山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

Ⅱ.旅くらしの実際:3.旅くらしのライフライン(その1)

2007-03-09 12:01:18 | くるま旅くらしの話

日から8日にかけて、たった1泊で大洗へ行ってきました。久しぶりに旅の宿なるもにお世話になりました。くるま旅くらしの宿は、いつもの変り映えのない車の中ですから、ホテル風の宿は超デラックスの感じがしましたが、何か物足りないのは、くるま旅に慣れてしまっているからなのかもしれません。久しぶりに昔の仲間が集って、相変わらずのわけのわからない懐古談(このような話題のときは個性派の人物が話題の中心となることが多いのですが、我々の場合は、それがひどくて、たった一人の専横者にしてやられるの感じがあります)に時を忘れて過ごし、慌しく帰ってきました。今日から又続きを始めます

 今回はライフラインについて考えて見たいと思います。在宅時の一般的なライフラインといえば、①水道②電気③ガス④道路⑤鉄道⑥電話などが挙げられますが、さて、くるま旅くらしとなりますと、何が生命線となるのでしょうか? これは結構悩ましい問題のような気がします。何しろくるま旅くらしは、住む家を背負っての生活でありますから、生命線というのは、置かれた状況によってかなり違ってくるような気がします。

私はくるま旅くらしのライフラインを考える時は、次の二つが基本となるように思います。その1は、旅車の健康と安全であり、もう一つはコミュニケーション手段の確保だと思います。

⑴旅車の健康と安全の確保

くるま旅くらしの命綱となるのは、何といっても旅車そのものだと思います。これが動かなくなったり、壊れたりしますと、旅は即刻終わりとなります。ライフラインという場合は、天災地変などにより生活の根幹が破壊された様な状況で、何が生命を確保する基盤となるかということだと思いますが、旅くらしの場合は、そのような出来事に遭遇した場合は、できる限り早く危険地域から脱却するのが第一ですから、そのためには車自体が健康でないと動きが取れません。この意味で、前回まで述べた平素からの旅車の手入れ、取扱いに、改めて思いを馳せて頂きたいと思います。

しかし、実際に天災地変はいつ、どこで、どのような形でやって来るかわかりません。この全く予測・予知のできない状態にどう対応するかが大切なわけですが、私の場合は、次のように考えて対処するようにしています。

①旅車の通る道を選ぶ

目的地を決め、そこへ向うのにどの道を通って行くかという選択は、車の安全走行にとってかなり重要なテーマだと思います。現代人は、基本発想として最短路を選択する傾向が強いからです。確かに最短路は経済的と考えられますが、もしそれが想像以上に細く、山の渓谷や崖下に沿った道を曲がりくねって造られているような道を走る場合は、豪雨時や強風時などは運転に大きな不安と支障を来たすに違いありません。特に悪い気象条件の中では、多少遠回りしても広くて手入れの行き届いた道路を走るように心がけたいものです。気象状況を無視して、何でもかんでも最短路を選ぶというやり方は、常に危険を目指していると言っても良いほど愚かな行為だと思います。

私の場合は、ナビ無し主義なので、ナビによる不都合は経験したことはありませんが、最初の頃はやはり最短主義から抜けられなくて、国道なのだから大丈夫だろう、何とかなるだろうと山道にチャレンジしてヒヤヒヤしっぱなしの経験を何度かしたことがあります。国道といっても番号が300を超えるような路線で、山間を通るような場合は、要注意です。道路番号が大きくても、平地を走る道ならば何とかなりますが、山間地では、離合がやっとというような道が結構多いのです。出発前に、凡その道路状況を確認する中で、悪天候の場合は、出来得るならば番号の大きい山間道を走るのは避けるべきと考えます。最近でも崖崩れや土砂災害のあおりを喰ったドライバーが命を落としたというようなニュースを聞いたりしますと、くるま旅くらしにとっても、どこを走るかを的確に選ぶことが大変重要なのだなと考えずにはいられません。

メインの道路から外れて、細い道を通らざるを得ない場合は、慎重に前後周囲の状況を確認しながらスピードを落として進むという心がけが何よりも大切です。  (この後は明日へ続きます)

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