Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

視界の違い

2013年06月23日 | Weblog
組織のトップは、
山の頂に立っています。

その視界は、
頂であるが故に、
360度見えています。

頂に立ってみなければ、
頂に近いところにいたとしても、
360度の視界を持つことはできません。

180度の視野と、
これまで登ってきた、
裾野の方までの視野があるだけです。

しかし、
険しい山を登ってきた苦労は、
それぞれにあります。

頂にいる者も、
9合目にいる者も、
5合目にいる者も、
2合目にいる者も、
それぞれの立場と苦労があるのです。

そのことを理解しておかなくてはならないと思います。


頂に立てば、
裾野の方が見えにくくなります。

断崖絶壁の下で何が起きているかも、
上から見ていれば見えなくなってしまいます。

一方、

9合目にいても、
360度を見ているトップの判断は、
時として理解できないこともあるでしょう。

だからこそ、
お互いに伝え合うことが大切になるのだと思います。

そして、そこには、
山を登る意味を共有しようと願う心と、
人間としてお互いを信頼する心とがなければ、
伝える意志は失われていくのだと思います。








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