もう生まれて1ヶ月近くなる子馬。
両後肢の球節がかたくて、特に左後はナックルしてしまう。
何度かキャストしてはずしてを繰り返してきた、とのこと。
擦過傷もできてしまった。
もうキャスト固定による矯正は無理なので、腱を切って繁殖供用をめざしたい、とのこと。
フリーリターン(種付け料の返還制度)も使えるが、可哀そうだから生かしてやりたい、とのこと。
もっともなことだ。
全身麻酔して深屈腱を切ったら断端は2cmほど開いたが、球節も蹄も充分には伸びない。
浅屈腱も切ったらかなり球節が伸びた。
蹄にsuper fast(蹄補修剤)でエクステンションを付けた。
覚醒して起立したら、いい感じ。
蹄底を着けるようになれば球節は自然に沈下するようになるだろう。
以前に前肢の症例を、やはり深屈腱と浅屈腱を切ったことがある。
「繁殖してるよ~。なんともないよ~」、と牧場に教えてもらった。
今回の馬は後肢なので、調教できないものかと思うが、どうだろう。
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歩くのが遅いときがあるし、歩きたがらないこともある・・・・・気まぐれは前からか;笑
9歳になりました。
どんどん歩きたがったので、近所を一周4kmコース。
馬が見当たらなくなって、「馬は・・・?」と訊いたら、「やめた」と、私よりだいぶ年上の牧場主さん。
人もイヌも、歳いくさ、な。