両替機

Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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ある神社では、敷地内におさい銭用の両替機が設置されている。
境内に様々な神様が祀られていて、それぞれにさい銭箱がある。
小銭がたくさん必要なのだ。

少々多めに用意して行っても、途中で小銭が足りなくなる。
だから両替機を設置してくれると、参拝者が助かるのは確かである。
実際皆が利用するので、時折小銭のストックが無くなり、両替機が使用中止になる。

その両替機は100円玉を入れると、10円玉が10枚出てくるものだ。
おさい銭が10円なら良心的である。
でも今時10円程度でいいのだろうか。

10円では少ないかと思い、神社に行く時に100円玉を用意する事もある。
ただそこの場合、前述の通りさい銭箱の数が多い。
すべてに100円を使うとかなりの金額になってしまう。

だから10円で済むのなら助かる。
両替機があるのだから、神社の方から「10円でいいですよ」と、言ってくれるようなものだ。
近所の人たちも、これなら気軽に参拝に行くことが出来るであろう。
それにおさい銭は金額ではなく、気持ちの問題であると言うし・・・

で、さい銭箱に10円玉を投げ入れた時に、ふと思った。
このさい銭箱の中に溜まった小銭から、10円玉だけ選別して、またあの両替機に入れるのだろうか・・・
当然そうするのだろうな。

次の参拝者が両替して、出てきた10円玉を、またさい銭箱に投げ入れる。
神社の中で10円玉が循環していることになる。
神様はとても合理的である。

どうせなら、自動で10円玉だけ選別して両替機に供給する仕組みを作ったら・・・
と思ったが、その前におさい銭自体が、電子マネーに切り替わるんだろうな。