山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

Ⅱ.旅くらしの実際:10.旅くらしの中での給排水

2007-03-26 04:38:13 | くるま旅くらしの話

今回はくるま旅くらしでの給排水の話です。水についてはライフラインの所でも少し触れましたが、もう少し詳しく述べてみたいと思います。

水は先ず給水しなければなりません。家に居れば水道の蛇口をひねれば簡単に給水ができますが、旅先ではその蛇口がなかなか見つからず、困ることが結構多いのです。これをどう解決するかについては悩ましいものがあります。

先ず飲料水ですが、これは市販のペットボトル入りのものなどを利用するのが無難でしょう。しかし費用もかかりますから、もし一般の水道水を使うのなら、そのまま飲むのは避け、必ず煮沸してから飲料とするのが大切かと思います。問題は、洗い用の水を含めて何処で給水するかということです。

私の場合は、最初は洗濯機の排水用のホースを持参し、トイレの手洗い場から10Lほどを汲ませて貰っていましたが、どうも公共の場所で水泥棒をしているような感じがして、よほどの非常時以外はやめることにしました。最近は、トイレの洗い場の殆どが自動栓となっており、汲むのが大変です。どうしても汲まなければならない場合は、洗濯機の排水用ホースは必需品です。

給水箇所として一番多いのは、公園の水飲み場です。管理をする人がいる場合は、お断りをしますが、いない場合はそのまま汲ませて貰っています。水を汲む必要が生じたら、公園を探すようにします。公園には水飲み場が作られていることが多いし、駐車スペースも確保し易いので、助かります。

殆どの道の駅には給水設備がないので、非常時は前述のトイレの手洗いの水を使ったりしますが、道の駅の売店等で営業用の水道がある場合は、汲ませて貰えないかどうかを訪ねて、許可を頂いて汲むようにするのがいいと思います。この他、コンビニなどでもお願いすれば少しの水ならば汲ませて貰える店が多いと思います。

願望としては、道の駅には有料でいいから、誰もが使える給水設備を必ず備え付けて欲しいものです。洗い物とはいえ、トイレの傍の水を使うのは気が引けます。

この他、いわゆる名水というものが全国に点在していますので、私の場合は、旅に出るときはそのリストを必ず持参して利用するようにします。名水は、洗い物は勿論、飲料水としても優れているものが多いので、安心です。

なお、給水用の容器として10Lのポリタンを使うようにしています。名水の汲み場などでは、容量の小さな空のペットボトルを何本も持ってきて汲んでいる人がいますが、場所を独り占めにするだけでなく、給水の効率も悪く時間がかかるので、先ずは容量の大きいポリタンクなどに汲み、その後で小さなボトルに詰めるようにするのがエチケットだと思います。

次に排水ですが、私の車の場合は、排水タンクに溜まった水は、側溝を探してそこに流すようにしています。洗い物には洗剤類は使わないようにしていますので、自然環境への影響は少ないと思います。一般の方にはトイレの水を流しているような誤解を受けることがありますので、あまり人が多い所では流さないようにしますが、排水は溜めないように心がけ、早めに流すのが車への負担をかけないためにも大切と思います。油を使うような料理や魚などを食べる時は、最初から紙製の食器を使うようにし、洗う手間を省くと共に洗剤を使わないで済むようにしています。多少費用はかかりますが、洗剤を用いて多量の水を使うよりは安いように思います。

給排水の考え方や要領は旅車の種類等によっても異なると思いますが、それぞれの機能や状況にあった方法を自分なりに決められればそれで良いと思います。基本は、世間に迷惑をかけないこと、唯我独尊の行動を慎むことが肝要です。

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