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Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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先週から母親と家族三人で暮らしている。
母親も歳が歳なので、ひとり暮らしもそろそろ限界であった。
そこで僕の住むマンションに引っ越してくることになった。
もともと三人くらいの人数で住むのが適正の大きさのマンションである。

高齢なので環境変化のショックが心配であった。
しかし実際に引っ越して暮らし始めてみたら、案外すんなりと受け入れられたようだ。
ウチのマンションが、予想外に住みやすくて快適だと驚いている。
不安が無くなったのか、精神的にもすっと落ち着いたのが、見ていて分かるほどであった。

まずは部屋が暖かいという。
風呂から出ても、パジャマでのんびり座っていられる。
こんなにリラックスして過ごせるのは久しぶりだという。
まあ日当たりがいい分、夏は暑いと思うのだが・・・(笑)

また部屋が広くて開放感があるという。
天井が普通より高いのだが、実はこれは何かの設計ミスではないかと思っている。
同じ建物の中でも、他の階の部屋はそこまで高くないのだ。
僕の住む階だけ、なぜか10センチ以上高い。

また広さに関しては、マンションが古いということもある。
いわゆる団地サイズではなく、もう少し大きい旧来のサイズなのだ。
間取りも単純で四角い部屋の連結になっている。
廊下も広く天井も高いので、だいぶ開放感に違いを感じるようだ。

このマンションが暖かいのは確かで、以前は冬の間、一回も暖房をつけないことも多かった。
しかし最近は歳をとったせいか、少し寒いと感じる事もある。
そこに母親が来て、住人が3人になった事も、実は部屋が暖かく感じる理由のひとつではないかと思っている。
やはり人間ひとり分の熱量が増えれば、室温も変わるであろう。

もうひとつ母親が指摘するのは、部屋が乾燥しているということだ。
以前住んでいたところは、常にじめっとしていた。
しかし僕の住む古いマンションは、部屋の中の空気がカラッとしている。
それも過ごしやすい理由だという。

恐らく下が店舗だからだろうが、室内は常に乾燥していて食べ物がかびることがない。
洗濯物を部屋に干すと、比較的短時間で乾くので乾燥機もいらない。
(実は浴室に乾燥装置が付いているのだが、必要ないのでまだ一度も使っていない)
むしろ室内の湿度を上げるために、洗濯物を吊るしておきたいくらいだ。

僕は以前より、住むならマンションが楽でいい・・とずっと発言してきた。
木造の一戸建てに住んでいた頃に比べて、あまりに楽に生活できたからだ。
しかし同じマンションでも、実際には建物によってかなり違うのだと分かってきた。

母親の住んでいたマンションは、確かに古い我家より近代的な設備が多かったが、常にじめっとして暗い印象があった。
狭い土地に無理に建てているので、間取りに工夫はされているが、複雑に入り組んでいて窮屈である。
当然隣の家とも近いので、窓のカーテンを開けると隣家がすぐ目の前にある。

しばらく住んでみると、そういう事がじわじわとストレスになるのだろう。
外出することの少ない高齢者の場合、一日中そこで生活しなければならないので、ここは寒くて狭くて何だか息苦しい・・という事になる。
同じマンションでも、住み心地にはけっこうな違いがある・・ということだ。
それにしても、数年前にリフォームしておいて本当に良かった。
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