山本馬骨の くるま旅くらしノオト

「くるま旅くらしという新しい旅のスタイルを」提唱します。その思いや出来事などを綴ってみることにしました。

Ⅱ.旅くらしの実際:8.宿泊場所の選び方

2007-03-19 05:44:13 | くるま旅くらしの話

今日は旅先での宿泊場所の選び方をどのようにしているかについて、私どもの実際を紹介することにします。

前にも述べました様に、私どもの旅くらしは行き当たりバッタリの行程ですから、宿泊はその日になって見ないと決まらないし、決まるのもかなり遅くなって夜になってしまうようなことも時々あります。このようなやり方は必ずしも自慢できるものではなく、もう少し計画的に行程を決めておく方がベターかも知れません。

さて、宿泊場所ですが、これは勿論旅する目的、季節や旅先などにもよるのですが、大雑把な基本形をとしては次のような考え方で毎日を過ごしています。

①朝(もしくは前夜)、地図や資料を見ながら大雑把な行程を決め、宿泊予定場所(エリア)を決める

②当日の目的などを果たした後、今日の宿泊場所を決める

③現地に着いたら、周囲状況を確認しOKならば宿泊体制にはいる。ダメならば別候補地を探す

④途中で気に入った場所が見つかった時は、早めにそこに泊ることを決め落ち着く

気ままな旅くらしの場合は、誰でもこのような形で毎日の宿泊先を決めながら旅を続けるのだと思います。実際の宿泊場所の選定ですが、多くの場合は、次のようにして決めています。

⑴温泉のある場所近くの道の駅、もしくはそれに順ずる施設を探す 

旅の疲れを癒すには温泉が不可欠です。毎日ではなくてもせめて隔日くらいのペースで入浴を楽しみたいものです。幸い全国何処へ行っても温泉施設は点在しています。温泉を見つけるには地図などの手許資料のほか、道の駅などにはそのエリアの情報の中に温泉施設が入っていることが多いので、それを活用します。資料が無い時は地元の人に訊いて見れば交流のきっかけともなります。道の駅については、AC(オートキャンパー)誌の付録(毎年2・3月号に最新の道の駅情報を載せた付録が発行される)を活用させて頂いています。 この他、いわゆる「秘湯」というような所へも時々は行きますが、道道路状況が厳しい場合が多いので、要注意です。

⑵温泉の駐車場に泊る

これが一番理想的な泊り方だと思います。温泉が見つかり、そこの駐車場などに余裕がある場合には、入浴の前に今夜ここの駐車場に泊めさせて貰っていいかどうかを受付で聞きます。ダメもとで良いわけですが、意外とOKを貰えることが多いようです。  又、少しリッチな気分を味わう場合は、これは有料となりますが、日本RV協会が提唱している「くるま旅クラブ」に入会すると、温泉旅館の駐車場に泊り、その旅館での食事などが利用出来るシステムもあります。旅館やホテルに宿泊しなくてもかなりの割安料金で、温泉や食事を楽しむことができます。

⑶キャンプ場又はオートキャンプ場を利用する

これは夏を中心とした季節の旅で、私どもの場合は北海道や東北エリアの旅で多用します。特に長期滞在の場合は、無料のキャンプ場にお世話になることが多い(主に北海道)です。AC電源が必要な場合は、オートキャンプ場にお世話になりますが、結構高料金(無料から比べれば高い)ので、長期滞在というわけには行かず、利用は短期間です。北海道などでは、低料金のオートキャンプ場や無料のキャンプ場などがたくさんありますので、地元の人やくるま旅の仲間の人に声をかけて情報を貰うのが一番だと思います。情報通の人が多いのには驚かされます。

⑷やむを得ぬ場合の宿泊先として高速道のSAやPAの利用も  

移動の途中で日が暮れてしまい、適当な場所が見つからないような場合は、高速道のSAやPAも宿泊場所として利用させて貰うことがあります。トラックなどの騒音が厳しいですが、仮眠的に考えれば止むを得ないと我慢します。

⑸宿泊前の確認事項

これについては、ライフラインの項目などで触れていますが、安全確保などの面から次のような点をチエックしておくことが大切かと考えます。

①天災地変に対応できる場所か 

いざというときの安全が確保できるロケーションであること(強風、集中豪雨、地震、火災)を周囲の状況見ながら確認しておく。逃げ道があるかどうかも確認の大切なポイント。目的地に到着したら、車を降りて周辺を歩いて確認することが大切です。だろうはダメ。

②トイレは確保できるか

  夜間車のトイレを使用しない場合は、これは必須条件となります。又翌日の カセットトイレの処理などのためにも、確認しておく必要があります。

③水の供給は可能か

  水は生活の絶対的な必需品です。私の場合は、飲料水は市販のものや名水などを汲んで使いますが、洗い物などの水は補給しなければならず、給水が可能かどうかは気になるものです。無ければ我慢して、別途給水できる所を探す必要がありますが、給水のできる場所であれば、早めにタンクを満たしておくことが大切です。いつ、何が起こるか分からないと考えての対応をしておくに越したことはありません。

④騒音対応は大丈夫(我慢の範囲)か

  トラックなどの騒音の他、安眠妨害の音は意外とたくさんあるものです。近くの設備のモーター音、海や川の波やせせらぎの音、出入りする車のドアの開閉音や人声等など結構多いのです。これらを配慮した位置取りが大切と思います。

以上のようなことがらが、旅に出掛けた時の宿泊の選定に際しての私どもの日常です。ごく当たり前のようなことですが、現実は結構厳しくて、まさに想定外の出来事が起こることも多いのです。そのような場合は、臨機応変に対処するしかありません。

 今日は字数制限があるため、文字が小さくなってしまいました。申し訳ありません。明日からしばらく休みます。(ホームページ作成中のため)

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