Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

「我に師匠なし」

2020年02月13日 | Weblog
「我に師匠なし」
宮本武蔵の言葉です。

自ら死地を切り拓き、
剣禅一如の境地を求めた宮本武蔵ならではの
強烈な言葉です。

ふと、私の師匠は誰だろうかと思いました。

尊敬する人は多くいます。
しかし、それは経営者の方々に多いのです。

尊敬する教育者として、
森信三先生や東井義雄先生、
その他、多くの先人たちには私淑していますが、
みな故人であり直接お目にかかったこともない先達です。

(私淑=直接に教えは受けないが、
ひそかにその人を師と考えて尊敬し、
模範として学ぶこと。)

思えば、私は日本思想史学を学び、
日本文学を学び、ビジネスの世界に身を置き、
教育畑は全く歩いていないのです。

だから学閥に絡め取られることもありませんでした。

教授や誰かの下に立場や権威といった何かを得、
その代わりに自由や何かを失うということも
ありませんでした。

強いて教育の世界における師をあげれば、
国語教師だった私の父なのかもしれません。

勿論、これまでに出会った様々な先生方の教えは、
私の潜在意識の中に入っていると思いますから、
敬意と感謝は忘れないつもりです。

ただ、私に明確な師匠がいないから、
私は後継者を育てられないのではないかと、
ふと思い当たりました。

これからどのように教育の道を歩いて行くのか。
自問自答は続きます。

しかし、時間が限られています。
とにかく全力を尽くします。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする