大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

日ごろ撮影した写真に詩、短歌、俳句とともに短いコメント(短文)を添えてお送りする「大和だより」の小筥集です。

大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

2021年03月30日 | 写詩・写歌・写俳

<3363>  余聞 余話 「聖徳太子1400年遠忌法要間近の法隆寺」

      古に想ひのロマン誰もみな遠き昔に関はりある身

 サクラが満開の斑鳩・法隆寺は聖徳太子1400年遠忌の御聖諱「聖霊会舞楽大法要」を四月三、四、五日に控え、準備が進められている。法要会場の西院伽藍は参道や各伽藍に大小の幡(ばん・はた)が掲げられ、五重塔の相輪には五色の吹き流しが春の風に翻り、満開のサクラとともに明るく華やいでいる。 写真は風に翻る幡と吹き流しが遠忌を告げる法隆寺西院伽藍(左)、満開のサクラと吹き流しが翻る五重塔の相輪(中)、中門前に立てられた遠忌法要を知らせる立札(右)。

                     

 四月の聖徳太子1400年遠忌法要の日程は次の通り。

  三日(土)法華・勝鬘講(開白)――午後零時半ごろ、本尊聖徳太子像(七歳像)と仏舎利奉安の神輿の行列が南都楽所の道楽とともに東院伽藍(夢殿)から西院伽藍に向かう。午後一時半ごろ、西院伽藍内会場で、南都楽所の舞楽奉納、唄、散華に続き、読経まで厳修。

  四日(日)法華・維摩講(中日)――午後零時半ごろ、西院伽藍唐門から西院伽藍内会場に向け行列。午後一時半ごろ、舞楽奉納、南都隣山による厳修。

  五日(月)管弦講(結願)――午後零時半ごろ、東院伽藍から西院伽藍大講堂へ行列。午後一時半ごろ、南都楽所の舞楽奉納。太子和讃などを管弦楽に合わせ厳修。法要終了後、本尊聖徳太子像並びに仏舎利奉安の神輿、東院伽藍へ。