ことしの夏はどうやら北海道も暑いようだ。
湿度も高く、不快指数が高い日が続いている。
もう雨も3週間ほど降っていない。
先週は私は検査当番。
熱中症の血液検査が数件来ていた。
体温40℃近く・・・・
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これは馬回虫の卵。
下等生物なので1匹でも大量の卵を産む。
その産卵する成虫は、1匹1匹が、小腸を這い出て血流に乗って肺へ至り、気管支から喉頭へ出て、そして嚥下されてまた小腸へ寄生している。
大量に、だ。
これも季節ものと言えば季節もの。
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Prototheca たぶんzopfii
葉緑素を持たない藻類の1種で、まれに牛の乳房炎から分離される。
夏に限るわけではないが、暑さで免疫が落ちて誘発されたのかもしれない。
そして環境中の水や土壌の中でも暑さで増殖しやすいのだろう。
乳房炎検体からのPseudomonas の分離も増えているように思う。
これも暑くて牛舎の水回りの汚れの中で増殖しているのかもしれない。
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でも7月も終わり。
北海道のこんな暑さはあと1-2週間だろう。
ミストシャワーや扇風機も最近は効果が高いものが設置されているようです。所によってはです。
馬は外へ出しますからね。毛刈も良し悪しでしょう。
ファンに顔向けてア”ーとかやっている牛も見たことあるのであれかなり共通行動かも知れません。
牛だと肛門から氷突っ込むとかやっていた人いたような。
馬で毛を刈る人はあまりいないでしょうねー
コストパフォーマンス超えての治療は愛護というか矜恃というか。
獣医師が示さなければならないオッズは多いのでしょう。本当は。
冷やしてやるのが一番だと思います。
Pseudomonas 乳房炎、どうしてるんですかね。治療効果は期待できないのかもしれません。
熱中症の血液検査はどの辺がチェックポイントになるのでしょう。
このパターンなら馬でも高張食塩液いけそうですが選択されるのですかね。
肺水腫あれば尚更。
緑膿菌て治療されてますか。
馬はともかく、乳牛は治らないし撒き散らすので真っ先に淘汰を勧めるのですが。
乳房炎軟膏にカナマイシンくらいしかないもんで。
マイコプラズマよりは良いとしても。
暑いときには、水冷、空冷も重要ですが、暑さに馴化することも大事なのだと思います。多くの時間をエアコンで過ごす人は耐性が衰えているのではないでしょうか?
夜に雨が降ったようで、今朝は涼しいです。
以前いとこわんこの首に氷を包んだ豆絞り手ぬぐいを巻いたら、ちっとも似合わないのにえらく気に入ってくれました馬はどのように?水をかけて扇風機に当てるのはどうですか?
コロナで室内にこもっていたから夏の屋外での過ごし方も忘れちゃってるかも。
水分、ビタミンC、B群、ミネラル摂れているでしょうか?
運動の途中で水分とともに黒糖や塩飴を補給する。なんてこと、忘れがち。おんまさんは黒糖だめですか?ミントキャンディ―やスポーツドリンクは大丈夫なようですが。岩塩は見かけるところと見かけないところがあります。水桶が空っぽなままにならないように気をつけたいですね。
牛さんのところは足元がぬかるみがちですから。
牧草、飼料、影響ないといいですね。
以前は雨が少なくて農薬が残留する問題があったこともありましたね。
今日はちょっと涼しいので多弁傾向。