馬医者修行日記

サラブレッド生産地の大動物獣医師の日々

研修のあとさき

2020-10-20 | 日常

若い獣医さん達を集めての研修の日曜日。

診療の予定はほとんど入れていないのだが、朝、牛の難産で帝王切開の依頼。

黒毛の経産牛で、下胎向だったのを直したが、産道が開かず頭が来ない、とのこと。

経膣分娩させられないか診てみたが、横胎向で、やはり頭が前肢に乗ってこない。

子牛は生きているようなので、もうぐずぐずしない方が良い。

帝王切開とあいなりました。

研修で獣医さんを集めておいて、急患のために診療見学にならないように、獣医師4名が出勤している。

本来の研修メニューと急患対応を併行してやれるようにしている。

                  -

研修が終わって、今度は当歳馬が牧柵を飛び越え損ねて怪我をした、との依頼。

3ヶ所に分かれて肢をぶつけていた。

2ヶ所は縫合の要あり。

鎮静して、局所浸潤麻酔して、神経ブロックもして、立位で縫合。

1時間ほどかかった。

                ////////////////////////

立ち詰めで、しゃべり続けた翌日の、夕暮れ。



2 コメント

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Unknown (はとぽっけ)
2020-10-20 07:06:40
 研修会、参加なさったどちら側の先生方もお疲れ様、と月ニカッと笑ってるような。
 日暮れが早くなり、朝夕冷えるこの頃。

 今回は牧柵跳び越え損ねたおんまちゃん、大きくなって障害に出たらうまいこと跳ぶんだよー。と画像に一言。
 
 
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>はとぽっけさん (hig)
2020-10-20 17:53:49
1日平均40万以上稼ぐ医療センターを貸切りにして研修会を開催しています。海外ではこのような実習付き研修は1日数万円取られます。参加者はわかってくれましたかね;笑
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