<1483> 大 寒
大寒や 日脚は徐々に 伸びてゐる
今日二十一日は二十四節季の大寒。今日より立春(二月四日)の前日までが大寒の期間で、一年で最も寒い時期に当たるとされている。今冬は大寒を前に寒波が来て寒くなった。大寒の今日は寒が緩み、風も収まって奈良大和では少し凌ぎやすかったが、それでも奈良市の水上池では薄っすらと氷が張り、それなりに寒かった。
今日の奈良大和は朝方から雲が多く、平城京跡から遠望する若草山は枯れた草原にときおり雲間から薄日が差し、そこだけが明るく見えた。若草山は二十三日の山焼きを待つばかりに見える。山焼きは草原の芽立ちを促すために行なわれるもので、山焼きが終わると、若草山は素黒に一変し、春の訪れを待つばかりになる。 写真は薄っすらと氷が張った水上池(左)と山焼きを待つ若草山(右)。 大寒や 若草山に 差す薄日