シーブレ日記

愛艇と綴る釣り日記
最近は登山や自転車へと 遊びの範囲が拡大中

モルディブの動画

2010年02月28日 21時18分14秒 | 海外遠征
モルディブで市ノ川さんが撮影した動画が、YouTubeにアップされています。

↓僕のショアGTのファイトシーン。
  http://www.youtube.com/FIELDGATE0130#p/u/0/_h_sGmFOfZk

これは、ショアGTが爆発した日の翌朝、再チャレンジ時の撮影です。
ファイト中に根に掛かってしまい、キャッチ出来なかった時のものです。

この時、僕は撮影班の市ノ川さんとは数百メートル離れて、一人でやっていたときにヒット。
僕の大声を聞きつけて、遠くから撮影してくれたものです。
目一杯ズームを効かせて撮影してもこれが限界。 豆粒だしブレまくりですね・・・

オマケに途中から根に入られてしまったので、画像的にはいきなり始まって中途半端に終わるという感じですが、ノー編集の生画像ゆえ御勘弁。

まあ、こんな感じの所で、こんな感じのファイトをやってきましたと言うのは伝わると思います。

他に、村越さんのショアGTや、カメラ前でヒットさせた浅野さんの迫力のシーン等、今回のモルディブ遠征の様々なシーンが並んでいます。

僕もカメラのそばで釣ってれば良かったかな・・・

コメント (4)
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津波警報ですよ~

2010年02月28日 11時28分48秒 | 釣り以外のエトセトラ
2月28日(日)
雨の土曜日、確定申告をポツポツやっていたら、チリ地震で太平洋を越えて津波が来るという情報がやってきた。
長距離を渡る津波は、波高よりも波長が長くなり、結果として、陸に到達すると大きな被害をもたらす事がある。

到達予定時刻は13時ごろ。

前夜のうちに、静岡の海っぺりに居る息子にはメールを入れ、大丈夫かもしれないが、用心のため内陸側に居るよう連絡した。

朝明けると、TVで盛んに情報を流している。
三陸では「大津波警報」。 関東を含む太平洋一帯も「津波警報」だ。

たまに出る、日本近海の地震で発せられる「津波注意報」とは訳が違う。

我が家は海から3kmぐらい離れているが、台地ではないし、藤沢市内には境川や引地川があるので油断できない。
一応の用心として、これから買い物という名目で、危険時間帯は高い所へ行こうと思います。

自然に接する事の多い我々釣り師は、このような自然の脅威に関しては、決して見くびることなく慎重に対応するべきと思う。
そして、2手、3手先の状況を想定して、予め備えておく事が重要。

自然のメカニズムを良く理解し、どの様な脅威が隠れているのか見極める力が必要と思う。
危険な事には近付かない。スマートに避けるようにしたいですね。
それが、自然の中で遊ぶ者の鉄則と思います。

さて、これから我が家はお出かけです。

北の変態スナイパーさんのところが、心配です・・・


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(追記)
お出掛けしようとしたら、却下されました。
カミサンが、避難勧告が出ていないのだから、私は行かないと・・・

避難じゃなくって、予防原則による危険回避、という概念が理解してもらえませんでした。
一番リスクの高そうな時間帯に、別の事をやることでリスクヘッジしようというだけなのに。
平和ボケの素人は困るねぇ・・・ (とボクは思うのだが)

まさか、こんな時に置いて出掛ける訳にも行かず、そのままTVで情報見守るのみ。
結果的に大事にもならず。

何とな~く、ボクは単なる臆病者みたいに思われちゃいました・・・

コメント (2)
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モルディブ GT遠征

2010年02月20日 13時33分40秒 | 海外遠征
     

2月13日~18日

行って来ました、モルディブGT。
そして、至高のGTをキャッチしました!!

