レタッチ


使われている方なら御存知だと思うが、CaptureNX2には自動レタッチブラシというツールがある。
他のソフトにも同じような機能はあるが、NXの場合、2になって搭載された。

これは待ちに待っていた機能だった。
なぜなら、この機能の搭載によって、写真の加工に使う機能はほぼ完備し、Photoshop等、他のソフトのお世話になる事がほとんど無くなるからだ。
僕の場合、ニコンのカメラで撮影する限りにおいて、CaptureNX2以外のソフトを使う事はほとんどない。

たとえばこの写真、杉の木に金属製のラベルが打ち付けてある。(赤い丸印)
撮影している時は気付かなかったが、家に帰ってパソコンで開いてみて初めて気が付いた。





拡大してみると4桁の数字が打刻されているのがわかる。
木の認識番号だろう。
こういうものを消してしまう時も自動レタッチブラシは役に立つ。





自動レタッチブラシで適当に擦ってやる。
擦った場所に赤く色が付く。
エイヤッという感じだ(笑)




するとあら不思議、一発でラベルが消えてしまった(笑)
よく見ると近くから画像データをコピーしているのが判るが、どういうロジックなのか、ちょっとした範囲指定の違いでコピー元の場所も変わる。




まあ、自動でやってくれる事を考えれば及第点だろう。
ただのスタンプツールではなく、多少明度や色合いも変わり、意外に芸が細かい。
言われなければ判らないレベルにはなっている。




NX2のレタッチツールは、自動で処理され微妙な調整が出来ないので、必ずしも毎回上手くいくとは限らない。
しかし樹皮のようにコピーのつなぎ目が目立ちにくい素材の場合は、大抵まあまあの仕上がりが得られる。

これ以上を求めるならPhotoshopでスタンプツールやレイヤーを使って加工してやることになる。
それはそれで創造的な作業で面白いのだが・・・
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