かつて、アメリカに続きソ連が核開発を行なった時
反原爆団体が、「ソ連の核実験などに対して
なぜ抗議行動を起さないのか?」と問われて
「アメリカの核は汚い核(侵略用)だが、
ソ連の核はきれいな核(防衛用?)なので問題ない」
と主張したそうだが、兵器は兵器である。
きれいもきたないもあるまい。
軍国主義という言葉も良く耳にするが、
意味のとらえ方を間違ってはいないか。
軍事力によって、
他国を侵略する意図を持つ
人々なり国家なりを軍国主義というのである。
今、日本を侵略する意図と力を持つ国はどこか?
そして、それを防ぐ意図と力を持つ友軍はどこの国か?
そんな単純な理屈が、
解らなくなっているのが、
今日の日本という社会である。
「その主義主張は、結果として誰を利するのですか?」
という問いを、常に発して物事を考えなければならない。
地理と歴史を学ぶことの重要性は、そこにある。