熱い会合


NIKON 1 V1 + 1 NIKKOR 10mm f/2.8

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今日は趣味の分野の会合に参加してきた。
ウエスタン関係の集まりである。
ネット上で名の知れた、そうそうたるメンバーが集まった。

驚異的な知識量と研究の深さで有名な方々だ。
お名前は存じ上げていたが、今日初めてお会いした。
案の定僕は一番若い方で、中には僕より二回りも上の方もおられた。

西部劇のファンというと、僕が年齢的にぎりぎりのところで、もっと若い人はビデオで知った世代になってしまう。
僕もガンベルトに関しては、人には負けない知識量を誇るが、映画に関する知識は足元にも及ばない。
いろいろ疑問に思っていたことを皆さんにお聞きした。

昼食会であったが、話は尽きず、そのまま喫茶店に移動した。
時間を経つのを忘れて話し込んだ。
夜になって家に帰り、夕食を食べていないことを思い出した(笑)



今日の時計ベルト。
ジャン・ルソーのアリゲータ・つや消し・竹斑をアクアテラに付けた。
色の名前は不明だが、恐らくチョコレートと思われる

これはフランス本国で作られた既製品で、たまたまジャン・ルソーのアトリエに1本入荷していたもの。
竹斑が非常に立体的で、横から見ると節に階段状の段差がある。
表面の色のグラデーションも強く出ており、全体に高品質感が漂っている。
一目見て気に入ったが、残念ながらアンチスエット仕様ではない。

そこで同じ革で、アンチスエット・タイプを作ってもらおうと考えた。
早速同色の原皮を何枚か見せてもらったが、ここまで陰影がしっかり出たものがない。
どうやらこれは、古い原皮の在庫を使って製造したもののようで、最近はこのような仕上がりの原皮は少ないという。

ずいぶんと悩んだが、結局その既製品を購入した。
このような高品質のベルトに、自分でラバーコーティングするのは気が進まないが、トライすることにした。
ベルトとしてアクアテラとのマッチングは程ほどであるが、何よりも素材の品質感がもたらす有無を言わさぬ迫力がある。
お店で実物を見なければ、こういうことは判らない。

ジャン・ルソーのベルトの膨らみは、カミーユ・フォルネやジャン・クロード・ペランとは少し違っていて、角の出方にアバンギャルドな雰囲気がある。
伝統的なラインから意識的に外して、独自の路線を進んでいるようだ。

ところでアトリエで見せてもらった原皮であるが、ほれぼれするような素晴らしいものであった。
フランスから持ち込まれた子ワニの革である。
以前カミーユ・フォルネの実演会で見せてもらった原皮も、品質が良くて驚いた。
入手できる革の時点で、国産と大分差がついているのではないかと思った。

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