訓練


会社で映画好きの人から、リチャード・ウィドマークが亡くなったと教えてもらった。
失礼ながら、まだお元気だったのか・・と驚いた。
アラモで槍で突かれた時に、ああ、ジム・ボウイが死んでしまった・・というイメージが強くて、以降勝手にもういないと思い込んでいた。
しかし考えてみたら、比較的最近の作品でも時折あの顔を見ている。
ハリウッド黄金期の最後の生き残りだったのかもしれない。

ふと思い出したのは、リチャード・ウィドマークが国務長官の役で出演した「ファイナル・オプション」という映画だ。
英国特殊部隊SASの活躍を描く映画で、(ごく)一部で異常に評価が高い作品だ(笑)
実際にロンドンで起きたイラン大使館占拠事件に基づいて作られた作品で、ストーリーは大したものではないのだが、SASの戦術や動きがリアル過ぎて、劇場公開できなかったという噂まで出た。
たしかにラストの突入シーンはどこか異常なリアリティを感じさせ、横で見ていた母親まで「おもしろい」と言っていた。

その昔この特殊部隊の真似をするサバイバルゲームの室内戦専門のチームに参加したことがある。
事前にこの作品を見ておくようにと「ファイナル・オプション」のビデオを渡された。
ロープで壁を降りたり、マルイのMP5と盾を持って部屋に突入したり、真面目に特殊部隊の訓練をしたわけだから、傍からは相当異常に見えたことだろう(笑)

映画では、電気を消すと同時に犯人の立てこもる部屋に突入し、ライトを当ててひるんだところを射殺するシーンがある。
シュアファイヤーなど、あの手のライトが本当に役に立つのだろうかと思っていたが、暗闇であれで照らされたら、ほとんど抵抗できなくなることを、訓練で身をもって知った。
そういう意味ではけっこう収穫はあった。
それにすごく健康になったし・・・(笑)

D3 + AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
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