Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

地理と歴史

2015年01月15日 | Weblog

かつて、アメリカに続きソ連が核開発を行なった時

反原爆団体が、「ソ連の核実験などに対して
なぜ抗議行動を起さないのか?」と問われて

「アメリカの核は汚い核(侵略用)だが、
ソ連の核はきれいな核(防衛用?)なので問題ない」

と主張したそうだが、兵器は兵器である。
きれいもきたないもあるまい。

軍国主義という言葉も良く耳にするが、
意味のとらえ方を間違ってはいないか。

軍事力によって、
他国を侵略する意図を持つ
人々なり国家なりを軍国主義というのである。

今、日本を侵略する意図と力を持つ国はどこか?
そして、それを防ぐ意図と力を持つ友軍はどこの国か?

そんな単純な理屈が、
解らなくなっているのが、
今日の日本という社会である。

「その主義主張は、結果として誰を利するのですか?」

という問いを、常に発して物事を考えなければならない。


地理と歴史を学ぶことの重要性は、そこにある。




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風刺画

2015年01月15日 | Weblog
風刺画が発端で、
極めて血なまぐさい事件が起こり、
そして極めて血なまぐさい対応がとられている。

フランスの国歌「ラ・マルセイエーズ」の
一番の歌詞は以下の通り。

「祖国の子どもたちよ、栄光の日がやってきた!
我らに向かって、暴君の血塗られた軍旗がかかげられた
血塗られた軍旗がかかげられた
どう猛な兵士たちが、野原でうごめいているのが聞こえるか?
子どもや妻たちの首をかっ切るために、
やつらは我々の元へやってきているのだ!
武器をとれ、市民たちよ
自らの軍を組織せよ
前進しよう、前進しよう!
我らの田畑に、汚れた血を飲み込ませてやるために!」

歌詞を読めば、フランスの対応は十分に理解できる。


言論は自由である。
しかし、品位があってしかるべきだと私は思う。

我々が陛下を風刺されたくないのであれば、
他を風刺しないという品位もまた大切だ。

本当に人間としての価値を平等ととらえるのなら、
その言論には品位が生じるのではないか。

上から見下していれば、
そのことにも気づかないだろう。

日本の本物の武士は、戦いに勝っても、
勝ちどきはあげたが、喜ばなかったようだ。

勝ちは相手の死を意味するからである。

相手の死に敬意を払い、
その家族や子孫のことを慮れば、
決して喜べないものであるし、
明日は我が身といつも考えていたのだろう。

相手を敬わない者は、
相手にも敬われないのだ。

しかし、その考えは日本だけのものである。

私たちは世界の人々の考え方と行動様式を学ばなければならない。

そして、私たちの考えを発信しなければならない。

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