骨董市


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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骨董市を覘いた。
個人的には骨董にはあまり興味は無い。
大勢のお客さんが集まっているが、皆そんなに骨董品が好きなのだろうか?
むしろそちらの方が興味深かった。

案の定、めぼしいものはなかった。
ただ、僕が子供の頃、身の回りにあったものが多く並んでいた。
遠い昔に見た記憶が甦る・・・

いや、それよりも自分がこの世に生まれた頃のものが、骨董品になっていることがショックであった。
そういう歳なのだろうか。
あの頃はこんなものゴロゴロしていたのにねぇ・・・



トリッカーズののバートンをベースにして、色の塗り替えをお願いした。
オリジナルのアッパーはバーガンディ・バーニッシュド・カーフ。
上がオリジナルの写真で、下が塗り替え後の写真である。
ご覧の通り、なかなか面白い結果となった。

色の塗り替え・・すなわち靴のカスタマイズである。
世界にひとつしか無い靴を作るのだ。
ただ買い集めるだけとは違い、クリエイティブな趣味といえる(笑)

ここしばらく、カスタマイズのベースになる靴を、オークションなどで探していた。
しかしよく考えたら、すでに持っている山のような靴の中から、みつければいいのである。
トリッカーズなら何足か持っているし、履く機会のほとんど無いものもある。
結局、出番の少ないバーガンディのバートンで試すことにした。



恐らく最初に革の表面の染料を、一度すべて落とすのだろう。
それから部分ごとに染め直すものと思われる。
革の質によって、色が上手く落ちてくれるものと、そうでないものがあるそうだ。
やってみないとわからないが、このトリッカーズのバーガンディは上手くいった。
もっとも色を落とすのは大変な作業だそうで、加工にはけっこう根性がいるとの話であった。

特筆すべきは羽根部分の色分けである。
ライトブラウンの周囲を囲むようにダークブラウンで染められている。
よく見るとわかるが、これは1枚の革を手作業で染め分けているのであって、別パーツになっているわけではない。
ミシンの縫い目に沿って、慎重に色を染めているのだ。



これは気に入った。
履いて歩くと、足元がぱっと華やかになり、けっこう目立つ。
行きつけの喫茶店に入ったら、すぐに店員さんの目が釘付けになり、そばに寄ってきた。
見慣れないトリッカーズなので、靴に詳しい人ほど気になるようだ。
プロに染めてもらったことを告げると、かなり欲しそうな顔をしていた(笑)

珍しく母親からも褒められた。
てっきりまた怒られるものと思っていた(笑)
品質がいいのがわかって、案外悪くないという。
今回はまあ成功だったと言えよう。
さて次はどの靴にするか・・・(笑)

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (blue)
2016-03-15 08:53:42
一度色を落とすのですか・・・
溶剤によるダメージはどの程度なのか気になりますね
それに料金は(笑)
 
 
 
Unknown (COLKID@会社)
2016-03-15 09:39:19
溶剤で少し痛むかもしれませんね。
まあ実用上は問題なさそうです。
あと価格は1万数千円です。
単色、2色染めとか色数で価格が変わってきます。
あとベースが黒だと他の色への染め替えはできないそうです。
 
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