無人化


Z7 + FTZ + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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新型コロナで一気に進んだのがテレワークであろう。
今までも技術的に出来ないわけではなかったが、実際に人と会わずに済ませるなんて、何だか怠慢だし失礼だ・・という風潮があった。
それが逆転して、人と会わないのがいいこと・・という考え方に変わり、さらに国が推進することで、それが公けの許しを得る形になった。
コスト削減にもつながるので、これをきっかけにテレワーク化がさらに進むであろう。

なるべくテレワーク化を進めるように・・という話は、政府からも出ている。
しかし中小の製造業としては、あれが不思議で仕方がない。
まるで大半の企業がテレワーク化が出来るかのような言い方だ。
だが、テレワークで済んでしまう職業って、そんなに沢山あるのだろうか。
ものを生産しなければならない製造業は、実際に現場で身体を動かさなければどうしようもない。

物凄いお金をかけて、すべてを無人で動く機械を作れば、あるいは可能かもしれない。
しかしそんな事が出来るのは、自動車産業など一部の限られた巨大な企業だけだ。
その日の気温や湿度、資材のロットごとの違いなど、様々な条件で職人的な調整をしなければならず、簡単にすべてを無人で出来るほど、機械のオペレーションは簡単ではない。
仮に莫大なお金をかけて、無人で動く機械を開発して、その結果当の人間がいらなくなるのだから、皮肉な話である。

実際テレワークで済む仕事って、その大半が、最終的にはいらなくなる仕事なのではないだろうか。
営業とか、書類作りとか、経理とか・・・
多くは近い将来、人の手でやる必要がなくなり、無人化が可能な仕事である。
経営者は喜ぶだろうが、テレワークをする当人にとっては、やればやるほど自分の首を絞めることになるような気がするのだが・・・
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