今回の遠征メンバーは、村越さん、金田さん、一戸さん、山本さん、浅野さん、石井さん、マレーシアから参加のラムさん、市ノ川さん、そして僕の総勢9名と大所帯です。
今回はモルディブの南部、南マーレ環礁とフェリデュー環礁を攻める予定で出発。


1日目
昼過ぎに成田を発ち、コロンボで乗り継ぎ。モルディブのマーレに着いたのは、約12時間後の現地時間で夜の21時ごろ。 
6年ぶりのモルディブ。 長いフライトも、これからの楽しさを想い、頑張って乗り越えました。
飛行機を降りると、一気に南国特有の湿気を帯びた熱気に包まれる。 この瞬間が僕は大好きです。

空港からドーニー(小型船のこと)に乗り込み、沖に停泊しているサファリボートへ移動。この日の行程はここまで。 モルディブは暗礁だらけで、基本的に夜は走らない。
これからこのサファリを母船として、4日間の船上生活が始まりです。


2日目
早朝、サファリボートはマーレを発ち南下。ドーニーが1艘随行します。
昼過ぎに南マーレ環礁のポイントに到着。
今回のフィッシングスタイルは、サファリボート班とドーニ班の二手に別れて、釣りをする予定。
釣り的には小回りの効くドーニが有利。 一方サファリは、釣りをしようが昼寝しようがご自由にのリゾート気分。これはこれで魅力的。 半日交代で船を乗り替わる予定だ。
メンバーはシニア組みとヤング組みに自然と分かれました。(笑)

昼食後、いよいよモルディブでのGTフィッシングが始まった。今回はどんなドラマが待っているのだろう・・・
   
     
     
   【75ftのサファリボート。屋上からのキャストは気持ち良すぎです。 船内には個室キャビンが6室ある】

僕らシニア組みは、当然の如くサファリからのスロースタート。
南国の強い陽射しと、果てしなく美しい風景に包まれ、GTルアーをキャストするだけでも幸せです。
肝心のGTは・・・予想外に苦戦。 ルアーへのアタックが殆ど無い。
夕方戻ってきたドーニのヤングチームは興奮気味。 初日の釣果はドーニの圧勝でした。

     
     【ドーニー&ヤングチーム。ポイントをタイトに攻められるドーニの圧勝です。】

夜はインリーフの静穏な海にアンカーを打って停泊。
夜遅くまで、みんなの釣り談義に花が咲く。 ビールを飲む者、傍らでナイトジギングを楽しむ者。
サファリの夜は、底抜けにやわらかく更けてゆく。

     
     【サファリの夜は豊かな時間だけが過ぎてゆく。糸を垂らせばギンガメやチビキなどが竿を絞り賑やかだ。】
3日目
不調気味の南マーレ環礁を見切り、午前中は釣り無しで一気にフェリデュー環礁へ移動。
昼にフェリデューの北端に到着。 唸るような、さらなる美しい景色が我々を向かえる。

午後から釣り開始。 僕はドーニに乗り込む。
なかなか上手いキャプテンだ。 GTフィッシングを良く理解しているのが分かる。

開始早々、僕にGTヒット!  が、ファイト中にフックオフ・・・!
その後、他のメンバーが順調にGTキャッチするなか、僕だけ取り残されてしまった・・・

     
     
     【シニアチームも順調にキャッチ。さすが円熟のGTフィッシング。安心感がありますね。】

夕方近く、やっと僕もGTキャッチ。 いやいや、バレないで良かった。 一人だけ出遅れると皆も気を使うものです。(笑)  僕だけでなく、他のメンバーもホッと安堵した事でしょう。
GTの活性はやや低い感じではありますが、全体ではGTの数は伸びだした。

     
     【サブターゲットのカスミアジ。綺麗です。】   

この夜、僕は前半の不調を払拭すべく、全てのラインシステムを交換したのでした。


4日目
早朝から、僕たちシニアチームはドーニで出発。 良い感じで潮が流れている。こうでなくっちゃネ。 
それでも、滅多やたら何所でもヒットする事は無く、出るべく所でしか出ないという、GTゲームとしては面白い展開だった。


     
     【名も知らぬ小島に上陸してのライトゲーム。天国フィッシングです。】

昼にサファリへ戻り、昼食後、全員で近くの小島に上陸。砂だけの小島で周りにリーフが広がっている。
腰まで海に立ち込み、シーバス用のトップルアーを投げれば、コーラルフィッシュが次々とヒットしてくる。
村越さんが遥か彼方のリーフエッジまで出て、胸まで海に浸かってGTルアーを投げ込み始めた。 オイオイ、ショアGT始めたぞ。
そして、なんとなんと、見事GTをヒットさせキャッチしたのだ!
これにはみんなビックリ。 僕もGT初めて10年以上になるが、まさに衝撃の出来事。
いきなり、ショアGTフィッシングという、ごく限られた人しか出来ない、そしてやらない釣りを披露してくれた。 さすがプロフィッシャーマンだ。

