これがユーコンの掟である
単純で明快な掟だ
愚かしき者 弱き者を寄越すな
強き者 頭のしっかりした者を送れ
戦いの憤怒に堪えうる者
戦いの準備ができている者を わが許へ送れ
鉄の意志を持ち
勝ち誇った豹のごとく敏捷で
負けた熊のごとく獰猛な男たちを送れ
勇猛な親たちから生まれ きびしい試練で
はがねのように強靱になった男たちを
あなた方の最良の者を わが許に送れ
ロバート・サーヴィス 野田知佑訳
75歳の野田さんが仲間とユーコン川を筏で下ったエッセイは、
アラスカで暮らしたロバート・サーヴィスの詩が巻頭にある。
”Yukon” を「サラブレッド生産地」とか「日高」に置き換えたくなるのは私だけ?
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この夏もインターンシップとして学生実習が来ている。
野田知佑さんの文章でこんなのもありますよ。
「誰かナイル川を下ってみないか。
多分、君は死ぬだろうが、
それは青年にとって悪い死に方ではない、とぼくは考える。」
実習がんばってください!
と、おどけながら野田さんやガクのことを想う。
みなさん「見学」もしくは「観光」が主目的のようです
ただ、本人はそんなつもりがなく、そう見える、我々がそう見てしまってるだけかもしれませんが
そう見られていることに学生も大学側もいい加減気付くべきです
黙って説明を聞いていたりただぼんやり眺めていて何かが身に付いたり何かを成せる仕事ではないです
最近は大学の教官の推薦書というのが必ずつくようになりましたが大学によっては大体がテンプレートで「学業優秀、意欲的」と書いてあります
バレバレなので本人よりも大学の心象を悪くするのでテンプレはよく考えた方がいいです
ぜんぜん学生を見てる余裕がないのがひしひしと伝わります
逆にプライベートなことまで書いてしまって問い合わせが必要な困った大学もあります
採用まで見据えて実習生を受け入れている管理職はみなさんきちんと読んでますので
実習も一部負担になったようですし
採用自体が経営不振で減らされ、以前のように希望すれば採用される時代も終わりました
そういう実習生や大学はそれでよくて
逆にふるいにかけやすくなるのかもしれません
供給源は獣医科大学しかありません。
でもこんな詩を提示したら誰も来なくなるのがご時世なんでしょう;涙