山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

Ⅱ.旅くらしの実際:2.食材について

2007-03-07 00:06:50 | くるま旅くらしの話

今回は食材についてです。旅先での食事を、外食などにあまり依存せずに自分で調理することの大切さは、前回に述べたとおりです。医食同源の考え方の実践が大切だということですが、基本は、自分が何を食べたらベストの健康状態を維持できるのかという考え方を確立させておくことにあります。

還暦を過ぎても、自分の健康保持のために何をどのような食べ方をすれば良いのか、ということが解っていない人は、案外多いような気がします。又、頭で解っていても実行できない人も多いようです。この現実の積み上げが、がいわゆる老人医療(実に嫌な響きのある言葉ですが)を膨らませているような気がします。年末に医療費控除を受ける方は結構多いようですが、私は、かつて歯の大治療をした時以外は、医療費控除を受けたことは無く、昨年も医者には一度も行っていません。高額の健康保険料をむだ払いしているようで、何だか損をしているような気にもなりますが、自分のような人間もいないといけないのだと考え、人助けの寄付をしているようなつもりでいます。

1.食材は優れた特徴のある地元物産を優先させる

さて、話を戻して旅先での食材の件ですが、これは何といっても地元特有の食材を優先させることだと思います。それが旅の楽しみの一つでもあるのですから。折角旅に出ているのに、いつもスーパーやデパートなどで買っているのと同じようなものばかりを調達しているような方は、特別の事情が無い限り、それは旅の楽しさを大きく損ねているといわざるを得ません。ましてや簡易版ばかりを求めて缶詰やレトルト食品のようなものばかりを多用している人は、これはもう医食同源の発想の圏外にいること疑いなしです。そのようなことを絶対してはならないというわけではなく、偶にはそのようなことがあっても一向差支えは無いのですが、出来る限り地元の新鮮な食材を調達し、工夫して調理をし、それを楽しみながら食べることが何より大切と思います。

私の場合は、旅先では道の駅をはじめ、地場の物産を販売する店や市場には必ず立ち寄るようにしています。肉類でも魚や海産物類、或いは野菜・果実類でも、その地方の特産のようなものを探すのは、旅の楽しみの一つで、初めてのものに出会ったときには、ある種の嬉しさと感動を覚えます。そのような場合は地元の方に取り扱い方や調理の方法などを教わって、新しい知識や経験が一つ増える楽しみを味わいます。地元との交流のきっかけともなり、新しい世界が開けてゆくチャンスとなります。

何といっても地元の物産は新鮮です。中にはそうでないものが混ざる時もありますが、そのことを通して背景などを考えると、その地方やその販売施設のいろいろなもの(問題点や課題など)が見えてきて、これ又旅を楽しむ材料となるのです。

2.自己調達も面白い

長旅であるくるま旅くらしでは、ある部分の自給自足も可能です。例えば春であれば、山菜などを採って来ていろいろいろいろ工夫して調理する方法があります。秋ならば、きのこの採取も良いでしょう。又、年間を通して海釣などは、うまく行けば手軽に食材を手に入れることができます。これらを大いに楽しむべきです。

私は、旅くらしには必ず釣竿を持参するようにしています。いつも釣れるとは限りませんが、ダメ元で太公望を楽しめばいいのです。先日のしまなみ海道では、投げ釣りで、何と真鯛をゲットしたりしましたし、北海道の夏ではカレイを初めコマイなどいろいろ釣って、食材調達に寄与しています。

山菜やきのこは、素人が闇雲に山に入るのは危険なので、今のところ自重しています。これは、地元の方と知り合いになって、一緒に連れて行って頂いて学ばないと無理のような気がします。無理して山に入らなくても、例えば東北の春には、どこへ行っても豊富な山菜が、超安値で手に入れることができますから、その調理法などをしっかり教えて貰って、それを味わうだけで北国の嬉しい春を満喫することが出来るように思います。なお、余計な話ですが、東北の春の味は山菜の天ぷらにあると思います。何年か前、売っていた春蘭の花を天ぷらで食べましたが、なかなかのものでした。ウドやタラの芽、コゴミは勿論、その他天ぷらの具財に不足するものはありません。この春の一杯詰まった山菜の天ぷらで一杯やれば、糖尿病のストレスなど一気に吹き飛びます。[しかし、やり過ぎは倍以上のお釣を伴ってやってきますので、これは要注意(笑)] 

要するに、食材の調達には旅の楽しみがたくさん詰まっているという話でした。

明日は休みます。実は学生時代の仲間の寄り合いがあり、磯節で有名な大洗へ出かけます。次回は多分9日からになると思います。携帯での投稿も考えていますが、慌てないようにします。読者の方もどうぞごゆっくりお休みください。(馬骨拝)

コメント
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