今日は、午前中、競走馬の腕節chip fractureの関節鏡手術。
次いで2歳馬の疝痛が来院。
午後、繁殖雌馬の臀部の古傷。化膿が続いている。もう5ヶ月も・・・
中から牧柵の破片が出てきた。
それから、四肢突球の当歳馬の安楽殺。
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牛の血液検査のことで問い合わせ。
乳房炎で治療している牛なのだが、血液検査で白血球数が550μ/lなのだが・・・・という問い合わせ。
血球計数装置の粒度分布をグラフでプリントアウトしてみるときちんと測れているようだ。
EDTA血で塗沫標本を作って染めて観る。白血球はやはり少ない。
ただ、好中球がまったくなくなっているというわけではない。
EDTA血は遠心してみた。バフィーコートはひどく薄いというか少ない。
やはり、白血球減少症なのだろう。
おそらく、炎症巣、この症例の場合は乳房へ行ってしまっているのだろう。
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学生のとき、大学農場の子牛を研究目的で採血させてもらっていた。
ある日、そのうちの1頭が、血球計数で白血球がまったくない。
何が起きたのか研究室の学生で話し合ったが見当もつかない。
農場へもう一度行ってその子牛を採血しなおしたら、今度は正常な白血球数だった。
あの採血のとき、子牛の体の中で何が起きていたのかわからない。
あれは何だったのか、未だにわからない・・・・
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でも、フードと一緒にくれたら、ちゃんとフードから食べるヨ
だって、スイカはおやつだからネ
最近のスイカは、ほぼみんな美味しいですし、夏にスイカが食べられなかった悲劇だと思います。
学生さんだったときのなぞ、何だったのでしょネ。
オラ君、スイカは赤いとこをもらっているのですね。うちの鶏さんは白いとことシマシマのとこだけ。きゅうりといっしょ。鶏さんはトマトも含めすべて「葉っぱだ!」って言ってる。
エンドトキシンの影響で血中の好中球が血管内皮細胞に接着し、循環血中の見かけ上の好中球が減少しているのだと思います。
乳房炎は、グラム陰性菌感染が原因なのではないでしょうか。
乳汁培養は実施されておりますか?
大腸菌群を想定した乳房炎の治療を行ってはいかがでしょうか。
初診時の検査などでしたらやはり大腸菌群の乳房炎なのかなという気がします。
ただ連鎖球菌の乳房炎でも症状が顕著な場合は2000~3000くらいまで下がっているものもたまに見かけます。
発病から数日経過していたとしたらなんとも不思議です。。。
ウイルス疾患でも低下を見かけますが1000を切るのはまだ見たことがないです。
1例1例にドキドキしなくなっているというのはあるかもしれません。包帯がうまく巻けただけで嬉しかった頃もあったのに・・・涙。
相棒はスイカの皮もやると食べるんですけどね。食べ過ぎになるので、赤いとこだけ。
壊疽性乳房炎じゃないの?と聞いたのですが、すでに診療経過があり、乳房の状態はそれほどひどくないそうです。
全身性炎症反応症候群SIRSの経過後にCAIRS抗炎症性反応症候群になったのでしょうか・・・550はひどいですよね。記録的だったので、記憶にとどめようと記事にしました。
その症例は全身状態の悪化が認められたため血液検査を行ったのですが、数日の経過であっさりと治癒しました。
また、数日後の再検査では、正常値付近まで上昇したと記憶しております。
白血球数と重症度はあまり関係ないように思えます。
私はあくまで、グラム陰性菌感染を疑った際の迅速診断として血液検査を参考にし、抗生物質選択・治療法に反映しております。
情報が不足しておりました。