弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

このブログが本になった

2007-12-05 20:57:21 | Weblog
このブログは、gooが提供するサービスを使っています。gooのブログには、無料サービスと有料(月200円)サービスの2種類があり、私は始めてからずっと無料サービスでやってきました。有料サービスでは、アクセス解析が可能になる、画像容量が1TBに増える、デザイン修正が可能になる、データバックアップが可能になるなどのサービスが付加されます。
最近になって、アクセス解析を行いたいと有料サービスに変更しました。
すると、上記サービス以外に、「ブログ記事を書籍化するサービスが利用できる」という機能があることがわかりました。

このサービス、すべてネット上で行うことができます。
まず、ブログ記事のうち書籍化する対象期間を定め、その対象期間について記事をpdf文書化します。このサービスは無料です。pdf文書を見てページ数が適当でなかったら、対象期間を変更して何回でもpdf化を行います。
「これでいい」という姿が確認できたら、そのpdfについて「製本」発注します。発注して10日前後で製本化された本が配達されます。

本のサイズは、基本的に標準サイズ(B6)か文庫本サイズ(A6)のどちらかです。文字の大きさ、1ページの文字数などは指定できず、1種類(22文字×18行)しか有りません。ページ数は最大480ページ、また50ページ以下の場合は空白ページがつきます。
表紙のデザインは決められた中から選択します。

値段は並製本で白黒の場合、基本料金840円、1ページ当たり5円、送料525円です。2冊目以降は基本料金が640円、10冊目以降は420円となります。カラーだとページ当たり料金が27円になります。
上記料金に3500円をプラスすると「上製本」を作ることができます。あるいは500円アップで並製本にブックカバー(PP加工)を追加できます。


ブログ記事は、見たいときにはネット上でブログを閲覧すればいいわけですが、10年単位の時が経たら、果たして存続しているのかちょっと不安です。また一般に、うっかり消失する可能性について考えると、本にしておくのが最も安全であり、電子データは消失する可能性が高いと思っています。先日も、12年前の弁理士試験合格体験記を探したところ、電子データはどうしても見つからず、紙データからOCRで起こしたことがありました。

そこで私も、自分のブログ記事を本にしてみることにしました。

無料サービスでpdf文書化してみると、ブログ記事4ヶ月分で300ページ前後になります。1年間で3冊です。製本については、並製本と上製本のどちらが好ましいか、見てみないとわかりません。そこで、第1巻は上製本、第2巻は並製本で注文しました。本の大きさは標準サイズとしました。
その結果、並製本で十分であるとの結論に達し、第3巻以降は並製本に決めました。
pdf文書の一例をアップしました。1.7MBほどの大きさがあります。(pdf

このブログは去年の1月に開始しており、今年の8月までの記事が1~5巻に収まりました。下の写真がそれです。

  

並製本でブックカバーをつけ、送料込みで1冊4000円程度です。

取り敢えず、たとえ電子データが消失しても本として残ることが確実となりました。
また、友人との集まりに持参し、自慢するネタとして使うことができます。

なお、最初に注文した2巻を確認したところ、本がとても開きにくいことがわかりました。作った並製本をよく見ると、ホチキス綴じが施されています。これでは開きにくいはずです。そこで、製本元とメールでやり取りしました。本の厚さが1cm(約200ページ)以上になると、ホチキス綴じを併用しているようです。相談の結果、私の注文についてはホチキス綴じを行わないで製本してもらうことにしました。その結果、3冊目以降は開きやすくなりました。そのかわり、ページ数は300ページ程度に限定するようにしています。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おめでとう御座います。 (高橋和夫)
2007-12-07 18:20:19
弁理士 内藤先生

ご無沙汰しています。
本の件、誠におめでとう御座います。

印税が入ると、次年度の地方税が激増します。この点を御気を付け下さい。国税は怖いです。
返信する
本を作っただけ (ボンゴレ)
2007-12-07 20:52:26
高橋さん、コメントありがとうございます。

どうかお間違えのないように。
「本を作った」といっても、本を出版したわけではありません。各巻ごとに1冊の本を作成して自分で保有しているだけです。
世界に1冊の本です。
次回の勉強会に持参しますので、ご覧ください。
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