大晦日の早朝、前夜から疝痛で来ていた1歳馬が開腹手術した方が良さそうだ、と呼ばれた。
朝飯前のひとしごと。
今年の手術おさめだった。
結腸左背側変位。
入院しないでそのまま退院していった。
ー
夜、繁殖雌馬の疝痛で呼ばれる。
ひどい疝痛ではないし、PCV44%、直腸検査、超音波で断定的な所見はない。・・・・・大晦日だし。
そのまま年越しだった。
ー
世界を疫病が覆う今、それでも新年。
闘いも、自粛も、希望も、復活も、強い気持ちで進みましょう。
大晦日の早朝、前夜から疝痛で来ていた1歳馬が開腹手術した方が良さそうだ、と呼ばれた。
朝飯前のひとしごと。
今年の手術おさめだった。
結腸左背側変位。
入院しないでそのまま退院していった。
ー
夜、繁殖雌馬の疝痛で呼ばれる。
ひどい疝痛ではないし、PCV44%、直腸検査、超音波で断定的な所見はない。・・・・・大晦日だし。
そのまま年越しだった。
ー
世界を疫病が覆う今、それでも新年。
闘いも、自粛も、希望も、復活も、強い気持ちで進みましょう。
朝、競走馬の腕節骨折の関節鏡手術。
-
次は、当歳馬の左後跛行。
2週間前からで、少し良くなるかと思ったら、前日から負重困難になったので予定を早めて来院した。
大腿部がひどく腫れた。
大腿骨骨幹中央での斜骨折。
亀裂骨折だったのが、10日あまりかけて完全骨折になったのだろう。
当歳馬とはいえ明け一歳目前で、もう300kgある。
全身麻酔して大腿骨全長をX線撮影して、粉砕がなければ手術を始めてみて、(粉砕があったらあきらめる)
over-ride 騎乗変位が整復できるかやってみて、(整復できなければあきらめる)
整復できたら内固定を始める。
という方針で始めた。
が、結局、全身麻酔してX線撮影し、大腿骨骨幹部の長斜骨折を確かめた時点であきらめた。
解剖場で患肢だけでぶら下げてみるが騎乗変位は直せない。
直せるとしたら・・・・200kg・・・100kgくらいまでか。
とくに長斜骨折は厳しい。
-
今週、私は血液検査当番。
それを終わらせて・・・・
-
飛節OCDの関節鏡手術。
片側は足根骨の背側へ軟骨片が落ちていたが、近位足根骨間関節の関節包を切り広げておいて掴み出した。
麻酔起立が4時過ぎ。
-
ほかの2人の獣医さんはDRを持って脛骨骨折をプレート固定した馬の経過を撮影に行った。
年内に残りのプレートも抜くか。
-
カルテを書いて5時近く。
急患が少ないこの季節。ほぼ、ちょうどの一日の仕事量。
コロナでたいへんな人の病院を想う。
コロナに感染して重症化してもできるだけの治療をしてもらいたいと思っているのなら、
医療者でないわれわれもすべきこと、できること、があるはず。
/////////////////
顕微鏡の対物レンズ。
×100は油浸レンズ。
だが、他の対物レンズは油浸レンズではないのでオイルでベタベタにしないように使わなければならない。
たまに居るのよ。
油浸レンズじゃない対物レンズにオイルをつけてしまう獣医さんが;笑
朝、競走馬の腕節骨折の関節鏡手術。
-
つづいて、EEとDDSPの1歳馬の再検査。
サマーセールのレポジトリー時は異常がなくて、オータムセールのレポジトリー時にはEE&DDSPになっていて、
2週間前にEEを切開したが・・・・・・
相変わらず持続的DDSPでありEEだった。
再度全身麻酔して口腔からEEを切開した。
-
午後、顔面陥没骨折が治った1歳馬のプレート除去。
-
額の傷がこじれてしまった1歳馬。
しかたがないので、フラップ状にぶら下がり、肉芽で厚くなってしまった皮膚を切除した。
怪我した時に縫合してやれば額の傷は治癒良好なのだが・・・・・
-
4時から、当歳馬の後膝細菌性関節炎の関節洗浄。
黄色く濁った関節液が採れた。
発症3日目。
フィブリンの析出はひどくはないかと思ったが、14G留置針でもしばしば詰まる。
後膝は洗浄しにくい関節だ。
ー
5頭来院して、4頭は全身麻酔しての処置。
本来、もっとも暇であるべき時季なんですけど・・・
///////////////
放牧地はまだ緑。
どんどん寒くなるね~
17年使って来た手術室のエアコンを交換することになった。
まだ完全に壊れているわけではないが、もう限界だろう。
古いエアコンは暖房は灯油を使い、冷房は電気というハイブリッド式だった。
かつてはエアコンの暖房能力が低すぎたのだ。
今は暖房でも、エアコンが最も省エネだとされている。
窓のない手術室。
長袖ガウンを着て、長靴を履いて、ゴム手袋を着けて肉体労働する。
暑さの中、エアコンが動かなくなったら手術できない。
もちろん北海道の寒さの中では暖房なしでは良い手術はできない。
低温の中では、全身麻酔している馬の麻酔管理も安全ではなくなる。
その日は手術室が使えないので、歩くのも難儀な蹄葉炎の馬の深屈腱切断術に往診することにした。
私たちは往診に出ない珍しい大動物獣医師だが、私は往診は嫌いじゃない。
秋晴れの、紅葉真っ盛りの日のドライヴをキライな人はそういない;笑
2.5ヶ月の黒毛の中足骨骨折の連絡ももらっていたので、帰りに寄ってX線撮影してきた。
蹄葉炎も骨折も、DRを使った。
どちらも電源を用意しようとしてくれたが「要らないんですよ~」
「その場で画像みれるんだね?!」
コードレスDR、コードレスX線撮影装置の威力は偉大だ。
-
翌日からエアコンで暖房を始めた。
もう暖房なしでは手術中、手術後の馬に寒すぎる。
//////////////////////
晴れると日中は暖かい。
朝は氷点下だった。
インフルエンザのワクチンをうってきた。
久しぶりにヨガ教室へ行った。4回目、かな?;笑
若い獣医さん達を集めての研修の日曜日。
診療の予定はほとんど入れていないのだが、朝、牛の難産で帝王切開の依頼。
黒毛の経産牛で、下胎向だったのを直したが、産道が開かず頭が来ない、とのこと。
経膣分娩させられないか診てみたが、横胎向で、やはり頭が前肢に乗ってこない。
子牛は生きているようなので、もうぐずぐずしない方が良い。
帝王切開とあいなりました。
研修で獣医さんを集めておいて、急患のために診療見学にならないように、獣医師4名が出勤している。
本来の研修メニューと急患対応を併行してやれるようにしている。
-
研修が終わって、今度は当歳馬が牧柵を飛び越え損ねて怪我をした、との依頼。
3ヶ所に分かれて肢をぶつけていた。
2ヶ所は縫合の要あり。
鎮静して、局所浸潤麻酔して、神経ブロックもして、立位で縫合。
1時間ほどかかった。
////////////////////////
立ち詰めで、しゃべり続けた翌日の、夕暮れ。