<3091> 余聞 余話 「夏越の茅の輪くぐり」
コロナ禍の茅の輪くぐりの夏越かな
今日は六月三十日、晦日の大祓の日。令和二年も一年の半分が過ぎ、半年分の罪、穢れを祓い、以後の半年、大晦日までの安寧を願う日で、社寺では無病息災、家内安全を願う茅の輪くぐりが行われ、大和地方でも各地であった。コロナ禍のなお収まり切らぬ昨今、梅雨も本格的になり、生憎の雨だったが、雨傘にマスク姿の人たちが茅の輪をくぐり参拝した。
桜井市の大神神社では強い雨のため、午後二時からの大払の神事並びに式典を殿内で執り行った。雨の影響もあって参拝者は少なかったが、コロナ禍の蜜を避けるということにおいてはよかったという印象。新型コロナウイルスには、神社も気を使っているようで、御手洗では柄杓を取り払い、竹筒の水で手を洗い清める工夫を凝らしてるのが印象的で、目に留まった。大祓ではコロナ禍の払拭も願いに上ったか。早いところ収まってもらいたいところではある。
写真はマスクをつけ、傘を差して茅の輪くぐりに向かう人たち(左)と御手洗所に設けられた手洗いのための竹筒(右)。いずれも大神神社。
コロナ禍やマスクが潜る茅の輪かな
コロナ禍やマスクマスクの茅の輪かな
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