東京多摩借地借家人組合

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安い立退料で立ち退き迫る 不動産業者が毎日押しかけ大声で叫ぶ 兵庫借組

2023年02月07日 | 底地の売買 地上げ
兵庫借組の相談で立退き問題が令和2年に47・6%、令和3年が40%、昨年の令和4年62・6%と急増。立退き問題で共通していることは古い借地・借家で空き家が多く、経営者が高齢で空き家空き室をリフォームすることができず、放置された物件を業者が安く買い取り、残された借地借家人に対し、安い立退料で立退きを迫る事件が横行。多くの借地借家人は高齢で年金生活、単身で新しい借家は年齢的に拒否され、受け入れる借家がほとんど見当たらないのが現状です。

兵庫借組の相談で立退き問題での多くは引越料と立退料は数十万円で、転居先には近くに風呂屋がないため、風呂付住宅で探すと、現在の家賃の差額は1ヵ月2万円ほど高くなります。公営住宅の募集の単身者住宅は特に少なく応募しても入居できないのが現状です。

 尼崎市内で発生してる事例では、5軒長家で2軒が空き家になっている借地人に対し、新しく底地を買い取った業者が「建物が老朽化して地震が発生すると危険だから立ち退けと通告」し、借地人が立退きを拒否すると毎日押しかけ、そして空き家の部分を切り取ると脅され、組合に相談に来ています。また、尼崎市内の中心地で100坪程の借地に2棟の5軒長屋の半分が空き家の土地を買い取った地主が立退き要求。5人全員が組合加入し、新しい地主に対し、立退きを拒否すると1日何回も訪問し、当事者の返答がなければ大声で呼び出す。空き家の入口のドアと窓を破壊し、入口を封鎖のため「出入り禁止」と書かれたテープを貼る等の嫌がらせを行っている。組合では弁護士に協力依頼し警察に対しては違法行為を取り締まるよう申し入れを行い、地主の横暴を許さない構えで頑張っています。

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