遊木民のアトリエ

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赤次(キンキ)を捌く

2016-04-02 | 食品加工(魚介)分室



  当地方ではお祝い事があると赤い魚を食べる習慣があります。


  昔は赤次(当地方の呼び名で一般名はキンキ、又は吉次)でしたが、


  今では高級魚、鯛の数倍もします。


  今回比較的安く手に入りましたので、久しぶりに捌きました。






  ウロコをおとし、えらぶたからエラ、内臓を引き出します。


  肝は腹の中に戻します。





  なんと言っても煮魚でしょう。


  味付けは赤次の味に負けないように酒、醤油、砂糖で濃いめに煮付けます。


  煮上がった後の煮汁を煮詰めてかけます。


  身を濃厚な煮汁に絡めて口に入れると、口元がほころびます。


  久しぶりの赤次の煮魚でした。


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2 コメント

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赤次も喜ぶ (阿智胡地亭 )
2016-04-03 09:43:22
御地ではキンキを赤次と呼ぶんですね。
こうして丁寧に捌かれて、おいしく調理され、
満足された赤次はきっと嬉しいだろうと
思いました。
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魚喰い (遊木民)
2016-04-03 16:10:39
 辛好 様
 当地では魚好きのことを「魚喰い」と言います。
 赤次の煮付けで残ったアラをお椀に取り、熱湯を注いで吸い物として楽しむのが本当の魚喰いです。
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