水と米


D810 + SIGMA 35mm F1.4 DG HSM

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宅配便の配送が混乱しているようだ。
ネット通販の輸送で手一杯になっているのだ。
聞いてはいたが、最近身近でこんなことがあった。

Mrs.COLKIDがネットショップから飲料水を購入した。
フランス製のミネラルウォーターで、普段から愛飲しているものだ。
自宅前のスーパーでも売っているのだが、価格が少し高い。
しかも1.5リッター入りのボトルは重量があるので、2、3本買うと家まで運ぶのが大変なのだ。

ショップからはまとめて2箱購入した。
1箱には15本入っているので、重量は18キロ以上あることになる。
それを一度に2箱買うと送料が無料になるらしい。
そういうところは女性は細かく計算する。

ところが3日待っても4日待っても荷物が届かない。
翌日には来るだろうと思っていたので予定が狂った。
手持ちの水の在庫が切れてしまい、仕方なくスーパーまで行って数本買ってきた。

5日目になり、いくら何でも遅すぎるとMrs.COLKIDがショップに連絡した。
するとすでに購入日に出荷されており、地元の運送会社の営業所まで届いているはずだという。
その営業所に電話してみると、確かに届いてはいるが、忙しくて届けられないと簡単に言われた。
しかもいつ届けられるかわからないと言う。
まるで輸送する自分たちが被害者のような言い方である。

災害で遅れているならわかるが、隣の神奈川県のショップから買ったのにそれは無いだろうと、Mrs.COLKIDが怒った。
彼女の逆鱗に触れたら大変である。
恐れをなした運送屋は、すみません、今日中に届けますということになり、夜9時過ぎに荷物を持ってきた。

現場はだいぶ混乱しているようだ。
知人に聞いた話では、宅配便の担当者が、荷物は「水と米ばかり」だと言っていたという。
重量のあるものは自宅まで運ぶのが大変なので、玄関まで持ってきてくれるネットショップで購入する人が増えているのだ。
一定量以上買うと割引があるので、一度にたくさん買う人も多いだろう。

賢い買い方ではあるが、運送会社は大変だと思う。
確かに我が家もMrs.COLKIDの実家から定期的にお米を届けてもらう。
僕の年齢であんな重い袋を持ったら一発で腰をやってしまう。

ネット社会の急速な発展とともに、今後も生活形態がどんどん変化していくであろう。
最初は冗談かと思っていた配送ロボットの実現が、今や緊急の課題になっているようだ。
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