Z9 + NIKKOR Z 24mm f/1.8 S

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出雲大社に行く前に、稲佐の浜という砂浜に行ったことを書いた。
出雲大社から西に1キロほどの場所で、国譲り神話の舞台となったというパワースポットである。
先にここに寄るのが、出雲大社参拝の、ひとつのコースになっている。

海岸には弁天島と呼ばれる鳥居のある島がある。
島と言っても砂浜にある岩の塊で、普通に歩いていくことが出来る。
かつては海に浮かぶ島だったそうだが、近年急激に砂浜が広がり、地続きになったという。

この砂浜で弁天島を参拝した後、袋に砂を詰める。
それを持って、出雲大社に行き、敷地内の一番奥にある素鵞社まで持っていく。
そのお社の下に、砂の入ったボックスがいくつかある。

参拝後、自分が稲佐の浜から持ってきた砂を、その箱に入れる。
そして同じ箱から小さいシャベルで砂をすくって袋に詰める。
そちらの砂は、すでにお社に一定の時間置かれたことで、お清めが済んだ砂なのだ。

まあ、今自分がもって来た砂は、まだお清めが済んでいないはずなので、どうしても箱の下の方から砂を取ってしまうのだが・・・(笑)
その砂は厄除けの効果があるとされ、自宅に持ち帰り、家の周囲に撒いたり、瓶に入れて四隅に置いたりするのである。

皆が稲佐の浜→出雲大社のコースを通るので、当然のことながら道が渋滞する。
浜を出てすぐに、前がつかえて車が停まってしまった。
連休中ということもあり、ほとんど動かないほどの渋滞である。

これは予定が狂うと思い、目的地をホテルに変更して、ナビを頼りに脇道に入ったが、道が狭い上アップダウンが激しい。
人の家の軒先みたいなところを通り、道を歩いている歩行者の間を抜けて、何とか宿泊するホテルの駐車場まで辿り着いた。
そこに車を置いて、砂を持って歩いて出雲大社に向かった。

ふと疑問に思ったのだが、毎日これだけ大勢の人が来て、浜から砂を運ぶわけである。
実際、出雲大社の素鵞社の前では、砂を交換しようという人達で行列が出来ており、20分ほど並んだ。
そしてお清めの済んだ砂は全国に持ち帰られる。

これだと砂浜の砂がどんどん無くなっていくのではないか・・・
と思ったのだが、逆に砂浜が拡大して島が地続きになってしまった。
隣の鳥取県には砂丘があるくらいだから、よほど砂が溜まりやすい土地なのだろうか・・・
何とも不思議な話である。


(Z9 + NIKKOR Z 24-70mm f/4 S)
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