山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

Ⅱ.旅くらしの実際:5.旅くらしのトイレ(その2)

2007-03-15 07:59:05 | くるま旅くらしの話

⑵菜食主義(Vegetarian)指向

実際に何をインプットすべきかが肝要となりますが、これは個々人で自由に決められるのが良かろうと思います。私は糖尿病の食事療法の体験(というよりも現在でも、これからもずーっと実践しなければならない)を通して、自分の食事スタイルを作ってきましたが、それを簡単に言えば「菜食主義指向」ということになります。

快便を得るためには、肉食中心の生活を捨てる必要があるように思います。全く肉を食べないという訳にも行かないでしょうから、必要以上にストイックになることはないと思いますが、せめて食事メニューの80%は植物系にしたいものです。肉や魚に食物繊維という奴がどれほど含まれているのかよくわかりませんが、牛や豚たちがせっせと食べた植物の成れの果てが彼らの身体の肉であり骨であるような気がするのです。だから、肉には殆ど食物繊維などはないように思えるのです。(本当かどうかは定かではありません) 快便の決め手が食物繊維にあることは周知のことです。だとしたら、菜食主義を目指すのが賢明だと思うのです。

私の場合は、現在の主食は野菜類といって良いような気がします。季節の野菜(今では年間を通して何でもありますが)を普通の人が食べる3倍以上は摂っていると思いますし、その分ご飯を減らし肉は殆ど食べず、たんぱく質といえば、豆腐と魚類くらいでしょうか。カロリーはアルコールで摂取する割合が多いので、そのためには歩くことに力を入れており、昨年(2006)は年間約493万歩を歩きました。もうこれは15年以上続けており、サボらないようにするためにも、毎日記録を欠かさぬようにしています。旅くらしに出ている時も、食事の内容と歩きは殆ど変わらないように心がけています。おかげさまで旅に出ているときも、在宅の時も快便は略達成されています。

菜食主義といっても様々な方法があるようですから、それぞれが自分にあったものを見つけ出し、つくりあげて行くことが大切だと思います。

(3)水分をたっぷり摂る

食べ物と合わせて大切なのは、水分をたっぷり摂るということかと思います。身体の中に諸栄養素を運んでいるのは血液ですが、この源は水であり、これが不足すると循環の機能やリズムに狂いが出てくるのではないでしょうか。私の亡き父は、殆ど水分を摂らない生活を続けた結果、通じに支障を来たし、遂に腸が破裂するという最悪の状態となり、手術の成功も空しく、そのまま寝たきり入院となり、約1年後にとうとう命を落としました。生前いくら注意し、進勧めてもお茶も飲まず、このような結果となったのです。

これより私は父のやり方を反面教師として、毎日たっぷり水分を摂ることを心がけています。水を飲みすぎると太るとかいう説がありますが、それは誤りのような気がします。確かに飲んだ直後は体重は増えますが、その後の通じに良い効果を発揮するのは疑いの無いことです。

私は、現在は主に薬用茶を愛飲し、日に2L以上は飲んでいます。夏になれば水に切替えますが、水道水はそのまま飲むことはなく、濾過器を通したものか或いは売られている飲料水を飲むことにしています。人工甘味料などの入っているジュース類は、殆ど飲んだことがありません。砂糖類とは縁を切っていますので、本当に止むを得ない時以外は決して口にすることはありません。

 (4)我慢をしない(Call of nature には、即対応)

次に、これまた当たり前のことですが、体内からアウトプットのお知らせが来た時には、我慢をせずに即対応することが大切です。特に車で移動しているような場合は、つい我慢をしてしまい、いつの間にか忘れてしまうようなことがあるものです。これが油断大敵というものでしょう。忍耐は必要なことですが、この種の我慢は、決していい結果はもたらしてはくれません。生理的欲求には、素直に、早く対応するのが一番です。

(5)下痢の仕方を覚える

この項目を入れるかどうか迷ったのですが、思い切って加えました。快便とは反対側の、かけ離れた、実に不謹慎な話でありますが、私の経験からは、便秘の退治法というか、お腹の大掃除というか、そのような方法を身につけておくのも必要かな、と思っているものですから。これは非常手段の話としてお聞きください。

快便を心がけていても、ちょっとした油断から便秘になることは結構多いものです。便秘というのも性質(たち)の悪い奴で、頭で考えるのと実際とが逆方向へ進みがちなものです。何とかしようと頑張れば頑張るほどアウトプットが言うことを聞かないという天邪鬼(あまのじゃく)性があるようです。

その罠に嵌まってしまった時、そこからどうやって抜け出すか、その解決方法がこれなのです。一般的には下剤などを使用するのでしょうが、私は、とにかく薬を敬遠したいので、食には食をもって対処するようにしています。

65年以上も人間をやっていると、自分の身体がどうすればどうなるのかくらいはある程度見当がつくというものでしょう。体調をベストの状態に保つためには、何をどう食べたら良いのかが大切であるのと同じくらい、何をどう食べれば体調が崩れるということを知っているのも重要と考えます。

勿論不断はそのようなことをしないように努めているわけですが、便秘の場合の非常手段として、私の場合は敢えて下痢を起こすような食べ方をします。その基本形は、水分の多い、熱いものと冷たいものを一挙に腹の中に入れることにあるようです。例えばラーメンを食べた後で、たっぷり冷えた牛乳を飲むなどの方法があります。

このようなことを書くのは、我ながら正気の沙汰とも思えませんが、便秘の苦しさから脱却するためには、止むを得ないと考えるからなのです。(医学的にはとんでもない話だというのは充分承知しています) 消化器系に問題を抱えておられる方は、絶対にこのようなやり方をされないようにお願いします。(やっぱりやめておけばよかったかなあ)

いやはや、トイレの話はとんだ成り行きとなってしまいました。真に尾篭(びろう)なことではありますが、しかし旅くらしの現実の中では決して蔑(ないがし)ろにできない大切なテーマだと思います。随分自分勝手の無茶な話をしてしまったような気がしますが、少しでもお役に立てば幸いです。

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