の土日の方が気圧配置的に南西が吹きやすいので、台風の翌日でちょっと嫌な感じだけど慎重に出てみることにした。

潮のメリハリがなくなっているが、今日は高瀬か大室南を中心に組み立ててみたいと考えた。
9時下架。相模湾に出ると昨日の風の名残でややラフな海面だけど、波先が尖って無いので20ノットぐらいで走れる。

大島付近まで来たが水温は25度台。さらに南下を試みるが、徐々に波が大きくなり、南西風も落ち切らずやや強めに吹いている。満足に走れなくなった。
残念ながら高瀬行きは諦める。大島南から大室出し北側あたりが今日のシーブレの限界です。トローリングスピードなら問題なし。

しかし、どこへ行っても水温が25度台。水色は青いが透明度が無い。ちょっと変わった水色で、流れも殆どありません。
底潮が湧いたか、親潮系の潮がスルッと南下してきたか・・・  出所不明の潮です。
魚っ気は無くはないが、バリバリのカジキって感じでもない。
本来ならこんな所は曳かずに別の場所を求めるけど、今日はこれ以上行けません。

7ノットでのたりくたりと曳きまわるのみ。
無線も静かなものです。みんな出ていないのでしょうね。行っても房総方面なのかな。

     

結果、特大シイラと10kgぐらいのキハダが釣れたのみ。
でっかいキハダも跳ねてます。キハダはそこいらじゅうに居ますよ。
キハダを専門に狙ったら、大漁になりそうです。

夕方まで頑張ってみまたけど、それ以上の結果は出せませんでした。
海況がギリだったため、思う場所に行く事が出来ずストレスの溜まる一日でした。
お天気だけはカナイマセン。

一晩、マリーナでゆっくり過ごす。
僅かな期待を胸に朝を迎えましたが、残念ながら南西が良い感じで吹いてます。
時間と共に強まるのは明白。

残り2日を残し、早々に上架し帰宅しました。
夏休みのカジキ三昧は、不完全燃焼で終了です。。。

今月中、もう一回で良いから、凪ぎの海で思いっきりカジキ探ししたいな!
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夏休み週間ですが・・・

2010年08月12日 00時41分18秒 | 釣りに関するエトセトラ
夏休みっぽく、13、14、15日と出船予定を入れました。
でも、台風の余韻が残るだろうし、その後も南西が吹きやすい気圧配置が続きそうなので、ベタ凪ぎはチト望めない。

シーブレは波気にはメチャ弱いです。
白波がチラホラしだした時点でドッタンバッタン。満足な釣りは出来ません。

8m/s以上の風速が予想される日は遠出ナシ。
行けても大島までかな。
その先にカジキの潜んで居そうな場所があっても、先ず行くことは出来ません。
ストレス溜まります。

3日間のうち、1日で良いからベタ凪ぎの日が欲しいものです。
貴重な週末ですが、そうそう都合よく凪ぎてはくれませんかねぇ。。。

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今週の結果は・・・

2010年08月11日 00時15分11秒 | カジキ
          
     【今週はキハダの盛大なボイルから始まった。船に体当たりするマグロまで!】

8月7日(土)
土日出撃の初日は少し趣向を変えてみた。
現在、相模湾内にキハダが大量在庫中なので、もしやカジキも一緒に居るのではと考え、普段とは趣向を変えて相模湾を横断的に探ってみました。
本日はteiさんが乗船。

キハダの位置は日替わりだけど、直ぐに見つかった。レーダーを覗いて船団目指せば良いだけです。
現場に着くと釣り船とプレジャーが鳥山目掛けてダッシュ大会。僕はカジキルアーのみ曳いて遠回りに探る。

船団をスルーしそのまま沖の山まで行くと、まあ、アチコチで20~30kgのキハダがボンボン飛んでいる。他の船も殆ど居らず曳き易いのが有り難い。
ボイルの中をドンピシャで何回もルアーを通すが、キハダは食わない。
こうなると、キャスティングの方が勝負が早いですね。
ボイルの後にイワシのコケラが一切ありません。キハダのベイトは何だったんでしょうか?

