山中與幽人對酌
李白
山中與幽人對酌
兩人對酌山花開
一杯一杯復一杯
我醉欲眠卿且去
明朝有意抱琴來
(書き下し)
山中にて幽人と対酌す
両人対酌すれば山花開く。
一杯一杯また一杯。
我酔うて眠らんと欲す卿且く去れ。
明朝意あらば琴を抱いて来たれ。
(現代語訳)
山中で向かい合って酒を呑んでいると、
山の花が開く。
一杯一杯また一杯
私は酔って眠たくなってきた。
君、しばらく帰ってくれ。
明日の朝、気が向いたら
琴を抱いて来ておくれ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
李白は詩仙と呼ばれた。
杜甫は詩聖と呼ばれた。
私は酒を愛した李白が好きだ。
李白の詩の世界が好きだ。
私も酒を愛し、詩を愛する。
私の尊敬する横山大観も酒を愛した。
酔っ払うと素の自分が出てきて、
見苦しいこともある。
私もきっとそうかもしれない。
いや、きっとそうだろう。(笑)
しかし、李白の詩を読んでいると、
そうしたことも馬鹿馬鹿しくなる。
人生は短い。
大いに酒を楽しもうと思う。
50回忌を迎える、
私の祖父の戒名は、
春酔院澄心居士。
私の亡父が勝手に付けた戒名だ。(笑)
しかし、実によく付けたものだと思う。
人生にはハンドルの遊びも必要だ。
ずいぶんと余裕の無い、
非寛容な社会になってきた。
飲んだくれていた祖父は、
今という時代に生まれていなくて、
本当に幸せだったとつくづく思う。
李白
山中與幽人對酌
兩人對酌山花開
一杯一杯復一杯
我醉欲眠卿且去
明朝有意抱琴來
(書き下し)
山中にて幽人と対酌す
両人対酌すれば山花開く。
一杯一杯また一杯。
我酔うて眠らんと欲す卿且く去れ。
明朝意あらば琴を抱いて来たれ。
(現代語訳)
山中で向かい合って酒を呑んでいると、
山の花が開く。
一杯一杯また一杯
私は酔って眠たくなってきた。
君、しばらく帰ってくれ。
明日の朝、気が向いたら
琴を抱いて来ておくれ。
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李白は詩仙と呼ばれた。
杜甫は詩聖と呼ばれた。
私は酒を愛した李白が好きだ。
李白の詩の世界が好きだ。
私も酒を愛し、詩を愛する。
私の尊敬する横山大観も酒を愛した。
酔っ払うと素の自分が出てきて、
見苦しいこともある。
私もきっとそうかもしれない。
いや、きっとそうだろう。(笑)
しかし、李白の詩を読んでいると、
そうしたことも馬鹿馬鹿しくなる。
人生は短い。
大いに酒を楽しもうと思う。
50回忌を迎える、
私の祖父の戒名は、
春酔院澄心居士。
私の亡父が勝手に付けた戒名だ。(笑)
しかし、実によく付けたものだと思う。
人生にはハンドルの遊びも必要だ。
ずいぶんと余裕の無い、
非寛容な社会になってきた。
飲んだくれていた祖父は、
今という時代に生まれていなくて、
本当に幸せだったとつくづく思う。