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馬医者残日録

サラブレッド生産地の元大動物獣医師の日々

後膝の漿液腫

2019-04-17 | その他外科

1ヶ月前に後膝を怪我した1歳馬。

性格に問題があって、きちんとした外傷処置ができなかったらしい。

後膝の前?上?獣医学的には頭側、あるいは膝蓋骨の皮膚、に肉芽の塊ができてしまった。

曲がると飛び出す。

切除して欲しいと頼まれて、触ってみると皮膚の下に茎状の塊がある。

肉芽部分の皮膚を切除し、その奥にある結合織の塊を完全に摘出した。

もっとも奥は、内腔を持っていた。

内層を2-0monocryl で十字縫合し、皮下織を2-0monocryl で十字縫合し、

皮膚は、0monocrylでステント縫合した。

曲がるととてもテンションがかかる。

開かなければ良いのだが。

                                 //////////////

ムスカリ

クロッカス?

春の妖精 spring ephemeral って呼んじゃいけないんだな。

 



2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (はとぽっけ)
2019-04-17 07:20:33
 性格の問題で治療に支障あるというのだから、心配なのもごもっとも、と思いました。
 術創にドレッシング剤で被覆、マットレス縫合だとそれはできないですね。そこそこおりこうさんにしてちゃんと治りますように。
 たぶんクロッカスだと思う。けど、ムスカリじゃない。ヒヤシンスだ。春ですね。
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>はとぽっけさん (hig)
2019-04-17 20:05:21
包帯できる部位ではないし、何かを張り付けてもテンションを減らしてくれはしないように思います。

寝ないでいてくれれば膝を深く屈曲させずに済むのですが、1歳馬だと寝かさないわけにはいきません。

ヒヤシンス!?植えたおぼえがないな・・・・ムスカリじゃない??
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