この日ビックリな出来事が二つ。
一つ目は、ボイルの中を通行中、勢い良く空中に飛び出したマグロが運転席の右横辺りに「ボコン!」と激突。君はボラか! 船が凹んでないか思わず確認しちゃいました。
それ程キハダが跳ねまくっていたという事です。

     
     【このイナダは何を喰おうとしたのだろうか?】

二つ目は、フェニックスの10号サイズでイナダが釣れちゃいました。ちゃんと口にフックアップしています。チャレンジャーなイナダ君ですね。優しくリリース。

残念ながら、相模湾内のカジキには廻り会えませんでした。


8月8日(日)
二日目はテイさん、カツさんが乗船。カツさんのカジキチャレンジ第2弾です。前回はオサワリのみでヒットならず。今回のカツさんは相当気合が入っています。
僕も昨日のような相模湾でカジキをという酔狂な事は試みず、今日はキッチリとカジキ探索。スピニング2タックル、50ポンド2タックルで本気で攻めます。

ウドネをサッとチェックした後、大室南へ入る。悪くは無いが良くも無い。
暫らく曳くと、前方にカジキの尻尾発見! 皆で固唾を飲んでルアーを凝視するがカジキは反応せずに沈みました。

カジキは居るけど、このところずっと続く「釣れる感が無い」のです。
なので、そこには長居せず「釣れる感の有る」場所を求めて北上。

ピンと来ました、久々に「釣れる感有り」のエリア発見!ここは来るんじゃないのー!っ言って皆に心の準備を促す。

ルアーを見ながら流していると、コナーショートのトップガン(50ポンドタックル)後方からシュルシュルっとカジキの背ビレが近付く。「来たー!」と僕が叫び全員が凝視する中、ビルを振りかざした。 ドラグがギャー!
ストライク! GO!  チッ、フックアップせず。
直ぐにスローに戻し、スロットルは煽らずスローキープ。

数秒後、コーナーロングのブラックキャットにストライク!
GO! 乗った!
50ポンドリールが鳴り止まない。何度聞いても気持ちの良い音色だねー

さあ、カツさん頑張って!
このカジキ、やたら走る。一度だけジャンプしたが、かなり良いサイズ。
全然止まらない。このままではラインが心配なので、ガンガンアスタンを掛ける。

     
     【カツさん、念願のカジキとガチンコ勝負中! 素晴しいファイティングスピリッツでした。】

最初の急展開が一段落しても、こやつ、潜ったままかなり高速で泳ぐ。こちらもひたすらアスタン攻勢を掛ける。
シーブレインでここまでフルアスタン掛けるのは初めてかな。

30分経過。
だいぶんラインは回収できたがアングラーもばてて来る頃だ。カジキがグワっと走り出すと、苦労して巻いた分が簡単に引き出される。アングラーの気持ちが萎える瞬間だ。
ダブルラインが一瞬見えた。刹那、また100mぐらい簡単に引き出してゆく。つらいのう・・・

1時間経過。
カツさんの疲労は傍目に見ても分かる。スタンダップで1時間は、そりゃキツイわな。
ダブルラインが入った。カジキがもう直ぐそこに見えている。でかいぞ!
クランキングリーダーが竿の半ばぐらいまで巻き込まれ、僕がリーダーを取る体勢に入った所で、このカジキは充分な余力を持ってグイと横に走った。
アングラーは溜まらず腰を落として耐えるが、体勢を崩しロッドエンドがウェストギンバルごとねじ上げらた。 ロッドがブルワークの上に強く押し付けられ、そのまま横滑り。

バシン!と物凄い音がした。終了を直感させる音だった・・・

ロッドが折れたかと思ったら、クランキングリーダーのダクロンが引き千切れていた。
おそらく、ブルワークで擦れたのだろう。
一瞬の出来事だった。

     
     【一瞬の出来事でクランキングリーダーがブレイク! 無念です。】

苦労しながら、7割方まで進んだ仕事が、一瞬で無に帰すようなもの。
暫らく、カツさんは立ち上がれませんでした。
アングラーの心身をズタスタにする、カジキ釣りの悪魔の部分を見た気がした・・・
残念ながら、アングラーズファーストはお預けとなりました。
次の機会、是非頑張ってください。