しばしのオカッパリを楽しんだ後、全員サファリに戻り、そしてヤングチームはドーニで午後の部に出掛けて行った。
サファリにはシニア3名のみ。 ゆったりとシエスタタイム。

サファリは先程の小島のそばに停泊したままだ。
夕方には潮が引く。 夕マヅメのショアGT・・・ 誘惑は頂点に。

     
     【ショアGTの舞台となった砂だけの小島。そこには素晴しい自然しか存在しなかった。】

16時。村越さんと僕は、クルーに頼んでテンダーボートで再び例の小島に上陸する事にした。 金田さんはパス。
狙いは、「ショアGT!」。
僕にとって勿論初めての釣りだ。 大いなる不安とチャレンジ魂が駆け巡る。

白いシャローの先、青々としたリーフエッジまで4~500mはある。 二人で真っ白い砂底のシャローを、ザブザブと進む。
まだ胸近くまで水深があるが、リーフエッジまで届く距離まで出られた。

期待と不安の交錯したまま、ムラムラポップを投げ込む。
上半身だけでGTルアーを投げるのは、それなりのテクニックが要ることを実感する。
ほぼ目線の高さで、投げ込んだポッパーが水面で踊る。
人工物の一切ない最高のロケーション。エンジン音も何も無い。 風が吹き渡り、全てが美しすぎる。
ここに居るだけで心が洗われる。

しかし、そんな美しさに心を委ねている余暇は無かった。
いきなり、熱狂の幕が開いたのだ!

投げ込むポッパーに、ドカンドカンとGTがアタックしてくる。
何発目かのアタックで村越さん、フックアップ成功!
GTロッドが思いっ切り絞り込まれている。

直後、僕もフックアップ成功!
ダブルヒットだ。
見渡す限り僕ら二人だけしか居ないリーフエッジで、その二人が同時にGTとファイトするシチュエーションなんて想像した事すらなかった。

GTのファイトは、今まで経験してきた船からのそれとは全く別物。 桁違いに強烈だ。
引きがシャープで、そして強い。 ボートからのキャスティングで釣るGTの5割り増しぐらいは強くて、根ズレ率は10割増しだ。
船自体がかなりショックを吸収していたようだ。 勿論船のフォローも無い。
 
腰から下が水中のため体重は効かないし、しゃがむ事も、寄り掛かる所も、掴まる物も何も無い。
水の中で自由自在に動けるGTと、全く自由の利かない人間との対決は、GT側に相当のアドバンテージを与える事になる。

一度でものされて前のめりになったら最後、態勢を立て直すことは不可能だろう。
僕は、今までの経験と感性のみを頼りにGTと渡り合い、チラつく根をかわし、そしてGTを寄せ切ることが出来た。

ショアGT、キャッチ!

嬉しすぎます。
ファーストGTをキャッチした時と同等の喜びを噛み締めました。
村越さんと最高の握手を交わす。 全てのモノに感謝を込めたような握手だった。

ほんの1時間ぐらいしか出来なかったが、二人で15発ぐらい出した。
こんな素晴しいロケーションで、こんな最高の釣りを経験出来た事に、感謝以外の何物もありません。

村越さんのルアーには、どう少なく見ても30kg以上、恐らく40kg前後のGTが猛烈なバイトを何度も演じたが、フックアップには至らなかった。あれが掛かったら凄かっただろうな。
残念と言うほどではないが、二人とも防水カメラを持っていなかったため、映像は無し。
でも、僕は記憶だけで充分です。


5日目
本日で釣りは最終日。

早朝を期して、再びショアGTを狙って小島へ渡る。
村越さんと僕との他に浅野さんが加わり、そして今日はカメラマンとして市ノ川さんがムービーを持ち込む。
昨日のような爆釣劇を期待して・・・

     
     【ショアGTを終えて大満足の図。実釣写真は市ノ川さんがもっている筈。】

他のメンバーは、ドーニーでノーマルなGTフィッシングへ向った。

僕たちは、昨日と同じポイントに入る。
暫らく3人で並んで投げてたが、昨日のようなバイトが出ない。 徐々に移動しながら魚を探す。僕以外の二人とカメラはリーフエッジを左へ移動し、僕は一人で右へ移動しながらGTを探す。

やがて僕の方に鳥が集まりだした。 ベイトっ気が一気に出る。 チャンスか!?
いきなり僕のポッパーにGTが出たが、フックアップならず。
直に投げ直すと、ドバンと一発で出た!
フックアップ成功!!!
大声で「ヒッート!」と叫ぶ。 二人+カメラマンは4~500m離れている。聞こえただろうか?

