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足立区北千住で脱法ハウス? 契約期間6か月の事務所賃貸借契約

2016年12月27日 | 貧困と格差
 足立区千住地域で「事務所賃貸借契約」をしている深野さん(仮名)は、昨年12月家主から「建物の浸水と老朽化で取り壊すことになり通知後6か月で契約は終了する」との通知書を受け取った。急の通知に区議会議員事務所を尋ね組合を紹介された。

 深野さんは4年前からこの物件に入居し、初期契約期間は6か月間(普通借家契約なので1年以下の契約は無効)で更新されず、期間の定めのない契約のままになっている。

事務所の広さは驚くことに3・15㎡で賃料は月額3万5千円で他に電気代・共益費等を払っても5万円以内で済むという。3階建てのビルに事務所(住居)が合計30室以上ある。これは脱法ハウスではないか。北千住駅からも近く、仕事先へのアクセスもよく、2畳もない部屋でも住み心地が良いとのこと。
 組合では、確かに築30年以上経っているが、本当に解体し、新築する計画案があるのか。6か月以内に同家賃の物件を仕事をしながら探すのは無理があるとの文書を送りつけて様子見る。通知は深野さん一人だけで入居者全員に通知されているか調べる必要があると助言した。

 この物件のホームページを検索すると、今でも同別件の入居案内が掲載され募集も引き続き行われている。この事実を踏まえると、深野さんだけを標的にしているようで、他に理由があるのか全く不明である。


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