遊木民のアトリエ

現在は農業・木工業
                           

キーラックの作成

2005-10-08 | 木工の部屋


 キーラックの材料です。
 
 本体   ピーラー(米松の正目板)
 フック  チークの丸棒
 埋木   パードック



 材料の木取りです。

 クロスカット(木目と直角に切り出す)にはテーブルソーを使います。



 リッピング(木目と平行に切り出す)にはバンドソーを使います。

 これは長い切断長の場合、バンドソーはキックバックが無く安全だからです。



 埋木用の溝を自作のルーターテーブルを使って掘ります。

 ビットは6mmのストレートビットです。



 テンプレート(型)を取り付け、トリマーを使って、裏面に取り付けよう金具をはめ込む部分を彫り込みます。

 ビットは4mmのストレートビットです。



 バンドソーでアールを切り出します。

 バンドソーのブレッドは10mmです。



 テンプレートを取り付け、ルーターテーブルで倣加工(テンプレートに沿って切削すること)します。

 ビットは12mmのフラッシュトリミングビットです。



 埋木に使うパードック材を6.2mmの厚さに削り、6mmの溝に打ち込みます。
 余分な部分を切り取り、面一(本体と同じ高さにする)にします。



 フックを取り付ける穴をあけます。

 フックには8mmのチークの丸棒を使いますので、穴は7.5mmとし、
上向きに5渡の傾斜をつけてあけます。



 プレートの周囲にモールディング加工をします。

 ビットはロマンオージビットを用いました。



 全体をサンディングします、最初♯240、次に♯400で行います。

 サンディング完了後、フック用のチークの丸棒を打ち込みます。



 フィニッシュはオイルフィニッシュです。

 オスモエキストラクリアー

 オスモノーマルクリアー

 各一回ずつすり込み、最後に♯400の耐水ペーパーでオイルサンディングして
完成です。