2度目のファイトなので、気持ちの余裕はあったが、手強さに変わりは無い。
一進一退のファイトの途中、ガリガリっと根ズレの感触の後、ピタッと動きが止まった・・・

根だ!

即、ラインテンションを緩めたりしたが、ダメだった。
暫らく様子を見たり、放置したが出てこない。 最後に強引に勝負したが・・・リーダーブレイク。残念。

二人がこちらへやってきて、投げ込む。
村越さん即ヒット。 根にやられる。 この辺は明らかにリーフが荒い。
浅野さんもヒット。 こちらは無事キャッチ。 オメデトウ!!
改めて、ショアGTの難しさを知らされました。

今回のGTフィッシングはここで終了。

全体にGTの出は渋めでしたが、なんのなんの、これだけ思い出深いGTフィッシングもありませんでした。
何しろ、ショアでGTキャッチです。 コモドのファーストGT並の、僕にとってモニュメンタルなGTキャッチでした。

     
     【今回もメンバーに恵まれて、楽しいフィッシングツアーとなりました。皆さんまた行きましょうね!】

今回も遠征メンバーに恵まれ、大変楽しい釣り旅行が出来ました。
また、今回も遠征をコーディネイトしてくれた、フィッシングプランニングオフィスの市ノ川さんには、毎度ながら大変お世話になりました。

そして、何よりもショアGTという、普通では経験し難い釣りを体験させてくれた村越さんと、その舞台となったモルディブの素晴しい自然に大感謝です。
有難うございました。
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GT遠征に行って来ま~す

2010年02月10日 23時12分06秒 | 海外遠征
     
     【今回のサファリボートはこれらしい。他にドーニーが1艘随行する。】

今週末から来週に掛けて、モルディブへGT遠征に行って来ます。
今回は70ftのサファリボートを使って、モルディブの南部を攻める予定。
何泊するんだっけかな? 陸上0泊、ずーっと洋上生活です。

海外は、去年のヤップ島以来ですね。
実は、厄介な仕事が立て込んでいて、1ヶ月ほど前にキャンセルするって言ったら、
僕の遠征釣りをコーディネイトしてくれている市ノ○さんが、ダメって!

仕方ないので、最後の最後までジタバタと仕事の調整して、何とか今日、”行ける”という確信が持てました。(笑)
(このあと、何事も起らなければ・・・、 の話ですが。)

早速準備開始。 本日仕事の合間を縫って、横浜サン○イへ飛び込んで遠征用品の買出し。
といっても、買ったものは下の写真のものだけ。
フック、リーダー、スプリットリング、サーフェスブル、PE4号(4500番用ね)・・・・ ちょっと、ユル過ぎかな?
あれ? 袋開けたら”DOG FIGHT”も入ってた・・・・ (ついつい)

     
     【サン○イで買出し。 アレレ? ブラックボックスが入ってたぞ・・・】

明日、スーツケースにTシャツ、短パン詰め込んで、バズーカにロッドを3、4本入れれば準備完了。
パスポートも忘れぬように!
簡単なものですね。 

そんな訳で、遥か彼方、インド洋まで行って来ま~す。


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富士山

2010年02月04日 23時02分03秒 | 釣り以外のエトセトラ
          
      【 これぞまさに 富士山! 】

1月30日(土)

先週末のお話です。
天気も良く風も無さそうで、沖に出るにはうってつけでした。
だけど、結果的に僕は沖には出ませんでした。

何故かというと、釣れる気がしなかったから。(笑)
伊東近辺での魚の活性が上がる潮のパターンが、少しばかり分かってきたので・・・

天気は最高に良いので家に居ても仕方ない。
土曜日はマリーナでゴロゴロして、日曜日に気が向いたら沖に出ても良いかなーって程度の考えで、取り敢えず家は出た。

しかし、それでは何か物足りない。
普段とは少しばかり違うことがしたくなった。 

僕の頭の中の回路がどう繋がったのか知らないが、フッと、”雪をかぶった真冬の富士山を見に行こう!” と思い立った。
早速、ナビの画面をグイーンと移動させ、富士五湖方面を ”ピッ” とインプット。 便利な世の中になったモンじゃなぁ。。。