土日にヒョウタンを主体に各地で上がったそうで、サイズも150kg級が多かったそうです。良い群れが入っているようですね。
伊豆界隈の潮は少し落ち着きを取り戻したような気がします。
釣れるべき所で釣れるような、本来の形に戻りつつあるのかなぁって感じです。
相変わらず、トビウオは居ませんが・・・
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今年は 何かムズイ・・・

2010年08月01日 23時38分10秒 | カジキ
     
      【良い感じの潮目はいっぱいあるんですがねぇ・・・】

7月31日(日)
今週もカジキ狙いで出撃です。今回は息子とのダブルハンド。
昨日の時化の影響で、少々波気があるので遠出は出来そうもない。近場主体でゲームを考える。
伊豆半島沿いに南下すると高場付近で見事な潮目。青緑色の25度の潮とクリアブルーの28度がせめぎあっている。ここからスタートだ。

潮目沿いに東へ曳くと、広大な鳥山が出現です。ザット見1km四方ぐらいのエリアに鳥がブンブン飛びまわり、時々方々で固まっている。
魚っ気ムンムン、こちらも一気にヒートアップ。
足の速さから思うに多分キハダが回っているのだろうが、当然カジキも居る筈です。

周辺をグルグルと曳きまわるが、どうしても魚が来ない。
最初スピニング2本出しだったけど、追加でスピニングタックル1、50ポンドタックル1の4本引きで様々なルアーを投入。
しかし、ついにヒットに結びつける事ができなかった。

再び潮目伝いに東へ進めど何も起らぬまま、やがて毎度お馴染みのウドネに到着。
ウドネのやや北側に怪しい場所発見。旋回しながら曳いていると右舷リガーのタイタンにヒット!
スピニングの控えタックルです。ステラからシャーっとラインが繰り出されてゆく。
他のタックルの回収中もラインの出が止まらない。ちょいと良いサイズじゃないの!?

息子がロッドを手にすると、フッとロッドティップが立ってしまった。フックアウト・・・
その後何も無く、本日撃沈。


8月1日(日)
どうにも伊豆北部はカジキの気配が薄く、いま一つパッとしない。
今日は天候も安定しているので、ここは一気に黒潮にグッと近付き、本流の影響下にあるカジキを狙って見たいと考えた。
といっても、シーブレでは黒潮の流れる三宅はチト厳しい。手前の大室出しの南~新島裏あたりを攻めてみることにした。
黒潮縁辺の乱流が到達している可能性大だ。

現地はこれまた思い通りというか、南から28℃の綺麗な潮が大室出しの南縁にぶち当たり、教科書のような潮目が出来ている。
鳥もちらほら居たりして良い感じ。ここを行ったり来たり。

先ずはタイタンにヒット。毎度ながら調子の良いルアーです。
フックアップ成功で息子がファイト開始。明らかにカジキじゃないし、サイズも無い様子。
もう少しの所でバレマシタ。手応え的にはブルブル系だったそうで、多分メジかな。

     
      【ニコニコしながらバラすんじゃないっての!】

アイノセからヒットコールが続々と聞こえてくる。
ウーン、ここから20マイル程か。この距離が埋められない・・・

再び潮目を行ったり来たり。
コーナーロングのフェニックスヒット!
昨日からバラシが多いので、タックル回収は後回しにして、サッとタックルを手に持ち追い合わせを入れる手はずだ。

その通りに息子がロッドを抜くと同時に大きくロッドをあおる。
ガシっと重さが乗りグンっとロッドが撓る。本命ポイぞ! 
ガクンガクンとロッドが反応した直後、フックオフ・・・・・・・・・

   君ねぇ、バラシすぎだよ・・・!

時間いっぱいまで粘りましたが、本日も成果無し。
どうにも煮え切らない2日間でした。

今年のカジキは何となく難しいです。
出るべき所でポンと出てくれず、粘って粘ってやっとヒットする感じかなぁ。
ラン&ガン派向きじゃないですね。
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