珍しく、蹄骨骨折が2日続けて来院した。
2頭とも1歳馬で、
2頭とも、蹄骨の外側が割れ、どうやら関節面に到ってる。
1頭は馬房の壁を蹴って折れた(割れた?)らしい。
1頭は脱走してから跛行が続いていた。とのこと。
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hoof cast を巻くのは難しくない。
でも、やったことがないとコツがわからないし、
慣れないとうまく巻くのは・・・・なかなか難しい;笑。
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スポンと脱げてしまわないか?とは誰でも思う。
私も思う。
脱げたことはないが、私は蹄修理剤SuperFastを蹄壁に塗ってから巻いている。
蒸れるのは嫌なので、線状に塗る。
肢を持ち上げておいて、蹄冠部に指を当てておくと、蹄冠部に巻かなくて済む。
(右写真はもう巻き終わったあと)
キャストはよく濡らして、適度に水分を搾って、手早く巻かないと粘着力が弱く、固まるのが遅くなる。
これは立位の馬でキャストを巻くときはどこでも同じ。
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蹄負面にあたる部分にはSuperFastを塗って グラスファイバー材が磨耗するのを防いでいる。
それでも1ヶ月もしないで崩れてくるだろう。
そうなったら、巻き直すか、側鉄唇付き連尾蹄鉄に付け替える。
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だいじなことは、蹄骨が開くのを防ぐ必要があるような蹄骨骨折をしたら、
できるだけ早くHoof Cast を巻いてやることだ。
蹄骨は蹄匣(ていこう)で包まれて入るが、蹄は思っている以上に開いて閉じてしている。
蹄骨もまたその動きを受けている。
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日中は風も弱まって、
少し春を感じる日差しだった。
入院厩舎はひさしぶりに空になった;笑。
こういった怪我の時、診療所までの応急処置にSAM SPLINTは使えないでしょうか。
まんまるで可愛い仕上がりになるのですね。後々、仔の怪我は影響はないものでしょうか。
きちんと治りますように。
春先で、馬もソワソワしているのでしょうか?
先週は、ポニーも、テンション上がっていたように感じました。
ゴムを張らなくてもせいぜいコンパネですからそれほど固くないのですが・・・
蹄骨骨折では応急処置は必要ないです。それより蹄骨骨折だと早く診断したいところです。
3歳未満では蹄骨骨折も治る率が高いとされています。若いって素晴らしいです;笑。
馬も元気がよくなってきているかもしれません。日が長くなりましたよね。