4時間しゃべり続けたのだが、熱心に馬の診療について話したので、雑談的内容は抜きにした・・・つもり。
懇親会では、回りの人とはいろいろな話ができたが、とても全員と話すことはできなかった。
若い獣医さん達には、聞いてみたいことや、話したいこともあったのだが。
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これは以前にも書いたことがあるが、
「3年目は何もかもうまく行く。7年目で何もかも嫌になる。」
たぶん、これは最初のどんどん上達できる頃の充実感とその後の伸び悩みを言い当てた言葉なのだろう。
臨床獣医師になって5-7年後にやってくるマンネリ化の時期をどう乗り越えるか、そのために最初からどう取り組んでいくかが大事なように思う。
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「どんな獣医師になるかは最初の3年のうちに決まる。」
これも私が若い頃、先輩獣医師に言われた言葉だ。
確かに、5年10年経ってから一念発起して勉強を始めたり、やり方を一変させる獣医師というのまず居ないのかもしれない。
たぶん、その人の性格や生活習慣であり、あるいは最初の3年というよりすでに変えようのないものなのかもしれない。
しかし、臨床獣医師というのは一生勉強しなければならない職業だ。
「最初の3年」と思って、見よう見まねだけでなく、先輩に教わったことだけでなく、自分で勉強するスタイルを身につけてもらいたい。
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自分の理想を持って、努力をしていれば、根拠のあるプライドが手に入る。
獣医さん達がそういう人の集まりなら、私たちはもっと仕事がしやすくなり、人に喜んでもらえる仕事ができるようになるはずだ。
家畜共済制度が曲がり角を過ぎて、坂を下り始めているのではないかと感じるこの頃、これからを支え、そしてこれかもNOSAI獣医師であろうとしている若い獣医さん達に、誇りを持って仕事をしてもらい、誇りを持てるような仕事をしてもらいたいと思った。
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また夜明け前に起きて、美しい景色を見ながら帰ってきた。
朝は頚の上部の手術。
今日、午前も下顎の手術。
午後も下顎の手術。
最近、妙に顎や頚の手術が多い・・・・・