新しい趣味


SIGMA DP1Merrill

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靴の手入れの本を読み、いくつか道具を揃えた。
専用のエプロンまで買ってきたが、決して格好をつけようとしたわけではなく、現実にこれがないと不便なのだ。
他にもクリームの缶やスプレーが、次々に溜まっていく。

当初は決して好きなわけではなかったのだが、手段が目的になる・・というやつだ。
靴磨きというのは、実際にやってみると、なるほどなかなか魅力的な作業である。
気分転換に最適だ・・という話をよく聞くが、確かに毎晩やりたくなるほど面白い。

もともと革が好きなので、それを磨いてきれいにする作業に、喜びを感じてもおかしくはない。
靴磨きが好きな人は、意外に多いようだが、それだけ革フェチも多いということだろうか。
革の手入れの本がいっぱい出ているのを見ると、たしかにそうなのかもしれない。

靴は一日履いたら、数日休ませるのが基本だ。
足がかなりの汗をかくので、それを一度乾かさなければならないのだ。
これは時計ベルトでも同じことだ。
そうしないと痛むのが早くなり、寿命が短くなる。
つまり複数所有して、ローテーションしなければならないのだ。

磨くのは毎日である必要はなく、数回履いたら一回でいいという。
しかし今は面白くて、一回履くごとに磨いてしまう。
一足15分ほどで終わるので、ちょっと気分転換するのには、確かにいい趣味である。
もう少し経ったら、さすがに飽きてきて、そこまで頻繁にはやらなくなるだろうが・・・

靴磨きの道具は、革の種類や色ごとに揃えなくてはならない。
クリーム、ワックス、ブラシなどが、何組か必要になる。
ブラウン系のクリームなど、微妙な色の違いで何種類もあるので、靴を買う時にお店で現物と色を合わて、一番適したものを選ぶ必要がある。

シールを貼って管理しなければならないほど、どんどん種類が増えて、そのうち訳が分からなくなっていく。
それらを買うのに多少の投資は必要であるが、他の趣味から比べれば、まあお金のかからない趣味と言えるだろう。
靴自体は高価なものもあるが、それとて時計やオーディオから比べればはるかに安価である。

またこの趣味は、自分の靴以外も磨くことで、家族から承認されやすい・・という面もある。
女性用の靴の場合、形状が複雑なものも多く、必ずしも男性用の靴とテクニックが共通ではないようだ。
家族の批判的な目を和らげるためにも、女性用の靴を磨く勉強もしなければと思っている。
以前靴磨きが趣味の叔父のことを書いたが、その気持ちがだんだんわかるようになってきた(笑)

そもそも女性は、自分が靴を磨いているところを、他人に見られたくないものなのだそうだ。
あまりかっこいい姿ではない、ということなのだろう(笑)
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (銃好き)
2013-09-11 00:02:58
私は変わった所で自転車の革サドルを磨いたりなめしたりしています。馬のサドルも磨いていましたが、最近は馬に乗らなくなっているので、主に自転車です。
 
 
 
Unknown (三毛)
2013-09-11 01:13:36
以前公務員だったときに、革靴と編上靴の磨き方を教わりました。
靴磨きは無心に慣れますよね~
ちなみに編上靴の片方で、1~2時間くらいかかります
 
 
 
Unknown (COLKID@VAIO)
2013-09-11 07:21:58
おはようございます。
馬のサドルから自転車のサドルというのが面白いですね。
私は高校生の時に革製の自転車サドルを買ったことがありますが、お尻に食い込んで死ぬかと思いました(笑)

靴磨きの教室ですか。
私も一度行ってみようかな・・・
編上靴は大変そうですね。
大塚の編上げ部分が布になっているボタン留めの靴は、作れる職人の時間が空いた時しか受けられないようなことが書いてありました。
 
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