山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

Ⅱ.旅くらしの実際:7.旅くらしの装い

2007-03-18 02:11:36 | くるま旅くらしの話

今回は少し視点を変えて、旅くらしの装い、即ち服装などについて述べてみたいと思います。最初にお断りしておきますが、ファッション的な装いについては、私は全くダメで、専ら機能的面からの話となりますので、ご承知置きください。

ということになれば、実はお話することは殆ど無く、むしろ私の方が皆様に教えを乞うというのが筋ではないかと思ったりしています。私は着たきり雀でも一向に気にならない主義で、同じ着衣を何組か揃えて購入し、それらを交換しながらずっと着続けるというような着方を好む者です。要するに何をどう着るかは女性ならずとも、自分の好み通りにされればいいことで、どうのこうのと口をつける話ではありません。

只一つだけ着衣のことで忠告することがあるのは、長期の旅ではどのような季節であれ、「防寒」のための備えは万全を期しておく必要があるということです。暑い季節に暑い地方を旅する場合は、さすがに防寒対策は無用だと思いますが、暑い季節であっても北国や高山帯を訪れる時には防寒への対策は不可欠です。

一昨年の夏、7月半ばの頃だったと思いますが、北海道の中央北部にある美深という町のキャンプ場で、仲間と一夜歓談に興じた時は、思いもよらぬ寒さに、メンバー一同が慌てて防寒用の着衣を探しに車に戻ったりして大ごとでした。北国の夏は、決して寒さを置き去りにはしていないことを思い知らされた次第でした。この他、真夏といっても1,000mを超えるような場所にあるキャンプ場では。気候の変動によっては、夏用の着衣や寝具では対処できないようなことが起こります。ま、このような場合は、下界に降りれば済むことですが、折角の来訪のチャンスを無駄にしかねませんので、予め防寒の対策を考えておけば、別格の避暑の味わいを楽しむことができます。

人間というのは、暑さに対する着衣対応の限界は裸になるまでであり、後は人口的な空調対応くらいしかありません。(北海道の場合は、暑くてどうにもならないときには、高山帯にある宿に逃げるという手がありますけど) しかし、寒さへの対応となると、これは着衣がものを言います。寒ければ車の中に入って暖房をすれば良いと考えますが、それはジッとしているのが好きな人の話であって、昼間や夕方の活動時間帯のアウトドアでは、着衣が無ければ活動ができなくなります。我慢して無理をすれば体調を崩すことにもなりかねませんから、寒さに対しては予めの対策を講じておくことが肝要です。防寒用の着衣(セーター、ブルゾンなど)を何点か必ず持参するようにしたいものです。

旅の装いは普段着のままでというのがモットーです。くるま旅くらしそのものが普段の生活の延長にあるという考え方が基本ですから、いつもと同じような服装が当然であり、凝る必要など全く無用です。カジュアルな着衣で大切なのは清潔ということでしょう。持参している着衣を洗濯のタイミングと合わせて上手く回転させ、必要最小限の持参数で長期間の服装に対処する工夫が大切だと思います。何しろ車の中は狭くて、収納の問題は、着衣だけではないのですから。  この項はこれで終わりです。

入門講座ということで、随分細かいことまで書かせて貰っていますが、恐らく読まれておられる方は、退屈されているのだと思います。本当は質問を受けて答える方式が良いのだともいますが、とにかく勝手にやっていますので、やむを得ません。書いて欲しいテーマなどお寄せ頂ければありがたいと思っているのですが。ご質問があればメールで是非どうぞ。メールのあて先は、vacotsu8855@mail.goo.ne.jp  です

 

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