COLKIDが日々の出来事を気軽に書き込む小さな日記です。
COLKID プチ日記
中途半端
D810 + AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED
大きな画像
ここしばらく、eBayでアンティークの時計をいくつか買っている。
例によって、マイナーなメーカーを主体とした安価な価格帯のものだ。
大体100ドルからせいぜい300ドルくらいまでで、靴に比べてもずっと安い。
しかも価格交渉で大幅に値引いてくれる場合も多い。
試しに半額で申し込んでみると、それでいいよになってしまい、買わざるを得なくなることもある。
ふと気になって、ヤフオクでも検索してみた。
するとそちらにも結構な数、この手の「中途半端な時計」が出ていることが分かった。
しかも価格が決して高いわけではなく、同等、あるいはヤフオクの方が安いものもある。
今まで大抵の分野ではeBayの方が安かったので、ヤフオクを確認しなかったことを反省した。
出品数はeBayの方が多いが、ものによってはヤフオクで買った方が得だということだ。
時計の場合、世界的にある程度価値が共有化されている。
街のお店よりはネット上の個人間売買の方がずっと安いが、いずれにしても価格には統一感があり、国内と海外で大きな差は無い。
愛好家が多く、流通量が豊富なことが、第一の理由であろう。
輸入の際に関税がかからないことも大きいと思う。
メジャーなブランドに関しては上記の通りであるが、実は僕の集めているマイナーなものに関しては、必ずしもそうではない。
海外では評価されているのに、日本国内ではあまり知られておらず、ほとんど価値が認められていないものもあるのだ。
今は消滅してしまい、現存していないブランドが多いからだ。
ブランドの価値が不明となると、現物の品質から評価を下すしかないので、その結果が不安定になるのは仕方の無いところである。
つまりその辺を見極めて、国内と海外の市場を上手く使い分ければいいのだ。
先日も海外で500ドルくらいで取引されている時計を、国内で数千円でゲットした。
まあネットは誰でも見ることが出来るわけだから、いつまでもこのような内外価格差があるとは思えないが・・・
今買っているのは、50年代、60年代のマイナーなブランドのものが中心である。
と言うのも、実際に腕時計として使うことを前提に考えているからだ。
40年代以前の古いものになると、精度が安定していなくて1日に数分狂ったりする。
さすがにそれでは実用性に欠けるので、もう少し新しいものが中心になる。
とは言え、50年以上も前の時計である。
半世紀の歴史の詰まった時計に、マッチしたベルトをコーディネートして、実際に腕につけて歩く。
なかなか楽しい趣味である。
残念なのは、このクラスの時計は、恐らく将来的にも価値が認められることはない、という事だろう。
価値が低い状態で安定しているので、いくつも持っていても、まったくと言っていいほど財産にはならない。
まあ100個あれば、高級時計1個くらいの価値になるかもしれないが(笑)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 紫雲膏、その後 | 境界線 » |
コメント |
コメントはありません。 |
コメントを投稿する |