サンプル


machinistさんから、D810 + Carl Zeiss Otus 55mmf1.4の画質について、シャープネスを抑えた画像のリクエストがあったため、それにお応えしていくつか画像を載せたい。

以下にアップするのは、いつもとは違う処理を施した画像データだ。
すべてニコンのD810とカール・ツァイスのOtus55mmf1.4の組み合わせで撮影している。
最近撮影したデータから、絞りを開放にした写真と、f4まで絞った写真を選んでみた。

まずはニコンの現像ソフトであるCapture NX-Dで現像。
その際、ピクチャーコントロールはすべて「ニュートラル」を選んだ。
それ以外一切パラメータはいじらず、シャープネス等のフィルターもかけなかった。(ただし「ニュートラル」のモードは輪郭強調が2.00になる)
つまりニュートラルのモードで単に現像しただけ・・の画像である。

そのデータをオリジナルの解像度の7360pixel × 4912pixelのままtifに変換し、Photoshopに受け渡した。
それを元にPhotoshopでサイズ等を変えた画像を以下にアップしている。

まず画像解像度を「バイキュービック法(滑らかなグラデーションに最適)」で落とし、長辺を850pixelにしたのが下にアップした各画像。

画像の下にあるリンク-1の飛び先は、同じくバイキュービック法で長辺を1920pixelに落とした画像。
(イチョウの木数本の写真は、かなりのデータ量になってしまい、大幅に圧縮している)

一方リンク-2の方は、オリジナルデータの中央部分を正方形にくり貫いた(なるべく圧縮なしで載せられるピクセル数を選んだ)、ピクセル等倍の画像。

どの画像もシャープネスなどのフィルターは一切かけず、単にPhotoshopで画像解像度かカンバスサイズを変えただけである。
というわけで参考にしていただけたらと思う。



f/4 1/200秒 ISO64

リンク-1(長辺1920pixel)

リンク-2(ピクセル等倍 1920pixel x 1920pixel)




f/4 1/250秒 ISO64

リンク-1(長辺1920pixel)

リンク-2(ピクセル等倍 1300pixel x 1300pixel)




f/1.4 1/2500秒 ISO64

リンク-1(長辺1920pixel)

リンク-2(ピクセル等倍 1920pixel x 1920pixel)




f/1.4 1/2500秒 ISO64

リンク-1(長辺1920pixel)

リンク-2(ピクセル等倍 1400pixel x 1400pixel)
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (machinist)
2014-12-03 23:34:37
面倒なリクエストにお応えいただき、ありがとうございます。自宅の貧弱なモニターで見ていますので、ざっとした印象ですが、どれも素晴らしいですね。必要十分なシャープネスを感じますし、Otusの能力が一層わかりました。ミクロ的に言うと、輪郭の滲みは重要な情報なのだと思います。
ビルのカットのようにパンフォーカスの絵は、均一なシャープネスが遠近感を損なうのが分かりますね。ニュートラル現像も、リサイズのバイキュービック法も、若干とはいえ輪郭強調処理がなされているので、それ以上の処理は過剰なのかもしれません。参考になりました。
 
 
 
Unknown (COLKID@自分の部屋)
2014-12-04 00:19:18
お役に立ててよかったです。
なるほど仰るとおり均一なシャープネスは論理的にも遠近感を損ねる原因ですね。
シグマの時にも強く感じていました。
わかりやすく勉強になるご意見をありがとうございます。
 
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