色

シュワルベを買う時に、ずいぶん悩んだ上で「黒」を選んだ。
内装は少し赤みがかった濃い茶色のレザー・・・

しかし黒は本来僕の好きな色ではない。
実はブルーが大好きで、今まで乗ってきた車はほとんどブルーだった。
家族からそろそろ別の色の車に乗ってみてはどうかと言われ、考えた末に黒にした。
内装の色も、もう少しサドルレザーに近い革らしい色が好きだ。
それに何といっても車のデザイン自体が好きではない。

それでも乗っているうちに気に入るだろうと思ったのだが、実はいまだに好きになれない。
車の前に立つたびに何だかカッコ悪いなあ・・と思ってしまう。
そして「次は絶対ブルーに戻そう」と決意するのだ（笑）
デザインが嫌いなのは仕方が無いが、色が素敵だったら、かなりカバーできるだろうに・・と思う。

生活の中の「もの」として考えるなら、好きな色ばかり選べばいいわけではない・・それはわかっている。
組み合わせやバランスが重要だ。
黒はシックだし内装色のブラウンも非常に知的だ。
だから論理的にはなかなかいい組み合わせだと思う。

だが、好きな色というのは、もっと直接的に目に刺激として感じるものだ。
本能的と言ってもいいかもしれない。
深いブルーの車を見るたびにゾクゾクして、「ああ、いいなあ」と見惚れてしまう。

S5 Pro + Ai AF Micro Nikkor 60mm F2.8S