2時間弱の快適なドライブ。 アウディー君でのドライブは、気軽な感じでとってもGood!
ひらりと河口湖に到着。
オーッ! すんばらしい!!  大迫力の富士山に御対面。 

     
      【 Audi & mt.Fuji 】

子供が描く様な、雪の下側がギザギザになった、 ”絵に描いたような富士山” がそこにありました。

色々な場所に車を停めて、様々な角度から富士山見物です。
見慣れた山ではありますが、こんな風にじっくり見るのは始めてかも。 改めて見るとなかなかどうして、良いものです。

山中湖に移動。
子供の頃に良く遊びに来た場所だ。 当時は全面結氷してて、僕ら子供はスケート遊び、大人はワカサギの穴釣りしてました。
今ではワカサギはボートで釣るしかない。温暖化って事ですね・・・

湖畔に車を乗り入れ、湖越しに見える富士の絶景をしばし堪能。 僕は山中湖から見る富士山が一番好きかも。
フロントガラス越しに、絵葉書そのまんまの富士山がデーンと見えます。 ウハハ、こりゃ最高!
快晴の青い空を背景に、これぞまさに「富士山」! 

昔っから見慣れている富士山なのに、改めて見惚れてしまいました。

静岡側から見る富士山は、伸びやかでとても優雅です。
山梨側から見ると、標高が高いぶん山頂がグッと近くて迫力が増します。北面だから雪も多く、陽射しが斜光となるため山ひだの陰影も浮き出て、実に力強い表情を見せます。

     
      【唸るばかりの絶対的存在感。 文句なしの”美”です。】

ハタと気づけば今夜は大潮の満月。
月光に輝く富士山は・・・!?
想像したらもう見たくて堪りません。 暗くなるまでだいぶ時間が有るので、昼寝したり、腹ごしらえしたりして、態勢を整えて夜を待ちます。

やがて夜になり気温が零下になった頃、背後の山稜から満月が顔を出しました。

暫らくすると・・・、 信じられないような光景が出現しました。

煌々とした満月に夜空全体が明るく青く輝き、そして、湖面越しの富士山が、夜空の中に真っ白く輝いているのです。 
昼でもなく、夜でもない、物凄く不思議な光景です。

富士を覆う氷雪が風に研ぎ澄まされ、月光を冷たく反射し、静謐で、神々しい。

山頂付近を千切れて走る雲の影が、くっきりと富士山の雪の斜面に映りこみます。 
月の高度が増し、照度がどんどん上がるに従い、富士山も輝きを増してゆく。
雲が走り、光と影が時々刻々と変化してゆきます。

これ程までに、静かで、冷たくて、美しくて、上品な ”輝き” を見たことない。
僕にはとても文章で表現できません。
まさに、神がかった光景でした。

気が付けば、回りにはアマチュアカメラマンが大勢来ていて、完全防寒体制で、水際に三脚を立てて静かに撮影しています。
満月の今日は、貴重な撮影シーンだったんですね。
残念ながら、僕のデジカメではバルブ撮影が出来ないので、この神がかった光景を写すことは出来なかったけど、心にしっかりと焼きつきました。

気温は零下3.5度。 湖畔の砂や手漕ぎボートが凍ってキラキラ光ってます。
何時間でも見て居たかったけど、夏タイヤでは長居は出来ません。 僕はゆっくり山中湖を後にしました。


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


静かな興奮を胸に、御殿場を抜け、一気に伊東へ走ります。
深夜にマリーナに到着。 
数時間前の異次元空間とはうって変わって、いつもの見慣れたマリーナの光景がありました。
何故かホッとしました。 現実の世界に帰って来た気分です。

でもね、頭上空高く、さっきの満月が輝いているんですよ。 夜なのに海もキラキラ光っている。
僕は上架されたシーブレのデッキの上で、しばし冬のお月見を楽しみました。

その後、ぬくぬくキャビンの中でぐっすり眠り、朝もゆっくり起きる。
キャビンを出て海を見やると、とっても良い天気。
太陽が輝き、穏やかな海が広がっていた。 

昨晩の富士山で毒気がすっかり抜けてしまったのか、日曜日は下架することなく早々と帰路に付きました。

ほんの思い付きだったけど、なかなかの週末でした。


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