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半数が「このまま永住」 築25年以上のマンション

2006年06月19日 | 最新情報
2006年06月19日08時51分
 現行の建築基準を下回る旧基準で建設された築25年以上のマンションの半数の世帯が「改修せずにこのまま永住する」と考えていることが、マンション管理大手、長谷工コミュニティの調べでわかった。居住者の高齢化が進む中、建物の耐震性や防犯面に不安を感じるものの改修費用などを負担しきれないと考えているようだ。

 同社が東京、神奈川、埼玉、千葉4都県で管理しているマンションのうち、築25年以上の34物件計4363戸の居住者にアンケートを実施した。回収率は36%。

 今後の改修、住み替えの予定について聞いたところ、「このまま永住する」と回答した世帯が51%と最も多く、次に多い「改修して、住みやすくする」は18%だった。

 また、現在住んでいるマンションの不安面を複数回答で尋ねたところ、「建物の老朽化、将来の耐久年数」が12%を占め、「防犯対策」の10%、「防災性」の7%と続いた。

 回答世帯の47%は世帯主が60歳以上で、65歳以上の世帯では独居か夫婦のみが65%を占めた。

 震度7程度の地震でも人命に危害を与えないことを求められている現行の建築基準は、81年から適用されている。国は現基準を満たしていない住宅が全国の4700万戸の24%の1150万戸にのぼるとみて補強工事の助成策などを打ち出しているが、目立った成果を上げられないでいる。

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