合宿


D3X + PC-E NIKKOR 24mm F3.5D ED

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その昔、人材を育成する合宿というのに行かされた事がある。
確か伊豆山の山沿いにある旅館で行われた。
仕事でお客さんが怒ってしまった時の対応、要するに相手に不満を全部吐き出させて解消させる術・・などを講師が教えてくれるのだ。
参加者がチームになって、皆の前で会話を実践し対応を練習する。

講習の途中、仕事と家庭はどちらが大切か?という質問が講師から出された。
多くの人は「家庭」と答えた。
ひとりだけ参加者のうち最高齢の男性が「仕事」と答えた。
講師は、その通り、一番大切なのは仕事です・・と男性の意見を支持した。

みな何とも納得できない顔をした。
しかし講師は、「仕事を大切にできない人は、結局家庭を大切にすることもできません」と言った。
その時は、なるほどそんなものかと思い、少し感心もした。

「仕事」と「家庭」とは、ある意味反対語のようなもので、「仕事」は一般的に悪いほうの意味を持っていた。
バブル直前の徹夜に次ぐ徹夜・・の頃で、家庭を犠牲にして仕事を強要される日々が続いていたからだ。
受講者の多くは、比較的安易に「家庭」という常識的な答えを選んだだけともいえる。

しかしあれから20年以上も時が経ち、時代も変わっている。
仕事で家庭を崩壊させてしまった人も大勢いる。
あるいは今なら逆に、不況ゆえに「仕事」と答える人も多いかもしれない。

それにしても、今でもあの合宿では同じことが言われているのだろうか?
コメント ( 7 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (SHINYA)
2009-07-18 02:29:40
>仕事を大切にできない人は、結局家庭を大切にすることもできません

もっともらしいのですが、まったく根拠がないですね。
家庭を大切にできない人は、結局仕事を大切にすることもできません。(笑)
 
 
 
Unknown (HG)
2009-07-18 05:25:14
その講師はアホ。(笑
僕と同じように仕事をさせてみたいよ。
無能だから出来ないだろうけど。
月の就業時間が時々480時間になる僕が言うのだから確かだと思うよ。(笑
 
 
 
Unknown (HG)
2009-07-18 05:32:52
ちなみにうちの会社では、今年から訳があって、土日の残業は禁止になりました。
僕のように持ち帰ると同じかもしれないけど。
どんな訳でそうなったかは推測のとおりですけどね。

基本的に「仕事はどうにでもなる。健康が第一」と考えるのが正解。
仮に誰かがいなくなってもそれなりになるのが一流の会社というものですよ。
そうでないものは、個人企業と一緒。会社としては三流でしょう。
だからそんなに無理するな。と、僕は部下の若い娘に言ってます。休んだってたいしたことはないですよ。経験的に。
 
 
 
Unknown (TAKA@ぎあな)
2009-07-18 07:55:08
私が駆け出しのころ勤務した某病院では、10年勤務すると強制的に(サバティカルと称して)長期休暇を取らされていました.
そうすると、仕事も整理されるし、後進も育つのですね.本人が休めるかどうかは別として(笑).いまでもあの時の院長は偉い人だったなと思います.
 
 
 
Unknown (COLKID@会社)
2009-07-18 08:38:05
皆さんがどのような意見をお持ちかお聞きしたかったです(笑)

まあこれは当時としても「家庭のほうが大切に決まっているだろう」と誰もが言うと予測して、「仕事が中途半端な奴では何をやっても一緒よ」と言って驚かすショック療法のようなものであったろうと思います。
しかし男性が仕事に精を出し、女性が家庭を支え「お父さん頑張って」・・が理想の時代でもあったのでしょう。
男はこれでいいんだ・・と信じて何十年もやってきたら定年後妻から離婚届けをつきつけられた・・というのはこの後の時代です。
 
 
 
Unknown (SHINYA)
2009-07-18 22:16:03
仕事はお金を稼ぐ手段ですから
本来生活できれば仕事をする必要はないはずなんですけど、
多くの方はあるにも関わらず働き詰め。
それはお金が無い私にとって大きな謎ですが、
お金が無ければ働くしかないのでまあ大事ではありますよね。
でも、単なる手段が大切なはずがなく、
その人にとって換えようのない家庭の方が大切だと思うのです。
 
 
 
Unknown (COLKID@自分の部屋)
2009-07-18 23:58:11
言われてみれば確かにその通りですね。
日本人は武士道の精神に基づいて生きていますから、働くことで人生の道を見つけているのではないでしょうか?
僕の父親は剣道を教えていましたが、実際集まってくるお弟子さんたちは、皆が皆、道を探求する人たちでした。本当に驚くくらい・・・(笑)
 
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